導入事例

ファクトリーオートメーション分野を中心にビジネスを展開する制御機器の総合メーカーであるIDEC株式会社(以下、IDEC)。国内外の全拠点にまたがるクレーム対応業務において、旧システムの老朽化や、システム間の分断による手作業での二重入力、紙ベースでの運用など多くの課題を抱えていた。この状況を打破するべく、同社はアルプス システム インテグレーション株式会社(以下、ALSI)がintra-martを基盤として提供する「ECOASクレームマネジメント(intra-martパートナーソリューション)」の導入を決断。現場との要件のすり合わせを徹底しつつ、全拠点でのリアルタイムな情報共有や、SalesforceおよびMicrosoft Teams(Teams)との連携を実現することで、顧客への迅速な対応と圧倒的な業務効率化を成し遂げた。
課題
IDECは、ファクトリーオートメーション(FA)分野を中心に、人と機械をつなぐインターフェース製品を開発・製造・販売する制御機器の総合メーカーだ。特に産業用ロボットなどのメンテナンス時に作業者の安全を確保するための3段階の動作を持つ安全スイッチである「3ポジションイネーブルスイッチ」では、世界シェアの9割を占める。創業以来「安全」に対する強いこだわりが企業文化の核となっている。近年は「安全=生産性を下げるコスト」という旧来の認識を覆し、機械と人間が協調することで働く人のウェルビーイングを高めようとする次世代の安全思想「協調安全(Safety2.0)」の普及にも精力的に取り組んでいる。
同社製品の高い品質を維持・向上させるための重要なプロセスが、クレームへの対応だ。従来のクレームマネジメントシステムが2024年にサポート終了を迎えるのを機に、クレーム対応にまつわる業務課題の抜本的な解決へと乗り出した。
当時のクレーム対応のプロセスには、アナログな作業が少なからずあった。まず、顧客からクレームを受けた営業部門が案件を起票し、それを受けて品質部門が、生産工程上の問題に起因するクレームであるか調査・解析する。生産工程上の問題に起因する可能性があれば、工場ごとに紙の再発防止依頼書を作成して生産部に連携。それを受けて生産部は再発防止策を策定し、再び紙媒体で品質部門に提示。品質部門は紙の再発防止策を基に作成した報告書を営業部門へ連携。営業部門がそれを基に顧客へ回答する流れだった。同社品質保証センターの藤原 章督 氏は、このプロセスの課題を次のように説明する。
品質保証センター
グローバル品質保証グループ
藤原 章督 氏
「従来のクレームマネジメントシステムは、営業部門が顧客管理システムとして利用しているSalesforceと連携していなかった。そのためクレームが発生した際には営業担当者がSalesforceへ入力した内容を、クレームマネジメントシステムに手作業で転記する必要があり、二重入力が発生していた。さらに、品質部門の調査によって生産工程上の問題の可能性があると判断されると、各工場で再発防止依頼書が作成される。それらはExcelで作成したものを紙に出力して回覧しており、多大な時間を要していた。また、これらの書類はクレームマネジメントシステムと紐づけられていなかったため、本社の品質部門が再発防止策を把握しづらかった」
同社は世界各地に拠点を設けており、グローバルでの情報共有も大きな課題であった。旧システムの文字コード制約のため、例えば中国の蘇州や台湾の生産工場で発生したクレームの内容を中国語で入力できず、日本語が分かる現地スタッフが翻訳して入力するか、手書きの生データをPDF化してシステムにアップロードする運用になっていた。また、日本以外の拠点でのクレーム情報は月次でまとめる運用であり、現地で処理を完遂したクレームは、月末の集計報告まで日本の本社がその存在を把握できない状態だった。そして各拠点と日本との時差のため、現地時間の終業まで情報連携を待たなければならず、月次集計では必然的に残業が発生していた。
さらに、経営層への迅速なエスカレーションという観点でも従来のシステムは構造的な課題を抱えていた。旧システムでは全てのクレームが同一のワークフローで処理されており、数ある案件の中でもどれが「重大クレーム」なのかを抽出・把握することが困難だった。現場から声が上がらない限り経営層は事案の重大さに気付きにくいという事業上のリスクがあった。
下記のフォームから必要な情報をご入力の上、送信をクリックしてください。
導入した背景や効果、今後の未来をお読みいただけます。
※営業目的でのご閲覧はご遠慮ください。

アグレックスは、ITサービスインテグレータとして40年以上の実績を持ち、intra-mart事業では2025・2026年にPartner Awardを連続受賞、プラチナパートナーにも認定されています。
ハウス食品グループ本社様では、内製開発を継続的に推進するための開発手法や運用ルール、教育体制の整備が課題となっていました。
課題の解決に向けて当社は、開発ルールの策定、内製化を進めるための各種ドキュメントの整備、そしてintra-martの技術サポートを提供することで、お客様が自立して開発できる体制づくりを支援しました。
今後もAI活用やデータ利活用を含めた継続的な改善活動を通じて、DX推進と内製化のさらなる発展を支援してまいります。
業務プロセスのデジタル化
フルオートメーション化で
柔軟な働き方と圧倒的な生産性を

case
国内の著名企業を中心に10,000社以上のお客様に導入されています。
業務プロセス改善に関するお役立ち情報を
発信しています。
