intra-mart Accel Platform ViewCreator 管理者操作ガイド 第32版 2024-04-01

5. 注意事項

5.1. データ参照表示時のリソースの使用量増加について

データ参照を表示する際の表作成や集計・計算処理で大量のデータを扱う必要が発生した場合、リソースの使用量が急増してパフォーマンスの劣化やメモリの枯渇等が発生する可能性があります。
そのため、一度に大量のデータを取得するクエリを実行する場合や大量の選択肢を持つ検索条件を作成する場合は、リソースの使用量に注意する必要があります。

5.1.1. 「検索条件値・選択肢リスト」に「データ参照を利用」を選択している場合

「検索条件値・選択肢リスト」に「データ参照を利用」を選択している場合、選択肢を作成する際に指定されたデータ参照の全データを走査する必要があるため、より多くのリソースを使用します。
ViewCreatorの設定」-「検索設定」を設定することで、検索条件に利用するデータ参照のリソースの使用量を抑制できます。

コラム

検索設定」は 2022 Spring(Eustoma) から設定できます。
「検索条件値・選択肢リスト」については「検索の条件値入力に選択型コンポーネントを利用する」を参照してください。

5.1.2. 表示するデータ参照がクロス集計の場合

クロス集計で大量のデータを集計する場合、多くのリソースを使用する可能性があります。
クロス集計で大量のデータを扱えるようにします。」にて、クロス集計表作成時のリソースの使用量を抑制する設定が追加されました。
ViewCreatorの設定」-「クロス集計設定」により、データ取得時に適用されるフェッチサイズ(1度の通信で取得するレコード数)や集計表の行数および列数の上限を設定できます。

コラム

クロス集計設定」は 2022 Spring(Eustoma) から設定できます。

5.1.3. クエリの取得対象にバイナリ型データが含まれている場合

クエリで取得するデータにバイナリ型のフィールドが含まれている場合、フィールドに格納されているデータのサイズによっては大量のリソースを必要とします。
バイナリ型のフィールドからデータを取得しないようにする設定を追加します。」にて、バイナリ型のフィールドからデータを取得しないようにする設定が追加されました。
ViewCreatorの設定」-「バイナリ型カラムの利用」により、バイナリ型のフィールドのデータ取得について有効・無効を設定できます。

コラム

バイナリ型カラムの利用」は 2022 Spring(Eustoma) から設定できます。