5.1.2. サンプルプログラムに関する注意点¶
5.1.2.1. サンプルプログラムは、スレッドセーフではありません¶
サンプルプログラムは、スレッドセーフではありません。
複数のスレッドで同時にサンプルプログラムを実行した場合、正しくPDFファイルを作成できない場合があります。
5.1.2.2. サンプルプログラムでは、エラー処理を単純化しています¶
プログラムの理解に重点を置いているため、サンプルプログラムでは、エラー処理を単純化して簡潔に記述しています。
5.1.2.3. PDFファイルに埋め込むデータは固定値です¶
サンプルプログラムでは、PDFファイルに埋め込むデータは固定値を使用しています。
出力内容の変化を確認したい場合は、サンプルプログラムの処理を変更してください。
5.1.2.4. 指定したパスにPDFファイルが既に存在している場合、PDFファイルが上書きされます¶
一部のサンプルプログラムでは、指定したパスにPDFファイルが既に存在している場合、元のPDFファイルは失われ、新規作成したPDFファイルに上書きされます。
PDFファイルを上書きさせないためには、重複しない出力ファイル名を使用する等、サンプルプログラムの処理を変更してください。
5.1.2.5. バイナリ形式のコンテンツを扱う場合、実運用ではサーブレットを使用してください¶
説明を簡素化するため、サンプルプログラムではJSPからファイルダウンロードを行っていますが、実運用ではサーブレットを使用してください。
JSPはテキスト形式のコンテンツを扱う方式のため、画像やファイルのダウンロードといったバイナリ形式のコンテンツを扱う処理は、サーブレットを使っての実装が推奨されます。
5.1.2.6. IOWebDOC 3.x の場合、データファイルの文字コードを UTF-8(BOMあり) に変更してください¶
連携エンジン IOWebDOC 3.x が対応しているデータファイルの文字コードは UTF-8(BOMあり) です。
サンプルプログラムのデータファイル(CSVファイル、DATファイル)は Shift_JIS で作成しているため、連携エンジン IOWebDOC 3.x を利用する場合は、データファイルの文字コードを UTF-8(BOMあり) に変更してください。