導入事例
日本特殊陶業株式会社様
NGKブランドのスパークプラグ、NTKブランドのニューセラミックを二つの柱としてグローバルに事業展開を行っている日本特殊陶業。同社は以前、販売代理店からの在庫や出荷状況の問い合わせに電話とFAXで対応しており、各営業所の担当者の大きな負担となっていた。
また、販売代理店からもリアルタイムな情報の提供を求められていたことから、全社としての業務改革への取り組みに合わせて、システム化を検討。システム共通基盤「intra-mart」のクラウドサービス「Accel-Mart」を基盤として採用することで、「Web在庫・出荷状況照会システム」を構築した。新システムによって、問い合わせの電話がほとんどなくなり、72%もの業務削減が実現、時間にすると月間で350時間もの削減につながっている。
また、在庫に加えて、商品が流通過程のどこにあるのか追跡できるようになるなど、リアルタイムの情報提供が可能となったことで、CS向上にも大きく貢献している。
課題
スパークプラグをはじめ、車載用酸素センサー、超音波振動子の世界シェアトップのメーカーである日本特殊陶業。全世界で事業を展開する同社は、海外売上比率が約8割を占めるが、一方で国内販売を手掛ける国内市販部では、販売代理店からの商品在庫や出荷状況の問い合わせに電話とFAXで対応していた。
自動車営業本部国内市販部企画推進課副主管の佐々木達雄氏は、「販売代理店でもある程度の在庫はストックしていますが、スパークプラグだけで2000以上の品番があり、20年、30年前の車両向けの製品を求められることもあります。中には似通った品番があるので、問い合わせする方も受ける方も区別が難しいことがあります。その問い合わせを、全国の営業所の20名余りの社員が対応していましたが、当社の出荷の締切時間に問い合わせが重なることも頻繁で、本来の業務に影響することもありました。累計すると、月間で約500時間を費やしていました」と振り返る。
また、既にEDI化を行っている販売代理店からもシステム化を求める声が寄せられている一方で、ちょうど2017年より全社として業務改革への本格的な取り組みがスタートし、長時間労働の是正に向けて業務効率化を進めることになった。その一環として、情報システム部とともに、代理店向け「Web在庫・出荷状況照会システム」の構築に向けた検討を開始することになったのである。
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今回の「Web在庫・出荷状況照会システム構築」においては、販売代理店様への対応スピードの向上とともに、全社的に展開している「働き方改革の実現」という課題に対する重要な取り組みでもありました。また、早期のシステム化を求められていたことから、BPM/ワークフローをはじめとする豊富な機能とアプリケーションを備えるintra-martのサービスを、クラウドで提供するパブリッククラウドサービスのAccel-Martを活用した提案をいたしました。
弊社が機械製造業のお客様の販売代理店・サプライヤー向けシステム導入で培ったノウハウを活用し、ポータル、ユーザー管理等の必要な機能をパッケージ標準の機能を使用することで、システムの早期立ち上げを実現できました。今後も、パッケージのフレームワークを活用することで、ご要望に応じた多彩な機能を容易に追加していくことができます。
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