2. はじめに¶
項目
2.1. 概要¶
本ドキュメントは、 イントラネット・スタートパック (Ver.6.0~Ver.7.1) (以下 ISP )で使用していた関連情報を、 intra-mart Accel Collaboration (Ver.8.0) (以下 iAC )へ移行する際の移行手順について記述します。
このバージョンの移行ツールは、「 intra-mart Accel Collaboration (Ver.8.0) 」に対する移行ツールになります。
本ツールは、以下の処理を実行します。
中間ファイル出力
①. 中間ファイルの抽出を実行します。②. 移行元ISP 環境のデータベースから対象のデータを取得します。③. Storage Service から移行元のファイルパスを取得します。④. 取得した対象のデータをファイル出力します。中間ファイル取込
①. 中間ファイルの取込を実行します。②. 中間ファイル抽出で出力した中間ファイルを取得します。③. 中間ファイルの内容をiAC 環境のデータベースへ登録します。④. 中間ファイルの指定に従い、移行元ISP 環境からiAC 環境のStorage Service へ添付ファイルをコピーします。
2.2. 前提条件¶
本移行ツールは、初期移行を対象としています。データベース、ファイルストレージに初期データ以外のデータ、ファイルが存在しないことを前提とします。また、本移行ツールは、移行元ISP 環境から中間ファイルを出力する機能と、中間ファイルをiAC 環境に登録する機能から構成されます。 iAC環境でテナント環境セットアップをする際に、「 テナント環境情報画面」で必ず「ストレージパス」の値を入力してテナント環境セットアップを実行してください。弊社、動作検証済み環境を以下に示します。
条件項目 対応規格 OS
- Microsoft Windows 2008 Server R2
- Red Hat Enterprise Linux 6.2
Java ランタイム
- Java Development Kit 6.0 Update 31 以上
コラム
本移行ツールは Java で動作します。環境変数 PATH に JDK のPathを通している必要があります。
intra-mart WebPlatform / intra-mart AppFramework を、以下、IWP と略します。
以下の作業につきましては、 IWP 、ISP のインストールフォルダ及びデータベースのバックアップを必ずとってから、作業を行うようにしてください。移行に関する詳細は販売店または弊社営業までお問い合わせください。
ISP 移行対象データISP 移行対象データを以下に示します。
掲示板カテゴリ・種別、記事、添付ファイル スケジュール/施設施設グループ・施設分類、施設、添付ファイル(施設の画像のみ。スケジュールの添付ファイルは該当しません。) ドキュメント管理フォルダ、ドキュメント、添付ファイル 移行対象ISPバージョン移行元ISP は下記バージョンを対象とします。
- ISP v6.0.9
- ISP v6.1.7 - v6.1.9
- ISP v7.0.6 - v7.0.7
- ISP v7.1.2 - v7.1.5
2.3. 移行ツールのインストール¶
ダウンロードした圧縮ファイル( iAC_migration.zip )を、任意のフォルダに展開します。 Windows の場合は任意のZIP 解凍ツールで解凍してください。 RedHat またはSolaris の場合は以下のコマンドで解凍することが可能です。
# unzip iAC_migration.zip
コラム
本移行ツールは、移行先の環境へインストールしてご利用ください。また、移行先に iAP、 iAC がインストールされている前提です。コラム
以降、移行ツールのルートディレクトリを <% IM_HOME %> と表記します。
移行ツールと ISP 、 iAC のインストール先サーバが異なる場合、 異なるインストール先のフォルダに対して、ネットワークドライブ(ネットワーク共有マウント)を指定します。
コラム
添付ファイルの移行の際に必要になりますので、移行ツールから、 ISP 、 iAC の両方のインストール先に対してアクセス可能である必要があります。
JDBCドライバを入手します。
注意
接続先DBに応じて、適切なJDBCドライバを選択してください。
OracleのJDBCドライバは次のURLよりダウンロードできます。
PostgreSQLのJDBCドライバは次のURLよりダウンロードできます。
SQL ServerのJDBCドライバは次のURLよりダウンロードできます。
JDBCドライバのダウンロード後、次のフォルダにコピーします。
<% IM_HOME %>/lib