IM-PDFDesigner for Accel Platform プログラミングガイド 第22版 2024-04-01

3.3. 埋め込むデータの指定方法について

PDFファイルの作成時、帳票レイアウトファイルに埋め込むデータの指定方法は、次の通りです。

  • CSV形式、または、DAT形式でデータを記述したファイル(以下データファイルと記述します)を使用して、データをまとめて一括で指定する
  • プログラム変数を使用してデータを個別に指定する

コラム

帳票デザインツールごとの、PDFファイルの作成時に埋め込むデータの指定方法は、次の通りです。

帳票デザインツール 指定方法
単票形式 IODOC CSVファイル/DATファイル/プログラム変数
連票形式 IODBDOC プログラム変数
連票形式 IOCELA CSVファイル/DATファイル/プログラム変数

注意

CSVファイルでデータを指定する場合、帳票レイアウトファイルとCSVファイルのデータを関連付ける定義ファイル(以下CDDファイルと記述します)が必要です。

CDDファイルは、帳票デザインツールのアプリケーションの1つである CDDエディタ を使用し、作成します。

CDDエディタ の詳細については、「 単票形式 IODOC 」を参照してください。

注意

文字列、画像、および、QRコード等のデータを帳票レイアウトファイルに埋め込むことが可能です。

文字列以外のデータの埋め込み方法については、次を参照してください。

3.3.1. データファイル

帳票レイアウトファイルに埋め込むデータを記述したCSVファイル、および、DATファイルについて示します。

コラム

データファイルのサンプルについては、「 サンプルデータ 」を参照してください。

注意

連携エンジン IOWebDOC が対応しているデータファイルの文字コードは、次の通りです。

  • IOWebDOC 3.x : UTF-8(BOMあり)
  • IOWebDOC 1.x : Shift_JIS

文字コードが UTF-8(BOMあり) の場合は、実装水準1に対応しています。また、結合文字は含まれません。

注意

intra-mart Accel Platform では UTF-8 以外の文字コードは対応していません。

注意

画像データのファイルパスを指定する場合は、絶対パスで指定してください。

3.3.1.1. CSVファイル

CSVファイルは、CDDファイルで定義した内容と合わせるように、識別子にセットするデータをカンマ区切り、または、TAB区切りで記述したファイルです。

フォーマットの例は、次の通りです。

IOWebDOC V2.0 Windows版,10,304500,
IOWebDOC Windows版 年間保守,10,456750,
PDFコンバータ V3.0,100,4500,
PDFコンバータ 年間保守,100,67500,
PDF製本工房 V1.5,10,17850,
PDF製本工房 年間保守,10,26775,

3.3.1.2. DATファイル

DATファイルは、帳票レイアウトファイルに指定した識別子名と、識別子にセットするデータを記述したファイルです。

フォーマットの例は、次の通りです。

no#1 01
data#1 データ01
atextframe: tf#1 0 0 EOF
IOWebDOCサンプルのデータ01
IOWebDOC
EOF
barcode#1 BAR01