IM-BIS for Accel Platform IM-BIS 仕様書 第20版 2024-04-01

19. 一括インポートモードの仕様

一括インポートにモードを追加しました。

19.1. 一括インポートモードの基本仕様

  • 一括インポートモードは、bis-configの設定によって、モードを選択できます。

    設定一覧
    論理名 物理名 内容
    BIS定義/エクスポート・インポート/一括インポートモード bis-config/export-import/lump-import-mode
    設定値未設定の場合は mergeモード として動作します。

    replace : replaceモード(初期値)
    merge : mergeモード

コラム

bis-configの設定方法

設定方法については、以下のドキュメントを参照してください。

コラム

一括インポート・エクスポートのファイルの前提条件

一括インポート・エクスポートのファイルに含めるBIS定義は、以下の前提条件を満たす必要があります。
  • BIS定義の異なるBISバージョンIDで期間(開始日~終了日)が重複していない
上記の条件を満たさない一括インポート・エクスポートのファイルを一括インポートした場合、一括インポートモードに関係なく、BIS定義は正常に動作しません。

コラム

mergeモードの基本仕様は、「 一括インポート・エクスポートの仕様 」を参照してください。

注意

mergeモードは、「差分のみマージしていますが、削除内容はマージされません。」という特性があります。
上記内容のような特性があるため、「一括インポート・エクスポートのファイルの前提条件」を満たしても、BIS定義の操作によっては、異なるBISバージョンIDで期間(開始日~終了日)が重複します。

操作例は以下の通りです。
  1. mergeモードを選択

  2. BIS定義を作成( BIS定義のバージョン: ver.1、開始日: 2023/10/01 、終了日: 2999/12/31 )

  3. BIS定義を一括エクスポート(ファイル: exp.zip)

  4. BIS定義のバージョン: ver.1 をコピーして BIS定義のバージョン: ver.2 を作成

    • BIS定義のバージョン: ver.1、開始日: 2023/10/01、終了日: 2024/03/31
    • BIS定義のバージョン: ver.2、開始日: 2024/04/01、終了日: 2999/12/31
  5. exp.zipを一括インポート

    • BIS定義のバージョン: ver.1、開始日: 2023/10/01、終了日: 2999/12/31
    • BIS定義のバージョン: ver.2、開始日: 2024/04/01、終了日: 2999/12/31
BIS定義のバージョン: ver.1 は一括インポート・エクスポートのファイルに存在するため差分のみマージ(更新)されますが、BIS定義のバージョン: ver.2は一括インポート・エクスポートのファイルに存在しないため削除内容はマージ(削除)しません。結果として期間が重複します。

一括インポート・エクスポートのファイルの定義をそのままインポートしたい場合は、replaceモードを選択して運用してください。

19.2. 一括インポート(replaceモード)

replaceモードは、BIS定義を削除して初期状態にしてから一括インポートを実行します。
BIS定義の削除については、「 BIS定義削除の仕様 」を参照してください。
一括インポートについては、「 一括インポート・エクスポートの仕様 」を参照してください。
replaceモードは、「 BIS定義削除の仕様 」から以下の仕様が異なります。
  • BIS定義が使用するルール定義、およびルール定義が使用する案件プロパティ定義は削除しません。
  • 管理グループ定義の管理対象は削除しません。
  • アプリケーション定義のメニュー設定は削除しません。
  • アプリケーション定義と共に作成されるテーブルは削除しません。

注意

バージョン削除について

IM-BIS では、バージョンを削除すると、削除したバージョンで申請した案件は処理できなくなります。
IM-FormaDesigner の「アプリケーション履歴」の仕様ついては、「 アプリケーション履歴の仕様 」 を参照してください。

注意

異なる環境からのインポート時に、インポート元の環境およびインポート先の環境のワークフローパラメータの設定に関する注意事項があります。
詳細は以下のドキュメントを参照してください。