IM-PDFDesigner for Accel Platform プログラミングガイド 第22版 2024-04-01

9.3. PDFファイルへの印影付与について

IM-PDFDesigner for Accel Platform では、印影を付与したようなPDFファイルを作成することが可能です。

作成方法は、次の通りです。

  • 画像の付与

    印影の画像データを埋め込む方法です。

    社外向けの認印として社外文書に押印する会社印や社印など、情報が固定している印影を付与する場合に使用します。

    ../../_images/stamp_1.png
  • 文字や日付などの付与

    印影を模して文字や日付などの動的なデータを埋め込みます。

    社内向けの承認印として社内文書に押印する「部署/日付/氏名」が入った三段印など、情報が動的な印影を付与する場合に使用します。

    ../../_images/stamp_2.png

    注意

    動的なデータのみを埋め込むため、枠線がない状態の印影を付与したような見た目になります。

各データが埋め込まれるタイミングは、PDFファイル作成時のみです。

注意

外部から受け取ったPDFファイルなど、作成後のPDFファイルに対して後からデータを埋め込むことはできません。

作成後のPDFファイルにデータを埋め込む場合は、 IM-PDFCoordinator for Accel Platform を利用してください。

9.3.1. 画像の付与

帳票デザインツール IODOC 、および、 IODBDOC で画像の項目を設定します。

設定した画像の項目に、印影の画像データを渡すことで、印影が表示されます。

注意

表示される画像は透過しないため、画像の項目の背面に他の項目を設定した場合、画像が重なり、背面の項目が隠れます。

そのため、画像の項目が背面になるよう重なり順を調整してください。

注意

帳票レイアウトファイルに画像の項目を設定していても、画像データを渡さない場合、画像は埋め込まれず、PDFファイル上に印影は表示されません。

印影の表示・非表示を切り替える場合は、画像データの引き渡しを上位プログラムで制御してください。

9.3.2. 文字や日付などの付与

帳票デザインツール IODOC 、および、 IODBDOC で、付与する印影の情報となる氏名、日付などの項目を設定します。

設定した項目にデータを渡すことで、枠線がない状態の印影を模したものが表示されます。

注意

枠線がある状態の印影を表示する場合は、 IM-PDFCoordinator for Accel Platform を利用してください。