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株式会社エスイーがインフラ維持管理の基盤に「intra-mart®」を採用
維持管理情報のデジタル化でグラウンドアンカー業界を変革

 
株式会社ＮＴＴデータ イントラマート（本社：東京都港区、代表取締役社長：中山 義人、以下：イントラマート社）は、株式会社エスイー（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：宮原 一郎、以下：エスイー社）がインフラ製品の維持管理を束ねるシステムプラットフォームに、Digital Process Automation Platform^※1「intra-mart^®」を採用したことを発表します。

■intra-mart導入の背景
1967年創業のエスイー社は、建設用資機材の製造・販売事業を主力とし、環境防災事業分野においては、地すべり防止のための土木資材「グラウンドアンカー^※2（以下：アンカー）」で国内トップシェアを誇っています。工事会社に提供するアンカーの情報を製品番号ごとに、原則書類で約50年間にわたり提供する中で、施工後の現場では各アンカーの製品番号を特定することができない問題が頻発し、既設アンカーの維持管理方法の検討を開始しました。その結果、ICタグ^※3を活用したアンカーの維持管理情報をデジタル化するシステム「SMATS（スマッツ）Sec Maintenance Traceability System」の開発基盤にintra-martを採用しました。

■本システムの全体像

■intra-martを選んだ理由
今回の採用に際しては、元データである生産管理システムや現場に取り付けるICタグなど、あらゆる仕組みに対して容易に連携ができること、それによって情報を一元管理できること、サーバーごとのライセンス体系によりユーザー数課金と比べて費用が安価であること、複数会社への対応を可能とする強固なセキュリティ環境であることの4つを高く評価頂きました。今回、intra-martによって、エスイー社は主に以下の効果を実現しています。

＜導入による効果＞
・業務負荷／金銭的コストの削減で業務を効率化
・製品の成分情報を記載した膨大な書類をペーパーレス化
・デジタル化により効率的な維持管理を支援
・迅速な保全活動によって持続可能な社会の実現への基盤づくり

なお、本システムの導入・開発にあたっては、イントラマート社のBPMパートナーであるNECネクサソリューションズ株式会社（ https://www.nec-nexs.com/ ）がトータルに支援しています。

エスイー社は、グラウンドアンカー工法全体のSMATSの標準化も目指しており、土木分野の主要製品にまでSMATSの適用対象を拡充することでインフラ分野のDXを進めていく方針です。イントラマート社は、業務プロセス全体の自動化・デジタル化を通じて企業のDX実現を支援します。


※1：Digital Process Automation Platformは、企業内のあらゆる業務を最適なプロセスに見直し、RPAやAIなど新たなデジタル技術や多様な開発コンポーネント群との連携により、業務全体のデジタル化・自動化をエンドツーエンドで実現するローコード開発プラットフォームです。「intra-mart」は、システム共通基盤としてさまざまな業務システムを集約することで、業務プロセスのデジタル化を素早く手軽に可能とし、企業のデジタルトランスフォーメーションを発展的に実現します。
https://www.intra-mart.jp/whats.html

※２：グラウンドアンカーは、高速道路など「のり面の保護」を行う製品で、地中の安定地盤にアンカー体を埋め込み、地表の構造物をアンカーの引張力を利用して安定させる製品です。 

※3：ICタグは、サトー社製であり、金属と水分で覆われた状態でも読み取りができる特殊タグです。

■本事例の詳細は弊社ホームページをご覧ください
https://www.intra-mart.jp/case-study/006430.html

■関連Webサイト
イントラマート社のローコード開発
https://www.intra-mart.jp/products/low-code.html