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ＮＴＴデータ イントラマートが株式会社ジェイエスピーを完全子会社化
AI、IoTなどのデジタル技術を活用したデジタルツイン事業を計画

 
株式会社ＮＴＴデータ イントラマート（本社：東京都港区、代表取締役社長：中山 義人、以下 イントラマート社）は、2023年10月1日に、かねてから資本業務提携の関係にある株式会社ジェイエスピー（本社：神奈川県横浜市、代表取締役：稲田 彰典　以下、ジェイエスピー社）を完全子会社化し、デジタルツインを活用した「サプライチェーン全般における業務プロセスの最適化」の実現に向けて、一層の連携強化を図ります。
ジェイエスピー社の高度な開発技術力とイントラマート社の業務改善コンサル力を掛け合わせ、今後マーケットの拡大が期待される、DTO（Digital Twin Organization）プラットフォームの構築ノウハウを蓄積することで、デジタルツイン市場の開拓と機会創出を狙います。

【背景】
イントラマート社は、ローコード開発やワークフローを中心に「業務プロセスの自動化・効率化」を実現する製品サービスを提供していますが、2023年度より、業務プロセスのログデータを収集・分析し、お客さま満足度の高い業務改善提案につなげる仕組み（Customer Success License^※1）の本格展開をおこなってきました。

しかし、現代の企業は、変化の激しい環境に直面しており、特にサプライチェーンの管理において素早く対応する能力が不可欠です。このためには、業務プロセスのログデータのみならず、サプライチェーン全般で発生する膨大かつ多様なログデータを追加で収集・分析できるDTOプラットフォームが必要となります。

40年以上の歴史をもつジェイエスピー社は、特定領域（AIやIoTなど）の最新デジタル技術を活用した、高度な開発技術力と多様な業務ノウハウを保有しています。イントラマート社は、開発リソースと多様な業務ソリューションの拡充を目的に、ジェイエスピー社と2019年7月に資本業務提携を締結し、両社で様々なPoC案件の実績を重ねながら開発体制を強化してきました。

その結果、「業務プロセスの自動化・効率化」から「サプライチェーン全般における業務プロセスの最適化」を実現するDTOプラットフォーム構想の具現化には、ジェイエスピー社の高度な開発技術力が不可欠と判断し、今回の資本関係の一層の強化（完全子会社化）に至りました。

■DTOプラットフォーム構想

【DTOプラットフォームの概要（特長）】　
製造業を中心に活用されているデジタルツインの先の概念であり、革新的な特長を備えた仕組み。既存システムやIoTから収集した膨大かつ多様なデータを、リアルタイムに分析・シミュレーションすることで、一部門の業務に留まらず、企業活動全般やサプライチェーンにおける業務プロセス全体のモデリングを実現します。
本プラットフォームの開発には、ジェイエスピー社およびイントラマート社の技術者でプロジェクト体制を組成。ジェイエスピー社の高度な技術力と、イントラマート社のクラウド運用実績、業務プロセス分析力、業務改善コンサル力によるシナジーによって、DTOノウハウをコア化し、競争力を高めながら機会創出を図ります。

【今後について】　
DTOプラットフォームは、2025年3月期中のサービス開始を予定しており、2028年3月期で利用社数40社、売上高5億円を目標としています。今後もイントラマート社は、高度な業務改善コンサル人材の育成とともに新規事業を創出していきながら、持続的なビジネスの成長を目指します。

※1　Customer Success License（年間利用型ライセンス）
2023年4月より提供開始した、イントラマート社での年間利用型の販売方式。
https://www.intra-mart.jp/topics/006545.html

※2 スマートコミュニティにも進展
将来的に効率よく賢く地域単位で統合的に活用される社会を目指すこと。