基調講演「生成AIとローコード開発のFusionで実現する圧倒的なデジタル業務改革!」「intra-mart LIVE 2024」イベントレポート【第二弾】

2024年11月14日(木)から15日(金)の2日間にわたって、オンラインと会場で開催された「intra-mart LIVE 2024」。
オンライン、会場とも2,000名近くの参加申し込みがあり、大盛況のうちに幕を閉じました。
IM-Pressでは、本イベントの様子を、4回にわたってレポートいたします。
第二弾では、基調講演の模様をお届けします。
第一弾のレポートはこちらよりご確認ください
ここまできた!エンタープライズ・ローコードプラットフォーム
最初に、当社の代表取締役社長である中山が登壇し、当社製品である「intra-mart」に関する最新のトピックスをご紹介しました。
1つ目は、機能強化によりローコード開発で開発フェーズだけでなくDevOps全体のサイクルを回せるようになったこと。
画像引用元:当日の登壇資料より引用
従来は、設計・要件定義から始まり、開発、テスト、本番適用、リリース、工程管理、導入が終わった後のモニタリングまでの開発工程の中で、「開発」を中心としていた「intra-mart」が、機能強化によりDevOps全体をカバーできるようになります。
もう1つが、SAPのフロント利用に特化したソリューションとして「intra-mart ERP Value Solution」がリリースされたことです。
画像引用元:当日の登壇資料より引用
ご存知のように、SAPには統合データベースというものがありますが、「intra-mart」のデータリポジトリの中にSAPの統合データベースを丸ごと複製し、レプリカDBを構築できるようになります。これにより、レプリカDBとIM-DBの間で常に同期を取った状態を維持できるようになります。
さらに、2024年7月に、業務プロセス変革に特化した、上流工程専門のコンサルティング会社として株式会社BiXi(ビクシー)コンサルティングを設立したことに触れました。
同社では、局所的なDXではなく、全体を俯瞰し、ボトルネックを特定し、そこからDXの業務改革をスタートしていくという手法で、コンサルティングを行う点が大きな特長です。
生成AIでさらに進化するエンタープライズ・ローコードプラットフォーム
画像引用元:当日の登壇資料より引用
つづいて、開発本部 戦略企画グループの横山より、今後の「intra-mart」製品の展望について具体的な例を挙げ、デモンストレーションを交えながら紹介しました。
最初に、日本国内での生成AIの活用状況について、いまだ個人レベルにとどまっており、会社業務の変革や、企業のビジネスモデルの変革までの活用には、まだまだ至っていない状況であることを指摘。
こういった状況に対し、「intra-mart」は個別に構築した各種システム、サービスに対し、APIやシステム連携機能を活かし、連携先とのデータを自動的に基盤に集約することが可能であると紹介しました。
画像引用元:当日の登壇資料より引用
さらに、実際にエンタープライズで活用する生成AIについて、「従業員向け」「顧客向け」「生成AI利用してシステム開発を行う開始発者向け」 3つの視点でそれぞれの具体例を挙げました。
最後に、「intra-mart」の今後の展望として、IM-マーケットプレイス※を通じて、成功パターンとなるローコードアプリやAIアシスタントモジュールが提供されるようになること、今後はDPSシリーズやProcurement Cloud等、アプリケーションについてもAI連携機能を搭載していくことを計画していることを紹介しました。
※IMマーケットプレイス:https://www.intra-mart.jp/service/marketplace.html
エンタープライズ・ローコードプラットフォームの未来
この章では再び、中山が登壇し、エンタープライズ・ローコードプラットフォームに、この先どんな未来があるのかについて紹介しました。これからは、プラットフォームの機能強化にとどまらず、お客様のゴールの実現に向けて、その都度、最適なポジションにいるロールがリード役を取っていくかたちで、お客様のDXを実現するべく、臨機応変に最適に支援していくと抱負を述べました。
ユーザー対談1:橋爪 宗信 氏(カナデビア株式会社 取締役兼常務執行役員ICT推進本部長)との対談
つづいて、当社のユーザー企業と中山との対談です。
1社目に、日立造船として知られ、2024年10月1日に社名変更したカナデビア株式会社の取締役兼常務執行役員ICT推進本部長である橋爪 宗信 氏が登壇しました。
事業紹介や社名変更の経緯について語った後、同社での経営課題、DXへの取り組み、将来構想やゴールについてなど、6つの質問に回答。
特に、「Question6 全社員のDX人材育成、情報システム部門の育成について」では、社員に対するDXの「X」を育てる取組を全社的に行っており、「DXリーダー研修」として、期間約半年のデザインシンキングを中心とした研修を実施していると説明。研修内では、顧客視点に徹底し、お客様の事業の未来を先読みしニーズを把握すること、そのニーズに対して当社の技術とデジタルを掛け合わせることで、どのような価値を提供できるかを考え抜く訓練を行っており、そこから実際の事業アイデアの構想につなげているとお話しいただきました。
ユーザー対談2:柏原 宏治 氏(はなさく生命保険株式会社 代表取締役社長)との対談
画像引用元:当日の登壇資料より引用
2社目に登壇したのは、日本生命保険のグループ会社であるはなさく生命保険株式会社の代表取締役社長 柏原 宏治 氏です。
同社では、当社のパートナー企業である株式会社アグレックスの支援を受けて、「プロセス変革チャレンジ」に取り組みました。実際に取り組みに参加した社員のインタビュー動画を交えながら、研修が終了した現在もボトムアップで業務の改善案が出てきており、研修をきっかけに社員一人ひとりが主体的に業務改善に取り組む風土が醸成され始めているとお話いただきました。また、保険業界における顧客体験(CX)について、CXを構成する3つの価値「交換価値」「使用価値」「文脈価値」について具体例を交えて説明。時代と共に、変わってゆくお客様のニーズ・消費行動にデジタル活用でスピーディーに対応しCXを高め、保険の流通革命を起こしていきたいと、今後の目指す姿について詳しく紹介されました。
まとめ
ご紹介した基調講演は、弊社コミュニティサイト「icoNEO」にてアーカイブ動画を1月22日から配信中です。
※icoNEOのご利用にはアカウント登録が必要となります。
Concept Book
ローコード開発・業務プロセスのデジタル化で豊富な実績を持つintra-martが、お客様のビジネスにどのような効果をもたらすのか、特長や導入効果など製品コンセプトを詳しくご紹介しています。

お困りごとがありましたら、お気軽にご相談頂ければと思います。