導入事例
課題
2016年の電力小売全面自由化を大きな契機として、関西電力グループは電力事業というコアビジネス以外のビジネスの柱を強化し、経営体力の強化を図っている。2019年4月にグループの組織再編に伴い発足したオプテージは、電力以外の主要ビジネスを担い、インターネット回線サービスやモバイル通信サービス、システム開発・運用・保守などを幅広く手がけている。
法人向けには、通信サービスを核に、クラウドインフラやデータセンター関連サービス、サイバーセキュリティ関連の製品・サービス、IoT機器、アプリケーションやSIサービスなどを顧客のニーズに応じて組み合わせ、オールインワンのソリューションとしてサービスを提供している。近年、こうした法人向けソリューションの工程管理が課題になっていた。経営本部 コーポレートITシステム部 設備・工事管理システムチーム マネージャーの勝木 航 氏は次のように説明する。
「例えばお客様からクラウドサービスとセキュリティアプライアンスを組み合わせて提供してほしいというお申し込みがあった場合、当社側の担当部署は細かなサービス単位で分かれているので、別々に工程を管理することになる。しかし、この工程管理が標準化されておらず属人化していた上に、部署間で情報を共有する仕組みがなく、お客様単位でソリューションの提供状況の進捗を把握するのが難しかった。各サービスの工程を把握している担当者が交代したときの引き継ぎもスムーズにいかないなどの問題が顕在化していた」
従来、営業担当者が顧客から申込書を取得した後は、サービス担当部署ごとにバックヤードの担当者がスプレッドシートなどを使って納期を管理していた。勝木氏が例示したケースでは、クラウドサービスの利用開始に向けてセキュリティアプライアンス製品の設置・設定作業の日程などを調整しようとすると、個人がそれぞれの手法で管理しているスプレッドシートの情報を突き合わせる必要があった。また、システムの設計・構築担当部署と運用管理や保守担当部署との間でも情報が分断されており、特に運用管理、保守側の現場から現状を危惧する声が上がっていたという。
当時は、経営課題として業務の標準化とそれに合わせた社内システムのアーキテクチャー刷新に着手したタイミングでもあった。工程管理のデータを活用してビジネスプロセスの最適化を図るべきという気運も高まっていた。経営層の方針と現場の課題感がマッチした結果、法人向けソリューションの工程管理について業務標準化とシステム化を合わせて進めることになった。
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オプテージ様のソリューションサービス事業における工程管理を実現するシステムとして、intra-martを導入させていただきました。
BBSのサービスは、長年の経験とノウハウをベースとしたM-SI方法論に基づき、専門的な知見を持つコンサルタントが、お客様の目標や事業特性を踏まえ「めざすべき姿」を描き、お客様と一体となって具現化していきます。
本プロジェクトでは、PoCによる実現化検証から導入、定着化まで一貫してサポートさせていただきました。導入工程では、アジャイルとウォーターフォールを組み合わせたハイブリッドアジャイル方式でプロジェクトを推進し、お客様エンドユーザーを巻き込んだ現場巻き込み型でのDXを実現しました。
本プロジェクトで培ったノウハウを活かし、各企業様への提案・導入に取り組んで参ります。
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