導入事例
株式会社明電舎様
発電・変電設備など、社会・産業インフラとなる重電機器を手がける明電舎は、上下水道の設備や大型モーターなど、産業システム機器でもトップクラスのシェアを持つ。約2000社のサプライヤ網で、見積依頼~サプライヤ選定~納品の購買調達業務を行っていたが、そこにはコスト・リードタイム・コミュニケーション等の多くの課題があった。
属人化する業務の見える化、効率化を図るべく、intra-martでサプライヤポータルを構築。外部とのやりとりをポータルに集約することで、情報の一元化ができ、スピード・精度も向上した。明電舎にとってサプライヤとの関係は重要であり、今回確立された基盤に今後新たな付加価値をつけていく構想はすでに膨らんでいる。
課題
サプライヤ約2,000社から必要な部品の発注先を選び調達する。この調達業務のプロセスにおける課題について、資材グループ企画管理課の小林幹成氏はこう語る。「当社が必要とする部品の3〜4割は、専用に設計した加工部品で、サプライヤに見積を依頼するには、設計図面や仕様書が必須です。従来のWeb EDIはテキスト情報しか送信できないため、設計図面等を紙にプリントし、郵送することで対応していました」。
情報システム部IT企画部の天野純一氏は、その問題点について「サプライヤに到着するまで最短3日は必要。結果として部品調達が遅れ、機会損失につながります。年間の郵送費が数千万円にもなるコスト面での課題もありました」と語る。この、“紙”依存から脱却を目指すことが、システム刷新の最初の動機となった。
そして、調達業務の2つめの課題は、サプライヤとの連絡が属人化し、情報を社内で共有できないことにあった。「サプライヤの選定から、見積依頼、納品まで、電話・メール・FAXで何度もやり取りが行われます。この間、取引内容は他の社員から見えず、内部統制強化の観点でも透明化を急ぐ必要がありました」(小林氏)。
こうした、サプライヤとの連携の課題を解決するため、新たなサプライヤポータルの構築を計画した。「調達業務のプロセスをシステム化できる、スピード時代にふさわしいポータルへの刷新です。設計図面等をペーパーレスでやり取りでき、電話・メール・FAXに代わる一元的なコミュニケーションが行えること。さらに、将来的には蓄積された購買情報を分析して、戦略的なサプライヤマネジメントに活用することも目標としました」(小林氏)。
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明電舎様から「本番稼動開始後も非常に安定している」と、品質を高く評価いただけたことに満足しています。本プロジェクトによりFAST購買を利用したサプライヤコミュニケーションを行う基盤構築が出来ました。
intra-martは機能拡充の容易さやソリューションの豊富である点で優位性があるため今後もより機能を充実させていく予定です。TISはintra-mart Award 2016にてExcellent Partner Awardを受領している実績がありintra-mart開発に精通した部隊を所持しております。
また、FAST購買を利用した購買業務の豊富な導入実績やノウハウがあります。
今後ともintra-mart基盤を利用した製造業様向けのシステム構築に貢献していきます。
URL:http://www.tis.jp/service_solution/fast/
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