3.3. 埋め込むデータの指定方法について¶
PDFファイルの作成時、帳票レイアウトファイルに埋め込むデータの指定方法は、次の通りです。
- CSV形式、または、DAT形式でデータを記述したファイル(以下データファイルと記述します)を使用して、データをまとめて一括で指定する
- プログラム変数を使用してデータを個別に指定する
コラム
帳票デザインツールごとの、PDFファイルの作成時に埋め込むデータの指定方法は、次の通りです。
帳票デザインツール | 指定方法 |
---|---|
単票形式 IODOC | CSVファイル/DATファイル/プログラム変数 |
連票形式 IODBDOC | プログラム変数 |
連票形式 IOCELA | CSVファイル/DATファイル/プログラム変数 |
注意
CSVファイルでデータを指定する場合、帳票レイアウトファイルとCSVファイルのデータを関連付ける定義ファイル(以下CDDファイルと記述します)が必要です。
CDDファイルは、帳票デザインツールのアプリケーションの1つである CDDエディタ を使用し、作成します。
CDDエディタ の詳細については、「 単票形式 IODOC 」を参照してください。
注意
文字列、画像、および、QRコード等のデータを帳票レイアウトファイルに埋め込むことが可能です。
文字列以外のデータの埋め込み方法については、次を参照してください。
3.3.1. データファイル¶
帳票レイアウトファイルに埋め込むデータを記述したCSVファイル、および、DATファイルについて示します。
コラム
データファイルのサンプルについては、「 サンプルデータ 」を参照してください。
注意
連携エンジン IOWebDOC が対応しているデータファイルの文字コードは、次の通りです。
- IOWebDOC 3.x : UTF-8(BOMあり)
- IOWebDOC 1.x : Shift_JIS
文字コードが UTF-8(BOMあり) の場合は、実装水準1に対応しています。また、結合文字は含まれません。
注意
intra-mart Accel Platform では UTF-8 以外の文字コードは対応していません。
注意
画像データのファイルパスを指定する場合は、絶対パスで指定してください。
3.3.1.1. CSVファイル¶
CSVファイルは、CDDファイルで定義した内容と合わせるように、識別子にセットするデータをカンマ区切り、または、TAB区切りで記述したファイルです。
フォーマットの例は、次の通りです。
IOWebDOC V2.0 Windows版,10,304500,
IOWebDOC Windows版 年間保守,10,456750,
PDFコンバータ V3.0,100,4500,
PDFコンバータ 年間保守,100,67500,
PDF製本工房 V1.5,10,17850,
PDF製本工房 年間保守,10,26775,
3.3.1.2. DATファイル¶
DATファイルは、帳票レイアウトファイルに指定した識別子名と、識別子にセットするデータを記述したファイルです。
フォーマットの例は、次の通りです。
no#1 01
data#1 データ01
atextframe: tf#1 0 0 EOF
IOWebDOCサンプルのデータ01
IOWebDOC
EOF
barcode#1 BAR01