IM-PDFDesigner for Accel Platform プログラミングガイド 第22版 2024-04-01

9.6. 連票形式 IOCELA の出力カスタマイズ

連票形式 IOCELA は、設定ファイルで出力を制御することが可能です。

設定した内容は、 連携エンジン IOWebDOC をインストールしたサーバ全体に影響します。

コラム

作成済みのPDFファイルは影響を受けません。

注意

設定はサーバ単位で有効になります。帳票毎に設定を切り替えることはできません。

9.6.1. 設定手順

  1. テキストエディタを起動します。

  2. カスタマイズ項目 」のパラメータを、次の形式で指定します。

    パラメータ名=設定値

    コラム

    パラメータの設定例については、「 設定ファイルサンプル 」を参照してください。

  3. < %IOWEBDOC_HOME% /etc/ >に、< cela.txt >というファイル名で保存します。

以上で設定は完了です。

9.6.2. カスタマイズ項目

パラメータ名 概要
font 半角、全角、半角カタカナ用の全てのフォントを、 指定したフォントに変更します。
font1 半角用のフォントを、 指定したフォントに変更します。
font2 全角用のフォントを、 指定したフォントに変更します。
font3 半角カタカナ用のフォントを、 指定したフォントに変更します。
mode 空白行の出力を制限します。
noheadspace ヘッダ部の後ろの間隔を制御します。
nofootspace フッタ部の前の間隔を制御します。
pattern 網掛けパターンを塗りつぶし色パターンに変換して出力します。
V4821compat パターンの出力方法を設定します。

9.6.2.1. font/font1/font2/font3

フォント名を指定し、半角、全角、または、半角カタカナ用のフォントを指定したフォントに変更します。

9.6.2.2. mode

空白行の出力を制限します。

次のいずれかを指定します。デフォルトは「old」です。

設定値 説明
old 空白行を出力する
fix 空白行を出力しない、かつ、フッタ位置固定
var 空白行を出力しない、かつ、フッタ位置可変

9.6.2.3. noheadspace

ヘッダ部の後ろの間隔を制御します。

次のいずれかを指定します。デフォルトは「n」です。

設定値 説明
y ヘッダのスペースを空けない
n ヘッダのスペースを空ける

9.6.2.4. nofootspace

フッタ部の前の間隔を制御します。

次のいずれかを指定します。デフォルトは「n」です。

設定値 説明
y フッタのスペースを空けない
n フッタのスペースを空ける

9.6.2.5. pattern

網掛けパターンを塗りつぶし色パターンに変換して出力します。

帳票レイアウトファイルで指定できるパターン(1~9)に対してRGB値(0~255)を指定します。

pattern={
1=c 255 0 0
2=c 0 255 0
3=c 0 0 255
4=c 0 255 255
5=c 255 0 255
6=c 255 255 0
7=c 128 255 255
8=c 255 128 255
9=c 255 255 128
}

注意

RGB値の前に「c」を必ず指定してください。

9.6.2.6. V4821compat

パターンの出力方法について、V4.8.2.1以前の方法、または、V4.8.2.2以降の方法を指定します。

  • V4.8.2.1以前

    項目のパターン(網掛け)指定の出力時に罫線を出力する。

  • V4.8.2.2以降

    項目のパターン(網掛け)指定の出力時に罫線を出力しない。

    注意

    古いレイアウトを使用した場合に、罫線が消えてしまう問題が発生する場合があります。

次のいずれかを指定します。デフォルトは「n」です。

設定値 説明
y V4.8.2.1以前の方法でパターンを出力する
n V4.8.2.2以降の方法でパターンを出力する

9.6.3. 設定ファイルサンプル

設定ファイル< cela.txt >のサンプルは、次の通りです。

#
#	IOCELA runtime mode
#
#default:
#	mode=old
#	noheadspace=0
#	nofootspace=0
#	V4821compat=n
#	font=
#	font1=
#	font2=
#	font3=
#

#############################################################################
# old:OldVersion, fix:FooterFixation, var:FooterVariable
#mode=old
#mode=fix
mode=var

#############################################################################
# Between header block and data block
# y=no space
noheadspace=y

#############################################################################
# Between footer block and data block
# y=no space
nofootspace=y

#############################################################################
#Since IODOC V4.8.2.2/IOWebDOC V1.8.2.2
#Pattern frame control(Pattern and no frame support)
# y=Mode is older than V4.8.2.2
V4821compat=n

#############################################################################
#Since IODOC V4.8.4/IOWebDOC V1.8.4
#Font control
#font=MS 明朝
font1=Courier New
#font2=MS 明朝
#font3=MS 明朝

#############################################################################
#Since IODOC V4.9.1.2/IOWebDOC V1.9.1.2
#############################################################################
pattern={
1=c 255   0   0
2=c   0 255   0
3=c   0   0 255
4=c   0 255 255
5=c 255   0 255
6=c 255 255   0
7=c 128 255 255
8=c 255 128 255
9=c 255 255 128
}