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ローコード開発を導入しても、成功するとは限らない?陥りやすい落とし穴とは?

ローコード開発を導入しても、成功するとは限らない?陥りやすい落とし穴とは?

「システム開発期間を削減できる」「コストを削減できる」など、メリットの多いローコード開発。従来のウォーターフォール開発から、アジャイル開発へと潮流がシフトしてきていることもあり、ローコード開発を導入する企業も増加傾向にあります。

ただ、導入さえすればどんな組織でもどのように利用しても必ず成功できる魔法の道具というわけにはいきません。

本コラムでは、ローコード開発のメリットとデメリット、ローコード開発で陥りやすい落とし穴について解説いたします。

ローコード開発とは?

ローコード開発とは、システム開発に必要な機能単位(コンポーネント)があらかじめ用意されており、それらをGUIと呼ばれる直感的に操作できる画面上でドラッグ&ドロップして組み合わせることで、システムの大部分を作成できる開発手法や、そのプラットフォームのことをいいます。

コンポーネントで用意されていない機能や、カスタマイズが必要な部分のみ、最小限のコーディング(プログラミング)を行ってシステムを完成させます。

ローコード開発について詳しくは、こちらのページもご覧ください。

ローコード開発のメリット

ローコード開発の主なメリットは、次の3点です。

開発期間を短縮できる

ローコード開発の一番のメリットは、なんといっても開発期間を短縮できることです。

本来は、1からプログラミングを行って開発しなければならないところを、システムの大部分をドラッグ&ドロップで構築できます。

そのため、数ヵ月から数年単位でかかる開発期間を、大幅に短縮できます。たとえば簡単なアプリケーションなら数分で構築できるとうたっているプラットフォームもあるほどです。

これはビジネス感興における変化の激しい現代において、大きなメリットです。

コスト削減が可能

開発期間を短縮できるということは、その分、開発にかかる人件費を中心とするコストを削減できるということになります。

コストを削減できた分は、より経営戦略の上位にある施策に回せるため、競争力強化につながるでしょう。

プログラミングの専門知識がなくても開発できる

システム開発といえば、開発の知見を持ったエキスパートにしか成し得ないプロジェクトですが、ローコード開発を用いれば、プログラミングの専門知識がない人材でも開発が可能です。

このため、社外の開発会社や、社内の情報システム部門などに依頼せずに、現場の業務を熟知した担当者の手で、痒い所に手が届くシステムを開発するといったことができるようになります。

ローコード開発を導入しても、成功するとは限らない?

一方、ローコード開発にもデメリットが存在します。

システム開発やその後の運用において、失敗につながりかねない落とし穴が存在するため、あらかじめ把握しておくことが大切です。

プログラミングの専門知識がない人材だけで開発するのはリスクがある

メリットとして「プログラミングの専門知識がなくても開発できる」を挙げましたが、後々のメンテナンスのことを考えると、データベースの専門知識を持つ人材に開発プロジェクトに参画してもらうことが重要です。

そうでなければ、運用開始後に、データの整合性が取れなくなったり、運用後に変更の必要が出てきた際や、トラブルが生じた場合に対応できなくなり、システムの利便性が低下したりする恐れがあるからです。

特に、仕組みや処理が複雑なシステムを構築した場合は、運用開始後にエラーが起こった際に、プログラミングの専門知識を持った人材でないと対処できないというケースが出てきます。

開発プロジェクトチームには、ある程度のシステム開発経験とスキルを持つ人材にも入ってもらう必要があります。

プログラミングでの開発に比べると自由度は低い

システムの大部分をコンポーネントの組み合わせで行うため、システムの要件とローコード開発プラットフォームで用意されているコンポーネントがマッチしなければ、希望通りのシステムを構築することは難しくなります。

そのため、プラットフォームの選定が重要になってきます。

もし、コンポーネントが用意されていない部分をすべてプログラミングした結果、システムの大部分はプログラミングで構築したとなれば、ローコード開発を採用した意義は薄れてしまいます。

自由度の高いシステム開発を希望する場合は、ローコード開発が向かない可能性が高いです。

既存システムとの連携ができないケースがある

ローコード開発で新たに構築するシステムと、既存システムとの連携を考えている場合、連携対応に制限がある場合もあります。もちろん、対応できることもありますが、万能に連携できるというわけではないため、あらかじめ確認しておかなくてはなりません。

導入後に、連携できなかったことが判明した…ということにはならないようにしましょう。

まとめ

日本でも導入が進んでいるローコード開発。メリットが多いからこそ、選ばれているわけですが、知らないと導入に失敗してしまうような落とし穴も存在します。

あらかじめ把握しておけば対処でき、落とし穴にはまってしまうことを避けられます。

せっかく、時間と手間をかけて導入するのですから、ぜひローコード開発のメリットとともに落とし穴についても知り、導入を成功させましょう。

ローコード開発を導入しても、成功するとは限らない?」でご紹介した落とし穴を回避するためのポイントをご紹介した資料「ローコード開発で陥りやすい落とし穴」を以下のリンクより無料でダウンロードいただけますので、ぜひご活用ください。

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