3.3.9. 勤務時間初期設定¶
本項では、勤務時間初期設定の設定方法を説明します。
3.3.9.1. 概要¶
勤務時間初期設定(管理者)では、管理対象ユーザが勤務実績/予定を入力する際の初期設定を設定します。勤務時間初期設定を設定すると、勤務実績/予定入力時に勤務状況を選択した際、勤務状況のカテゴリに応じた勤務時間、休憩・控除・時間年休が勤務実績/予定入力画面に反映されます。コラム
勤務時間初期設定(管理者)では、組織管理者マスタで管理者権限を付与された組織、およびその配下組織に所属するユーザ(管理対象ユーザ)に対する設定ができます。勤務時間初期設定を行うユーザが、管理者権限を付与されていない場合は設定はできません。但し、インポート機能のみを利用する場合は管理者権限は不要です。
3.3.9.2. 設定¶
本項では、勤務時間初期設定機能を利用した勤務時間初期設定の設定方法を説明します。メンテナンス、インポートの2種類の方法で設定が可能です。また、設定をエクスポート可能です。
3.3.9.2.1. 新規登録¶
「サイトマップ」→「勤務管理」→「管理者メニュー」→「勤務時間初期設定」をクリックします。 一覧画面表示後、「新規登録」をクリックします。 登録/更新画面で必要な情報を入力し、「登録」をクリックします。
従業員設定対象の従業員を選択します。 カテゴリ勤務時間初期設定対象のカテゴリを「全日勤務」「半日勤務(午前)」「半日勤務(午後)」から選択します。 勤務時間勤務時間を入力します。 休憩・控除・時間年休休憩・控除・時間年休を選択します。 時間休憩・控除・時間年休の時間を入力します。コラム
「従業員」は開始日を検索基準日としています。コラム
明細行の操作方法は、 明細行の操作 を参照してください。 確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。 新規登録することができました。
3.3.9.2.2. 更新¶
「サイトマップ」→「勤務管理」→「管理者メニュー」→「勤務時間初期設定」をクリックします。 一覧画面で「検索」をクリックします。コラム
検索欄に検索したい勤務時間初期設定の以下の項目を入力して「検索」をクリックすると、結果を一覧に表示します。
従業員コード 従業員名 カテゴリ名 一覧画面の対象データが表示されている行をクリックします。コラム
一覧機能の操作方法は、一覧画面の操作を参照してください。 登録/更新画面で情報を編集し、「更新」をクリックします。次の項目は編集不可項目です。
- 会社
- 従業員
- カテゴリ
コラム
期間機能の操作方法は、期間の操作を参照してください。 確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。 更新することができました。
3.3.9.3. インポート¶
本項では、インポート機能を利用したマスタ設定方法を説明します。コラム
インポート機能のみを利用する場合は管理者権限は不要です。
3.3.9.3.1. インポートデータ作成¶
インポートするデータを作成し、ストレージにアップロードします。作成するインポートデータの形式は、次の通りです。
ファイル形式ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のファイル形式です。
ファイル名 import_header.csv import_detail.csv 文字コード UTF-8 区切り文字 , 囲み文字 “ データ形式import_header.csv
No(列) 項目名 必須 最大文字数 備考 1 会社コード ○ 100 2 ユーザコード ○ 100 3 カテゴリコード ○ 20 full_time_work:全日勤務half_day_work_before:半日勤務(午前)half_day_work_later半日勤務(午後)4 期間コード ○ 50 半角英数字、「_」「-」を設定可能です。 5 開始日 10 yyyy/MM/dd形式インポートモードが4、5の場合、使用されます。6 終了日 10 yyyy/MM/dd形式インポートモードが4、5の場合、使用されます。7 削除フラグ ○ 1 0:有効1:無効(論理削除)8 勤務開始時間 ○ 6 mm:ss形式 9 勤務終了時間 ○ 6 mm:ss形式 データサンプル"comp_sample_01","aoyagi","full_time_work","term_01","1900/01/01","2999/12/31","0","09:00","17:00"コラム
項目を省略する場合でも、「”」で囲んでください。コラム
「期間コード」は、「会社コード」、「ユーザコード」、「カテゴリ」が同じデータ単位で期間(開始日・終了日が同一)ごとに一意の値を設定します。「会社コード」、「ユーザコード」、「カテゴリ」が異なるデータに対しては、期間コードに重複する値を設定可能です。import_detail.csv
No(列) 項目名 必須 最大文字数 備考 1 会社コード ○ 100 2 ユーザコード ○ 100 3 カテゴリコード ○ 20 full_time_work:全日勤務half_day_work_before:半日勤務(午前)half_day_work_later半日勤務(午後)4 期間コード ○ 50 半角英数字、「_」「-」を設定可能です。 5 タプルID ○ 18 6 行番号 ○ 18 7 休憩・控除・時間年休コード ○ 20 8 休憩・控除・時間年休開始時間 ○ 6 mm:ss形式 9 休憩・控除・時間年休終了時間 ○ 6 mm:ss形式 データサンプル"comp_sample_01","aoyagi","full_time_work","term_01",0","1","000001","12:00","13:00"コラム
「import_header.csv」、「import_detail.csv」で設定された「会社コード」、「ユーザコード」、「カテゴリ」、「期間コード」が同一の場合、同じデータのヘッダ部分・明細部分として扱います。 アップロード先ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のアップロード先です。
ディレクトリ kaiden/generic/master/workingHoursSettingsSup ファイル名 import_header.csvimport_detail.csvコラム
インストール直後などはアップロード先のディレクトリが作成されていません。ディレクトリの作成方法やファイルのアップロード方法は、次のドキュメントを参照してください。
3.3.9.3.2. ジョブネットの設定¶
インポート機能用のジョブネットの設定を行います。
「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。 ジョブネット一覧(画面左部)の「勤務時間初期設定」をクリックします。 「編集」をクリックします。 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。コラム
設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。コラム
複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。
ジョブID ジョブ名(ジョブ選択時のツリー) kaiden-job-master-import-workingHoursSettings 勤務管理 / マスタ / インポート / 勤務時間初期設定 編集後、「更新」をクリックします。 確認ポップアップの「決定」をクリックします。 ジョブネットが設定されました。コラム
ジョブネットの設定(実行)後、勤務時間初期設定機能でインポートが正しく実行されたことを確認してください。
3.3.9.3.3. 実行パラメータ¶
設定が可能な実行パラメータは次の通りです。
名称 キー 説明/設定値 エラースキップ error_skip 会社別処理でエラー発生時の後続処理をスキップするか設定します。(省略時:false) ロック待ち時間 lock_wait ロックの待ち時間を設定します。(省略時:10秒) 処理対象会社グループセットコード company_group_set_cd 処理対象会社グループコード company_group_cd 処理対象会社コード company_cd インポートを行う会社の会社コードを設定します。(省略時:登録済みの全会社を対象とします。) コンダクター conductor ジョブの各処理間で実行されるコンダクターを設定します。カンマ区切りで複数指定できます。AbstractGenericJobConductorを継承したクラスのコンポーネント名を指定してください。(省略時:コンダクターを使用しません。) インポートモード import_mode インポートの処理モードを設定します。(省略時:1)
1 : 単一期間(差分)モード 2 : 単一期間(一新)モード 3 : 単一期間(入替)モード 4 : 複数期間(差分)モード 5 : 複数期間(入替)モード 開始日 start_date インポート期間の開始日(yyyy/MM/dd)を設定します。(省略時:ジョブの実行日) 終了日 end_date インポート期間の終了日(yyyy/MM/dd)を設定します。(省略時:システムの終了日) シフト日数 shift_date インポート期間の開始日に対する増減日数を設定します。「-2147483648~2147483647」の範囲で設定してください。(省略時:0) インポートファイルのパス file_path インポートファイルのstorage以降のパスを設定します。(省略時:kaiden/generic/master/workingHoursSettingsSup/import_header.csv, import_detail.csv) 処理後のインポートファイルの操作モード file_mode 処理後のインポートファイルの操作モードを設定します。(省略時:1)
1 : 操作なし 2 : コピー(copy) 3 : アーカイブ(move) 4 : 正常終了(警告含)時アーカイブ(move)、エラー終了時操作なし 5 : 正常終了(警告含)時操作なし、エラー終了時アーカイブ(move) 6 : 削除(delete) 7 : 正常終了(警告含)時削除(delete)、エラー終了時操作なし 8 : 正常終了(警告含)時操作なし、エラー終了時削除(delete) アーカイブ先パス archive_path インポートファイルのアーカイブ先パスを設定します。(省略時:kaiden/generic/master/workingHoursSettingsSup/import_header_{YMDHMSN}.csv, import_detail_{YMDHMSN}.csv) 文字コード character インポートファイルの文字コードを設定します。(省略時:UTF-8)
UTF-8 SHIFT-JIS 区切り文字 delimiter インポートファイルの区切り文字を設定します。(省略時:,)
, : カンマ \t : タブ 囲み文字 enclosing インポートファイルの囲み文字を設定します。(省略時:”)
” : ダブルクォーテーション 読込開始行数 start_rows インポートファイルの読込開始行数を設定します。(省略時:0) ガジェットクラス gadgetClass インポートするマスタのガジェットクラスを設定します。勤務時間初期設定インポートの場合は、ジョブ設定の実行パラメータに「master」を設定しています。 ガジェットバリエーション gadgetVariation インポートするマスタのガジェットバリエーションを設定します。勤務時間初期設定インポートの場合は、ジョブ設定の実行パラメータに「workingHoursSettingsSup」を設定しています。{YMDHMSN}:「yyyyMMddHH24mmssSSS」形式
3.3.9.4. エクスポート¶
本項では、エクスポート機能を利用したマスタ設定方法を説明します。
3.3.9.4.1. ジョブネットの設定¶
エクスポート機能用のジョブネットの設定を行います。
「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。 ジョブネット一覧(画面左部)の「勤務時間初期設定」をクリックします。 「編集」をクリックします。 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。コラム
設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。コラム
複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。
ジョブID ジョブ名(ジョブ選択時のツリー) kaiden-job-master-export-workingHoursSettings 勤務管理 / マスタ / エクスポート / 勤務時間初期設定 編集後、「更新」をクリックします。 確認ポップアップの「決定」をクリックします。 ジョブネットが設定されました。
3.3.9.4.2. ファイル取得¶
エクスポートファイルを次のエクスポート先から取得します。
エクスポート先ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のエクスポート先です。
ディレクトリ kaiden/generic/master/workingHoursSettingsSup ファイル名 export_header.csvexport_detail.csv データ形式エクスポートファイルのデータ形式です。export_header.csv
項目 項目名 備考 companyCd 会社コード userCd ユーザコード workStatusAttCd カテゴリコード full_time_work:全日勤務half_day_work_before:半日勤務(午前)half_day_work_later半日勤務(午後)termCd 期間コード startDate 開始日 yyyy/MM/dd形式 endDate 終了日 yyyy/MM/dd形式 deleteFlag 削除フラグ 0:有効1:無効startMinuteOfDay 勤務開始時間 mm:ss形式 endMinuteOfDay 勤務終了時間 mm:ss形式 export_detail.csv
項目 項目名 備考 companyCd 会社コード userCd ユーザコード workStatusAttCd カテゴリコード full_time_work:全日勤務half_day_work_before:半日勤務(午前)half_day_work_later半日勤務(午後)termCd 期間コード tupleId タプルID rowNumber 行番号 deductionCd 休憩・控除・時間年休コード deductionStartMinuteOfDay 休憩・控除・時間年休開始時間 mm:ss形式 deductionEndMinuteOfDay 休憩・控除・時間年休終了時間 mm:ss形式
3.3.9.4.3. 実行パラメータ¶
設定が可能な実行パラメータは次の通りです。
名称 キー 説明/設定値 エラースキップ error_skip 会社別処理でエラー発生時の後続処理をスキップするか設定します。(省略時:false) ロック待ち時間 lock_wait ロックの待ち時間を設定します。(省略時:10秒) 処理対象会社グループセットコード company_group_set_cd 処理対象会社グループコード company_group_cd 処理対象会社コード company_cd エクスポートを行う会社の会社コードを設定します。(省略時:登録済みの全会社を対象とします。) コンダクター conductor ジョブの各処理間で実行されるコンダクターを設定します。カンマ区切りで複数指定できます。AbstractGenericJobConductorを継承したクラスのコンポーネント名を指定してください。(省略時:コンダクターを使用しません。) エクスポートモード export_mode エクスポートの処理モードを設定します。(省略時:1)
1 : 全件出力モード 2 : 期間モード(エクスポート対象データの検索対象日が含まれる期間を出力) 3 : 更新日モード(エクスポート対象データの検索対象以降に更新されたレコードを出力) エクスポート対象データの検索対象日 target_date エクスポートモード2、3を設定した場合、エクスポート対象データの検索対象日(yyyy/mm/dd)を設定します。(省略時:ジョブの実行日) シフト日数 shift_date エクスポートモード2、3を設定した場合、エクスポート対象データの検索対象日に対する増減日数を設定します。「-2147483648~2147483647」の範囲で設定してください。(省略時:0) エクスポートファイルのパス file_path エクスポートファイルのstorage以降のパスを設定します。(省略時:kaiden/generic/{COMPANY_CD}/master/workingHoursSettingsSup/export_header.csv, export_detail.csv) エクスポート時の既存ファイルの操作モード file_mode エクスポート時の既存ファイルの操作モードを設定します。(省略時:1)
1 : 既存ファイルに追記 2 : 既存ファイルを削除し、エクスポート 3 : エクスポートファイルをアーカイブ(移動)し、エクスポート アーカイブ先パス archive_path エクスポート時の既存ファイルの操作モードが3の場合、エクスポートファイルのアーカイブ先パスを設定します。(省略時:kaiden/generic/{COMPANY_CD}/master/workingHoursSettingsSup/export_header_{YMDHMSN}.csv, export_detail_{YMDHMSN}.csv) 文字コード character エクスポートファイルの文字コードを設定します。(省略時:UTF-8)
UTF-8 SHIFT-JIS 区切り文字 delimiter エクスポートファイルの区切り文字を設定します。(省略時:,)
, : カンマ \t : タブ 囲み文字 enclosing エクスポートファイルの囲み文字を設定します。(省略時:”)
” : ダブルクォーテーション none : 囲み文字なし エクスポートファイルのヘッダー出力有無 header_row エクスポートファイルのヘッダー出力有無を設定します。(省略時:false)
true : ヘッダー出力有 false : ヘッダー出力無 ガジェットクラス gadgetClass エクスポートするマスタのガジェットクラスを設定します。勤務時間初期設定エクスポートの場合は、ジョブ設定の実行パラメータに「master」を設定しています。 ガジェットバリエーション gadgetVariation エクスポートするマスタのガジェットバリエーションを設定します。勤務時間初期設定エクスポートの場合は、ジョブ設定の実行パラメータに「workingHoursSettingsSup」を設定しています。{COMPANY_CD}:会社コード{YMDHMSN}:「yyyyMMddHH24mmssSSS」形式