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RPA×BPMが貴社の働き方改革を実現する

RPA×BPMが貴社の働き方改革を実現する

2016年から政府が推奨している「働き方改革」。長時間労働や労働力の低下、少子化など現代社会の問題を改善して生産力を向上させる取り組みのことです。

現在働き方改革を進めるために注目されているのが「RPA(ロボティックプロセスオートメーション)」と「BPM(ビジネスプロセスモデリング)」。この2つを導入することによって働き方改革を実現し、日本社会全体がワークライフバランスを考えるだけでなく、低下している日本の生産性向上につながるのではないかと言われています。

それでは「RPA」と「BPM」とはどのような内容で、2つを組み合わせることで仕事にどのような変化が生まれるのでしょうか?

今回は貴社の働き方改革を実現につなげる「RPA」と「BPM」の導入や具体例についてまとめました。ぜひこれからの勤務形態の参考にして下さい。

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1. 働き方改革の本来の目的とは?

働き方改革は2016年に安倍内閣が提唱した取り組みです。

現在の日本社会は、長時間労働や高齢化社会に伴う労働力の低下、少子化などが大きな社会問題になっています。特に労働力が減少することで日本国の生産性低下につながっているのが現状です。さらに正規・非正規雇用の賃金格差で貧困の差も深刻な問題です。

働き方改革はこれらの社会問題を改善し、国民の働き方の多様性とワークライフバランスを考慮するとともに、国全体の生産性を上げることが最大の目的であり、働き方改革成功の鍵をにぎっているのがRPAとBPMです。

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2. RPAが個人のルーティン業務を自動化する

まずはじめに、RPAとはどのようなものか見ていきましょう。

RPAは「ロボティックプロセスオートメーション」の略で、AIや機械学習などの認知技術を搭載したソフトウェアロボットを指します。

認知技術とはすなわち日々の業務を反復して記憶すること。事務業務はデータ入力や顧客管理など、マニュアル化されている単純作業が多くありますが、これらは荷物の運搬やパーツ作成などのブルーカラー業務に対してホワイトカラー業務と言われています。

RPAを導入し、今まで事務員がルーティン業務として行っていたホワイトカラー業務を自動化させる、というのがRPAの初期目標です。これらは単純作業ですが非常に労力と時間を使いますので、RPA導入で労働力の確保と労働時間短縮、ミス削減の効果につながります。

つまり、RPAは複雑な業務に関しては性能を発揮できませんが、日々のルーティン化している単純業務を自動化することに対しては実績を上げると予想されているのです。さらに、BPMも一緒に導入することで仕事の効率性がさらに向上し、なおかつ残業など労働時間延長をカットした無理のない労働環境が実現できると見込まれています。

このようなRPA導入は個人の負担を軽減させるだけでなく、最終的にはチーム全体、ひいては会社全体の労働時間削減と効率性や、国全体の生産性を高めるのではないかと現在非常に期待されています。

 

3. BPMが業務プロセスを可視化・効率化する

BPMは「ビジネスプロセスモデリング」の略で、プロセスを重視した業務管理方法のこと。

これまでの業務管理はデータを重視していた「DOA(データオリエンテッドアプローチ)」が主流でしたが、BPMはそれと対照的にプロセス面に着目することで、新たな視点や効率性がはかれるのではないかという発想に基づいた管理方法です。

それでは、BPMを導入するとどのようなことが期待できるのでしょうか?

BPMの基本的な流れはモデリング機能・モニタリング機能・システム連携機能の3つです。

この3つのプログラムを製造業を例にすると、生産から販売までの流れを一連のプロセスとして捉えるモデリング機能、そしてこのプロセス内容を分析やモニタリングで研究をリピートするモニタリング機能、モニタリングで得た結果を業務に反映するシステム連携機能の流れになり、この順番でプロセスを行うことによって無駄やミスを省いていきます。

BPMで最も期待されることはコストの削減です。業務プロセスを分析することで無駄をなくし、結果としてオペレーションのコストとシステム運用のコスト削減につながるのです。

また、BPMのモニタリング機能は一度だけでなく何度も繰り返されますので、継続的な業務改善に役立ち、政府が推奨している働き方改革につながると言われています。

 

4. RPA×BPMが業務全般の自動化・生産性向上を実現

データ入力や情報管理などの業務を自動化するのがRPAですが、業務を自動化することがそのまま労働時間短縮につながるわけではありません。

業務を自動化しても、その後の人力を使う業務プロセスにつなげられないと結局は業務プロセスのどこかで滞りやコストが発生し、生産性向上には結びつかないのです。

そこでRPAと一緒に導入したいのがBPMです。BPM導入を行うことでRPAで自動化された業務と人力業務をスムーズにし、一連のプロセスにすることができます。先に述べたようにRPAは単純作業に威力を発揮してミス削減や労働時間短縮が期待できますが、例外の処理やエラーには対処できません。そのため予想外の状況が発生した時に業務が中断してしまう恐れがあります。

しかし、BPMはプロセスを継続的に分析し、それをプロセスに反映させることが目的です。そのためBPMを導入することで例外処理やエラー回避するプログラミングを組み込めるので、効率がよくなるだけでなくRPAの性能向上につながります。

また、BPMの考え方はシステム開発者よりも、どちらかというとエンドユーザーに沿った考え方のため、自動化を取り入れるRPAと相性がいいと言えるでしょう。

 

5. 働き方改革を実現するRPA×BPM

2016年から政府が推進している働き方改革は、人口の低下に比例する労働力の低下に歯止めをかけるだけでなく、日本が長年抱えてきた長時間労働の解消と国民のワークライフバランスについても言及しています。

国民の生活の充実と生産性の向上との両立が働き方改革の目標ですが、RPAとBPMの組み合わせはこの働き方改革を最も実現できる方法として大変注目されています。

BPMを導入することで業務プロセスを分析・研究し、それをコスト削減やプロセスの効率化につなげます。また、BPMは継続的な仕組みなので長期にわたるコスト削減を可能にする効率的な方法なのです。

さらに、ホワイトカラー業務を自動化するRPAを取り入れることで業務時間の短縮を行います。BPMに基づいてRPAも業務プロセスとして組み込むことで、RPAで予想できるシステムエラーを防ぎ業務の支障も最低限避ける事ができます。

このように、RPAとBPMの組み合わせは労働力不足をカバーしながら効率をあげ、生産性向上につなげられますので、働き方改革の目標に最も近いやり方として注目されています。

つまりコストを削減し効率をアップするBPMを基盤として取り入れ、RPAでプロセスの一部を自動化するなど、両方の利点を組み合わせることで、結果として業務プロセス全体が生産性向上につながるのです。

 

6. まとめ

今回は政府が推奨している働き方改革と、その核を担うと期待されているRPAとBPMについてご紹介しました。

RPAを導入することでデータ入力や情報処理など、これまで単純作業と言われていた業務を担ってもらい、さらなる効率性と労働時間短縮が期待できます。

また、BPMを同時に導入することで計画性があり生産性につながるでしょう。現在日本は2050年までに総人口が9000万人にまで落ち込み、労働力はさらに低下すると懸念されています。労働環境の改善は日本国民全体の生活や人生を改善することにもつながるのです。

ぜひRPAやBPMの有効活用し、業務の生産性向上につなげましょう!

 

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