導入事例
金沙遺跡博物館様
四川省成都市は、「魏・呉・蜀」の蜀の都として知られ、歴史的遺産が豊富であり、西部大開発の拠点都市として経済も活性化している。
金沙遺跡博物館は、3000年前の人類活動遺跡に建築された博物館で、発掘品の殷周時代の太陽神鳥金箔や仮面の展示だけでなく、発掘現場をそのまま展示するという独特な手法が特徴だ。
同市を代表する博物館において、intra-martを活用し『博物館総合管理システム』の導入に成功。これにより、展示に関する業務プロセスの改善を実現し、顧客満足度向上と館内業務の効率化に貢献した。
課題
金沙博物館は2つの課題が発生していた。
一つ目は、展示物に関する記録を残し、企画展示の業務プロセスが統一されていなかったことだ。
「企画展等を実施する際には、企画、スケジュール管理、セキュリティ、場所とレイアウト、展示品の保管、備品整理など、多くの業務が発生します。その際の業務プロセスは、ノウハウが個人に蓄積されていたため毎回一からやるべきことの洗い出しや企画の検討を実施する必要があり、手間がかかっていました。また、各展示内容の記録や文書の管理も個人管理となっており、後からどんな展示を実施したのかを誰にでもわかるように記録として残すことが重要な課題のひとつでした。」と金沙遺跡博物館の宣伝マーケティング部の職員は語る。
二つ目は、顧客サービスの向上だ。「より多くのお客様に四川省の豊富な文化を観覧いただける工夫をする必要があり、Webからも簡単に展示品を観覧できる仕組みを作る必要がありました。しかしながら、展示物の撮影、加工、発注などを業者に依頼すると1~2週間程度時間がかかり、スピーディなWeb展示は実現できていませんでした。」と職員は語る。
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事前にお客様からいただいた重要な情報を分析し、intra-martをベースに「博物館総合管理システム」パッケージを開発しました。博物館のシステムは要求から実現までの期間が短いため、対象業務を実現できるパッケージと、短期間でカスタマイズができる柔軟な基盤が重要であり、intra-martが適していました。特に政府系のシステムとして重要だったのは、システムの安定性と安全性の2点です。安定性の面では、一からすべての機能を開発する必要が無く、開発品質を保ちながら短期間での開発を実現することができました。特に開発生産性に関しては、スクラッチ開発の10倍近くの生産性があると考えています。安全性の面では、権限管理の機能やセキュリティ面が確保でき、政府のセキュリティチェックも問題がありませんでした。
今後は今回の事例をもとに、中国での4000以上ある博物館・美術館の中でシェアを獲得できるよう努力していきます。
業務プロセスのデジタル化
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