IM-FormaDesigner for Accel Platform IM-FormaDesigner 仕様書 第9版 2019-08-01

10. IM-FormaDesigner における一時保存の仕様

一時保存機能は、 IM-Workflow と IM-FormaDesigner から提供しており、一時保存を実行するタイミングにより、提供元の機能の仕組みに応じて動作が異なる点があります。

10.1. 一時保存とは

IM-FormaDesigner を利用した案件では、ワークフローの処理時に一時保存を利用すると、処理を先に進めずに入力内容を保存しておくことができます。
  • IM-Workflow の一時保存
    以下のタイミングで行われた場合、 IM-Workflow の一時保存機能が利用されます。
    • 申請ノードで一時保存を実行している
    • 該当の案件は一度も起票・申請が実行されていない
    IM-Workflow の一時保存機能の詳細は、「 IM-Workflow 仕様書 」-「 一時保存 」も合わせて参照してください。
  • IM-FormaDesigner の一時保存
    以下のタイミングで行われた場合、 IM-FormaDesigner の一時保存機能が利用されます。
    • 申請・承認・動的承認・縦配置・横配置ノードのいずれかのノードで一時保存を実行している
    • 該当の案件は一度申請・起票を実行している

10.2. 一時保存に対応している画面アイテム

IM-FormaDesigner 、 IM-BIS で提供する画面アイテムのうち、一時保存に対応するものは以下の通りです。

入力アイテム

画面アイテム
IM-Workflow の
一時保存
IM-FormaDesigner の
一時保存
文字列 image_ok image_ok
複数行文字列 image_ok image_ok
数値 image_ok image_ok
関数 image_ok image_ok
日付 image_ok image_ok
期間 image_ok image_ok
一覧選択 image_ok image_ok
明細テーブル image_ok image_ok
チェックボックス image_ok image_ok
ラジオボタン image_ok image_ok
セレクトボックス image_ok image_ok
リストボックス image_ok image_ok
ファイルアップロード image_ok image_ok
グリッドテーブル image_ok image_ok
リッチテキストボックス image_ok image_ok

ボタンアイテム

ボタンアイテムは値を持たないため、対応していません。
画面アイテム
IM-Workflow の
一時保存
IM-FormaDesigner の
一時保存
ボタン(登録) image_ng image_ng
ボタン(次へ) image_ng image_ng
ボタン(戻る) image_ng image_ng
ボタン(一覧へ戻る) image_ng image_ng
ボタン(一時保存) image_ng image_ng
ボタン(BISフロー登録) image_ng image_ng

共通マスタアイテム

所属組織選択については、一時保存・再申請のいずれの場合も入力値は保存されません。
画面アイテム
IM-Workflow の
一時保存
IM-FormaDesigner の
一時保存
ユーザ選択 image_ok image_ok
組織選択 image_ok image_ok
組織・役職選択 image_ok image_ok
所属組織選択 image_ng image_ng

汎用アイテム

汎用アイテムは値を持つアイテムが対象です。
画面アイテム
IM-Workflow の
一時保存
IM-FormaDesigner の
一時保存
隠しパラメータ image_ok image_ok
スクリプト image_ng image_ng
ボタン(イベント) image_ng image_ng
採番 image_ok image_ok
インラインフレーム image_ng image_ng
BI表示アイテム image_ng image_ng
ボタン(インポート) image_ng image_ng
ボタン(エクスポート) image_ng image_ng
アノテーション image_ok image_ng

表示アイテム

表示アイテムは値を持たないため、対応していません。
画面アイテム
IM-Workflow の
一時保存
IM-FormaDesigner の
一時保存
見出し image_ng image_ng
横線 image_ng image_ng
縦線 image_ng image_ng
正方形/長方形 image_ng image_ng
イメージ image_ng image_ng
ラベル image_ng image_ng

WFアイテム

WFアイテムは参照用のアイテムとなるため、対応していません。
画面アイテム
IM-Workflow の
一時保存
IM-FormaDesigner の
一時保存
確認履歴表示 image_ng image_ng
案件情報表示 image_ng image_ng
添付ファイル表示 image_ng image_ng
処理履歴表示 image_ng image_ng
フロー画像表示 image_ng image_ng
印影表示 image_ng image_ng

互換用アイテム

画面アイテム
IM-Workflow の
一時保存
IM-FormaDesigner の
一時保存
一覧選択 image_ok image_ok
明細テーブル image_ok image_ok
チェックボックス image_ok image_ok
ラジオボタン image_ok image_ok
セレクトボックス image_ok image_ok
リストボックス image_ok image_ok

10.3. IM-Workflow の一時保存と IM-FormaDesigner の一時保存の差異

IM-Workflow 、 IM-FormaDesigner の一時保存には、以下の差異があります。
画面アイテム
IM-Workflow の
一時保存
IM-FormaDesigner の
一時保存
提供元の機能 IM-Workflow IM-FormaDesigner
利用可能なバージョン 全てのバージョン IM-FormaDesigner 8.0.13(2016 Summer)以降
利用可否の設定
  • テナント単位で設定可能
    ワークフローパラメータ(テナント設定)
    一時保存機能の設定(temporary-save)
  • ノード単位で設定可能
    承認画面設定・画面アイテムのプロパティ(表示タイプ)
設定方法
  • ワークフローパラメータの「一時保存」を有効にする
  • 申請ノードのフォームに「一時保存」ボタンを配置する
  • 対象ノードのフォームに「一時保存」ボタンを配置する
  • 一時保存ボタンのプロパティ「表示タイプ」を対象ノードに対して有効にする
実行可能なノードの種類
  • 申請ノード(申請・起票前のみ)
  • 申請ノード(再申請・起票時)
  • 承認ノード
  • 動的承認ノード
  • 縦配置ノード
  • 横配置ノード
一時保存後の案件の表示先 一時保存一覧 未処理一覧
一時保存後の案件の保存単位
ログインユーザのみ
※ 代理の有無にかかわらず、一時保存を実行したユーザ自身のみ参照可
一時保存の実行ノードの処理対象者で共有(*1)
一時保存中のノードの処理対象者であれば、他のユーザが一時保存を行った場合も参照・処理が可能
一時保存後の案件の削除 一時保存一覧から削除可 案件操作権限者の参照一覧から削除可
一時保存対象の入力項目 申請ノード(表示タイプ:申請)=入力、かつフィールドDB登録=オンとなっている項目 対象のノード(表示タイプ:再申請・承認)=入力、かつフィールドDB登録=オンとなっている項目(*2)
一時保存の案件の案件番号 未確定(案件番号が付与されていない状態) 確定(申請や起票によって案件番号が付与済みの状態)
一時保存時のダイアログ
IM-Workflow の標準処理画面が表示される。
任意の案件名を入力して一時保存が行える。
一時保存を行う旨のメッセージダイアログが表示される。
案件名を含む案件情報を変更することはできない。

コラム

*1 一時保存時のデータの共有

IM-FormaDesigner の一時保存では、一時保存を行った案件・ノードの処理対象者全員で一時保存中の内容を共有します。
他のユーザによる案件の処理を行わせたくない場合には、「一時保存」と「保留」を組み合わせて利用してください。
なお、「保留」を行う際には、一時保存を行って入力内容の保存後に、「保留」を実行してください。
一時保存を行わずに保留のみを行った場合、入力内容は保存されません。

*2 一時保存における追記設定

IM-FormaDesigner の一時保存機能では、追記設定を行っている項目は一時保存の対象外です。

コラム

  • BAMを設定したフローから申請した案件での一時保存は、BAMの処理時間計測の対象外です。

  • IM-BIS の履歴機能では、一時保存実行時の情報は記録されません。
    対象のノードで最後に「承認」を実行した際にの情報を記録します。
  • IM-FormaDesigner の一時保存を行った場合も案件プロパティの値は更新されます。
    ただし、一時保存時・承認時とも、案件プロパティのデータ型が日付・数値の場合、値が入っている状態からブランクの値に更新することはできません。

コラム

一時保存時の入力チェック

一時保存( IM-Workflow / IM-FormaDesigner )を行った際に実行される入力チェックは、一時保存のプロパティに基づいて、以下のように実行します。
  • 一時保存のプロパティ「入力チェック」=「する」の場合
    • 画面アイテムのプロパティで有効となっている入力チェック(例:必須入力、最大文字数)を実行します。
    • 対象のアプリケーションのユーザプログラム「入力チェックプログラム」が設定されている場合、設定されている入力チェックのユーザプログラムを実行します。
  • 一時保存のプロパティ「入力チェック」=「しない」の場合
    • 画面アイテムのプロパティで有効となっている入力チェック(例:必須入力、最大文字数)を実行しません。
    • 対象のアプリケーションのユーザプログラム「入力チェックプログラム」が設定されている場合、設定されている入力チェックのユーザプログラムを実行します。