intra-mart Accel Platform 移行ガイド 第17版 2018-12-01

3.IM-JugglingによるWARファイルの作成

注意

この章は、移行するために必要な IM-Juggling プロジェクトの作成からWARファイルの作成までの方法の最低限必要な説明のみをしています。
移行先の機能で提供されている設定(設定ファイル等)については、セットアップする Accelシリーズの各「セットアップガイド」、および、「設定ファイルリファレンス」を参照してください。

注意

移行前に利用していたユーザアプリケーション(独自のプログラム等)も移行する場合は、intra-mart Accel Platform上で動作するための作業が必要です。詳細は、 「ユーザモジュールへの対応」 を参照してください。
また上記対応後は、ユーザモジュールとして IM-Juggling プロジェクトに組み込み、WARファイルを作成します。
  1. IM-Jugglingを起動し、 IM-Juggling プロジェクトを作成します。

    1. ベースモジュールより、移行後のエディションを選択します。

    2. アプリケーションより、移行ツールを選択します。

      注意

      移行作業には、 移行ツール モジュールが必要です。必ず選択してください。
    3. 互換機能を利用する場合、アプリケーションより、互換モジュールを選択します。

      注意

      移行前に利用していたユーザアプリケーション(独自のプログラム等)も移行する場合は、移行先で廃止されたAPIおよびタグを利用するための 互換機能 モジュールが必要です。
      必要有無については、「 互換対応表 」を参照してください。
  2. テナントデータベースの接続設定を行います。

    1. intra-mart Accel Platformのテナントデータベースへのデータソース設定を、利用 AP サーバに応じた方法で行ってください。

      例) Resinの場合、<resin-web.xml> を編集します。
      
    2. データソースマッピング設定を行います。

      <conf/data-source-mapping-config.xml> を編集し、テナントデータベースのテナントID (/<data-source-mapping-config>/<tenant-data-source>/<tenant-id>) に対し、intra-mart WebPlatformから移行するログイングループIDを設定します。

      <data-source-mapping-config>
         <tenant-data-source>
            <tenant-id>group1</tenant-id> <!-- ← 移行するログイングループIDを設定 -->
      
  3. Storageディレクトリの設定を行います。

  4. アプリケーションのモジュール構成より、移行対象機能の移行モジュールを選択します。

    • アクセスセキュリティ移行モジュールと、IM-共通マスタ移行モジュールは必須です。

    • 必ず、移行元でインストールされている機能/アプリケーションの移行モジュールは必ず選択してください。

      注意

      例外として、intra-mart Accel Platformにおいて対象の機能/アプリケーションをインストールしない(ベースモジュールで選択しない)場合は、機能/アプリケーションの移行モジュールは選択しないでください。
      以下に例を示します。
      1. intra-mart WebPlatformでインストールしていた機能を、intra-mart Accel Platformでもインストールする場合 → 移行モジュールを選択します。

        データ移行が不要な場合でも、移行モジュールは選択してください。

      2. intra-mart WebPlatformでインストールしていた機能を、intra-mart Accel Platformではインストールしない場合 → 移行モジュールは選択しません。

        ポータルや、ViewCreator をインストールしない場合は、それぞれの移行モジュールは選択しないでください。

      3. intra-mart WebPlatformでインストールしていない機能を、intra-mart Accel Platformではインストールする場合 → 移行モジュールは選択しません。

        スタンダード→アドバンストのエディションアップなど、IM-Workflowをintra-mart Accel Platformから使い始める場合は、IM-Workflow移行モジュールは選択しないでください。

  5. 移行元の intra-mart WebPlatform のロケールに合わせて、intra-mart Accel Platformのシステムで利用可能なロケールを設定します。

    1. 国際化機能モジュールの任意設定ファイル 「ロケールマスタ(locale-config/im-locale-default.xml)」を出力します。

    2. intra-mart WebPlatform で利用していたロケールと同じロケールを使用するように intra-mart Accel Platform 側のロケールを設定します。
      移行元の intra-mart WebPlatform にインストールされていないロケールを、コメントアウト、または削除してください。

    コラム

    ロケールの設定についての詳細は、「Locale」を参照してください。
  6. 移行元のデータに応じて設定ファイルを修正します。

    1. IM-共通マスタ

      1. 2016 Spring(Maxima)以降に移行する場合は、移行元のデータが「IM-共通マスタ 入力項目定義書」に定義されている制約に違反していない必要があります。
        違反している場合は、事前にデータを修正するか、一時的にAPIモデルバリデーションを無効化してください。

      コラム

      APIモデルバリデーションを無効化する方法は、「設定ファイルリファレンス」の「IM-共通マスタ設定」を参照してください。
  7. 利用機能における設定ファイル類を移行します。

    1. ドキュメントワークフロー(BPW)

      以下を intra-mart WebPlatformから IM-Juggling プロジェクトに移動してください。

      • bpw.ini

        {Resource Serviceサーバルート}/pages/platform/src/bpw/bpw.ini
        ↓↓↓↓↓↓
        { IM-Juggling プロジェクト}/conf/bpw/bpw.ini
      • BPWCore.properties

        {Application Runtimeサーバルート}/doc/imart/WEB-INF/classes/jp/co/intra_mart/foundation/bpw/config/BPWCore.properties
        ↓↓↓↓↓↓
        { IM-Juggling プロジェクト}/conf/bpw/BPWCore.properties
    2. IM-Workflow

      「システム設定ファイル([%STORAGE_72%]/workflow/conf/param/param_system.xml)」の移行を行います。
      この設定を初期状態から変更して運用している場合は、以下の作業を行ってください。
      1. 「conf/im-workflow-system-config.xml」ファイルの編集を行います。
        1. 設定ファイルを「ProjectNavigator」上に追加します。
          1. <(プロジェクト名)/ juggling.im> ファイルをダブルクリックします。
          2. 「設定ファイル」タブをクリックします。
          3. 「IM-Workflow」の「IM-Workflow システム設定」を選択し、右側にある「出力」をクリックします。
        2. 「ProjectNavigator」内の <conf/im-workflow-system-config.xml> ファイルをダブルクリックで開き、「ソース」タブを選択してください。
        3. 下記の移行マッピング表を元に param_system.xml の設定を移行してください。
          移行元(param_system.xml)と同名のキー(例:arrive-process-async)のノードに対して各設定を移行してください。
      2. 「conf/im-workflow-designer-config.xml」ファイルの編集を行います。
        1. 設定ファイルを「ProjectNavigator」上に追加します。
          1. <(プロジェクト名)/ juggling.im> ファイルをダブルクリックします。
          2. 「設定ファイル」タブをクリックします。
          3. 「IM-Workflow」の「IM-Workflow デザイナ設定」を選択し、右側にある「出力」をクリックします。
        2. 「ProjectNavigator」内の <conf/im-workflow-designer-config.xml> ファイルをダブルクリックで開き、「ソース」タブを選択してください。
        3. 下記の移行マッピング表を元に param_system.xml の設定を移行してください。
          移行元(param_system.xml)と同名のキー(例:imw-designer-canvas-width)のノードに対して各設定を移行してください。
      3. 「conf/im-ehcache-config/im_workflow.xml」ファイルの編集を行います。

        コラム

        当手順は以下の条件すべてに一致する場合のみ行います。
        • 移行元の IM-Workflow のバージョンが 7.2 パッチ 12 以降である
        • 移行先の intra-mart Accel Platform のバージョンが 2016 Spring(Maxima) 以降である
        1. 設定ファイルを「ProjectNavigator」上に追加します。
          1. <(プロジェクト名)/ juggling.im> ファイルをダブルクリックします。
          2. 「設定ファイル」タブをクリックします。
          3. 「IM-Workflow」の「IM-Workflow キャッシュ設定」を選択し、右側にある「出力」をクリックします。
        2. 「ProjectNavigator」内の <conf/im-ehcache-config/im_workflow.xml> ファイルをダブルクリックで開き、「ソース」タブを選択してください。
        3. 下記の移行マッピング表を元に param_system.xml の設定を移行してください。
          IM-Workflow 仕様書 」 - 「 キャッシュ設定 」を参考に設定を行ってください。

      コラム

      移行マッピング表

      param_system.xml 中の設定 移行先の設定ファイル 備考
      arrive-process-async <conf/im-workflow-system-config.xml>  
      arrive-approve-at-sametime-retry-count <conf/im-workflow-system-config.xml>  
      arrive-approve-at-sametime-wait-second <conf/im-workflow-system-config.xml>  
      imw-designer-canvas-width <conf/im-workflow-designer-config.xml>  
      imw-designer-canvas-height <conf/im-workflow-designer-config.xml>  
      node-icon-dir <conf/im-workflow-designer-config.xml> *1
      start-node-icon <conf/im-workflow-designer-config.xml> *1
      end-node-icon <conf/im-workflow-designer-config.xml> *1
      apply-node-icon <conf/im-workflow-designer-config.xml> *1
      approval-node-icon <conf/im-workflow-designer-config.xml> *1
      dynamic-node-icon <conf/im-workflow-designer-config.xml> *1
      system-node-icon <conf/im-workflow-designer-config.xml> *1
      confirm-node-icon <conf/im-workflow-designer-config.xml> *1
      synchronous-start-node-icon <conf/im-workflow-designer-config.xml> *1
      synchronous-end-node-icon <conf/im-workflow-designer-config.xml> *1
      branch-start-node-icon <conf/im-workflow-designer-config.xml> *1
      branch-end-node-icon <conf/im-workflow-designer-config.xml> *1
      horizontal-node-icon <conf/im-workflow-designer-config.xml> *1
      vertical-node-icon <conf/im-workflow-designer-config.xml> *1
      template-start-node-icon <conf/im-workflow-designer-config.xml> *1
      template-end-node-icon <conf/im-workflow-designer-config.xml> *1
      template-substitution-node-icon <conf/im-workflow-designer-config.xml> *1
      comment-icon <conf/im-workflow-designer-config.xml> *1
      swimlane-icon <conf/im-workflow-designer-config.xml> *1
      not-use-xml-file-cache <conf/im-workflow-system-config.xml>  
      xml-file-cache-store-second <conf/im-workflow-system-config.xml>  
      xml-file-cache-store-max-size <conf/im-workflow-system-config.xml>  
      not-use-standard-plugin-result-cache <conf/im-workflow-system-config.xml>  
      standard-plugin-result-cache-store-second <conf/im-workflow-system-config.xml>  
      standard-plugin-result-cache-store-max-size <conf/im-workflow-system-config.xml>  
      standard-plugin-user-info-max-select-length <conf/im-workflow-system-config.xml>  
      plugin-object-cache-store-second <conf/im-ehcache-config/im_workflow.xml> *2
      plugin-object-cache-store-max-size <conf/im-ehcache-config/im_workflow.xml> *2
      plugin-descriptor-cache-store-second <conf/im-ehcache-config/im_workflow.xml> *2
      plugin-descriptor-cache-store-max-size <conf/im-ehcache-config/im_workflow.xml> *2
      xml-file-base-path-cache-store-second <conf/im-ehcache-config/im_workflow.xml> *2
      xml-file-base-path-cache-store-max-size <conf/im-ehcache-config/im_workflow.xml> *2

      注意

      上記の表の「備考」で *1 記載のある値について説明します。

      IM-Workflow の各種ノードアイコンを初期状態から変更せずに運用しており、移行後も変更の必要がない場合、 *1 に該当する設定を移行・変更する必要はありません。

      アイコンパス定義を標準から変更する場合のみ、 *1 に該当する設定値の変更を行ってください。
      この場合、ユーザモジュールによるアイコン配置・差し替えが必要です。
      詳細は「 IM-Workflow システム設定 」を参照してください。

      注意

      上記の表の「備考」で *2 記載のある値について説明します。

      intra-mart Accel Platform 2015 Winter(Lydia) までのバージョンには、当該パラメータに対応した IM-Workflow のキャッシュ設定は存在しません。
      設定が必要な場合は intra-mart Accel Platform 2016 Spring(Maxima) 以降のバージョンへのアップデートを検討してください。

      コラム

      各設定の詳細については、「 IM-Workflow 仕様書 」 - 「 システム単位の設定 」を参照してください。

    3. IM-ContentsSearch

      マニュアルに従い、改めて設定を行ってください。

    4. Webサービス

      intra-mart WebPlatform 7.2 で Webサービス の各設定ファイルを編集している場合は、以下の移行作業を行ってください。

      1. Axis2設定(axis2.xml)

        1. Webサービス認証・認可モジュールの任意設定ファイル「Axis2設定 (axis2.xml)」を出力してください。

        2. intra-mart WebPlatform での設定を出力ファイルに移行してください。移行元/先タグのマッピングは下表を参照してください。

          intra-mart WebPlatform の場合

          移行元ファイル:{ApplicationRuntime}/doc/imart/WEB-INF/conf/axis2.xml
          ルートタグ: axisconfig/parameter@name=“jp.co.intra_mart.foundation.web_service”
          intra-mart Accel Platform の場合

          移行先ファイル:{ IM-Juggling プロジェクト}/conf/axis2.xml
          ルートタグ: axisconfig/parameter@name=“jp.co.intra_mart.foundation.web_service”

          authModule@class

          enablePlainTextPassword

          enableAuthorization

          showSoapFaultDetail

          wsUserInfoArgumentName

          authModule@class ※1

          enablePlainTextPassword

          enableAuthorization

          showSoapFaultDetail

          wsUserInfoArgumentName

          注意

          ※ intra-mart Accel Platform では下記クラスが提供されないため、移行内容に下記が含まれる場合は、コメントアウトした状態で移行してください。

          • jp.co.intra_mart.foundation.web_service.auth.impl.WSAuthModule4BPMS
          • jp.co.intra_mart.foundation.web_service.auth.impl.WSAuthModule4UDDI
      2. SOAPClientオブジェクト用設定

        1. Webサービス認証・認可クライアントモジュールの任意設定ファイル「SOAPClientオブジェクト用設定(soap-client-config.xml)」を出力してください。

        2. intra-mart WebPlatform での設定を出力ファイルに移行してください。移行元/先タグのマッピングは下表を参照してください。

          intra-mart WebPlatform の場合

          移行元ファイル:{ApplicationRuntime}/conf/imart.xml
          ルートタグ: intra-mart/platform/service/application/jssp
          intra-mart Accel Platform の場合

          移行先ファイル:{ IM-Juggling プロジェクト}/conf/soap-client-config.xml
          ルートタグ: soap-client-config

          soap-client/mode

          soap-client/work-dir

          soap-client/javac-encoding

          soap-client/javac-verbose

          soap-client/javac-xmx

          soap-client/wsdl/storage/import-location/suffixes/suffix

          soap-client/wsdl/storage/import-location/sub-dirs/sub-dir

          mode

          work-dir

          javac-encoding

          javac-verbose

          javac-xmx

          wsdl/import-file-suffixes/suffix

          wsdl/import-sub-dirs/sub-dir

  8. ユーザモジュール を追加します。

  9. ビルドウィザードより、WARファイル を作成します。

    注意

    「サンプル」は選択しないでください。

  10. WARファイル を Web Application Server にデプロイします。

注意

intra-mart Accel Platform は、J2EE の仕様に則った手法としてWARファイルによるデプロイ作業を行います。
このため、特有のファイルのみをデプロイ後の環境へ、上書きコピーする等といった作業は推奨しません。
デプロイ後の環境へ直接上書きコピー等を行うと、WARファイル更新(パッチ適用やユーザモジュールの追加)時に損失してしまう等のリスクがあります。

【参考】: [FAQ]「修正した差分のファイルのみをデプロイしたいのですができますか?」