IM-FormaDesigner for Accel Platform IM-FormaDesigner 仕様書 第12版 2023-10-01

7. IM-FormaDesigner におけるカテゴリ運用時の仕様

7.1. カテゴリとは

カテゴリとは、 IM-FormaDesigner で作成したアプリケーションに設定する分類情報を指します。
カテゴリは、アプリケーション毎に1つ設定できます。
アプリ作成者は、アプリケーションに対して、以下の目的でカテゴリを設定します。
  • 「アプリケーション一覧」画面でアプリケーションを把握しやすくする
  • カテゴリ単位でアクセス権を設定することで、アプリケーション毎の管理権限の管理を柔軟にする

7.2. アプリケーション管理機能

7.2.1. カテゴリの影響範囲

カテゴリによって、参照・実行可能なアプリ・クエリを制限する範囲は、「アプリ作成」配下の機能です。
  • 「アプリ作成者」ロールのユーザ
    • カテゴリ設定によって、実行できる機能が制限されます。
    • カテゴリのアクセス権限で設定した条件に当てはまるユーザが、カテゴリに所属するアプリケーションを作成・編集・削除することができます。
    • カテゴリの作成・編集・削除はできません。
  • 「アプリ作成管理者」ロールのユーザ
    • カテゴリ設定によって、実行できる機能が制限されません。

カテゴリとアプリケーション管理会社の設定

アプリケーション管理会社設定は、カテゴリが未設定の場合のみ、有効な設定です。
カテゴリを設定した場合、管理会社設定は「なし」の状態で設定されます。
カテゴリを設定した場合、アプリケーションの設定画面では、「管理会社設定」タブは表示されません。

コラム

カテゴリを設定した状態から、カテゴリを未設定に変更した場合、管理会社設定が有効になり、元々設定されていた管理会社が設定されます。
設定されていた管理会社の中にFormaアプリ作成者の所属会社が入っていない場合、カテゴリを変更したFormaアプリ作成者の所属会社を管理会社として追加します。

「フォーム・デザイナ」画面の「再利用」(フォーム検索)

  • IM-FormaDesigner の「フォーム・デザイナ」画面の「再利用」のフォーム検索では、以下の条件により検索対象を判定します。
    • 「カテゴリ設定:なし」のアプリケーションのフォームは、アプリケーション管理会社設定にしたがって表示されます。
    • 「カテゴリ設定:あり」のアプリケーションのフォームは、カテゴリのアクセス権を持つフォームが表示されます。

7.3. データソース定義機能

7.3.1. カテゴリによるデータソース定義の利用の制限

データソース定義(クエリ)は、カテゴリは設定できません。
カテゴリ設定と同様に、アクセス権を設定したい場合、 IM-BIS for Accel Platform の管理グループ設定をご利用ください。

7.3.2. カテゴリとアプリケーション管理会社とデータソース管理会社

  • 「クエリ管理会社設定」が設定されている場合、「カテゴリ」と組み合わせて、以下の通り判定します。
カテゴリ アプリケーション管理会社設定 クエリ定義管理会社設定 クエリの利用可否
未設定 あり あり ※2
未設定 あり なし 利用可
未設定 なし あり 利用不可
未設定 なし なし 利用可
設定 なし※1 あり 利用不可
設定 なし※1 なし 利用可
※1 カテゴリを設定した場合、アプリケーション管理会社設定は必ず「なし」の状態で設定されます。
※2 アプリケーション管理会社設定、クエリ管理会社設定の両方が設定されている場合の判定のパターン
  • 「クエリ管理会社設定」に設定している会社が「アプリケーション管理会社設定」にすべて含まれているときのみ 利用できます。

    以下、1つのテナントに会社A、会社B、会社Cの3社を設定している場合の判定の表です。

    アプリケーション 管理会社設定 クエリ 管理会社設定 クエリの 利用可否
    A A 利用可
    A B 利用不可
    A A,B 利用可
    A,B A 利用不可
    A,B A,B 利用可
    A,B B,C 利用不可
    なし なし 利用不可
    なし A 利用不可
    A なし 利用不可

    注)「なし」のパターンは、「管理会社設定:ありとなっているが、対象の会社が設定されていない」場合を指します。

7.4. 採番ルール定義機能

7.4.1. カテゴリによる採番ルール定義の利用の制限

採番ルール定義(クエリ)は、カテゴリは設定できません。
カテゴリ設定と同様に、アクセス権を設定したい場合、 IM-BIS for Accel Platform の管理グループ設定をご利用ください。

7.4.2. アプリケーション管理会社と採番ルール定義管理会社

  • 「採番ルール定義管理会社設定」が設定されている場合、「アプリケーション管理会社設定」と組み合わせて、以下の通り判定します。
カテゴリ アプリケーション管理会社設定 採番ルール定義管理会社設定 採番ルール定義の利用可否
未設定 あり あり ※2
未設定 あり なし 利用可
未設定 なし あり 利用不可
未設定 なし なし 利用可
設定 なし※1 あり 利用不可
設定 なし※1 なし 利用可
※1 カテゴリを設定した場合、アプリケーション管理会社設定は必ず「なし」の状態で設定されます。
※2 アプリケーション管理会社設定、採番ルール定義管理会社設定の両方が設定されている場合の判定のパターン
  • 「採番ルール定義管理会社設定」に設定している会社が「アプリケーション管理会社設定」にすべて含まれているときのみ 利用できます。

    以下、1つのテナントに会社A、会社B、会社Cの3社を設定している場合の判定の表です。

    アプリケーション 管理会社設定 採番ルール定義 管理会社設定 採番ルール定義の 利用可否
    A A 利用可
    A B 利用不可
    A A,B 利用可
    A,B A 利用不可
    A,B A,B 利用可
    A,B B,C 利用不可
    なし なし 利用不可
    なし A 利用不可
    A なし 利用不可

    注)「なし」のパターンは、「管理会社設定:ありとなっているが、対象の会社が設定されていない」場合を指します。