intra-mart Accel Platform IM-LogicDesigner仕様書 第24版 2024-04-01

4.7. デバッグログ出力管理

ログ出力対象に設定したロジックフローのデバッグログをデータベースに出力します。
出力されたログはデバッグログ一覧画面から閲覧、検索、およびエクスポートできます。

注意

ロジックフローの実行毎に、そのロジックフロー内に配置されているフローの開始、終了、およびタスク数分の開始、終了のレコードが登録されます。
そのため、長期間の運用では大量のレコード数となる場合があります。
適切なタイミングでログの削除やログ出力対象設定の見直しを検討ください。

4.7.1. デバッグログ出力先のテーブル構成

ログ出力対象に設定したロジックフローの実行毎にデバッグログをデータベースに出力します。
具体的には以下項目がテーブル「imld_debug_log」に保存されます。
imld_debug_log
カラム名 データ型 説明
execution_id 文字列 (主キー) ロジックフローの実行単位毎に採番される一意となるIDです。
execution_no 数値 (主キー) ロジックフロー内のイベント毎に採番される0から始まる連番です。
log_level 文字列(NOT NULL)
ログレベルの種類についてはログ仕様書を参照
event_type 文字列 (NOT NULL)
BEGIN_FLOW: フロー開始
END_FLOW: フロー終了
ERROR_FLOW: フローエラー終了
BEGIN_TASK: タスク開始
END_TASK: タスク終了
ERROR_TASK: タスク実行失敗
LOG_TASK: ログ出力タスク
BEGIN_ERROR_FLOW: エラー処理フロー開始
END_ERROR_FLOW: エラー処理フロー終了
flow_id 文字列 (NOT NULL) フローID
flow_version 数値 フローバージョン
thread 文字列 実行Javaスレッド名
executor 文字列 実行ユーザコード
parent_flow_id 文字列 親フローID
execute_id 文字列 実行ID (配置されたタスクに割り当てられたID)
task_id 文字列 タスクID (特定のタスクの種類に関して絞り込む際に利用します)
task_version 数値 タスクバージョン (ユーザ定義の場合のみ)
task_type 文字列 タスク種別 (ユーザ定義の判別に利用します)
execution_time 日時 実行日時
message 文字列 メッセージ (メッセージの文字長により切り捨てられる場合があります)
input バイナリ タスクの入力値
output バイナリ タスクの出力値
stack_trace バイナリ スタックトレース
create_user_cd 文字列 (NOT NULL) 作成者コード
create_date 日時 (NOT NULL) 作成日時
record_user_cd 文字列 (NOT NULL) 更新者コード
record_date 日時 (NOT NULL) 更新日時
タスクの入力値・出力値に特定の型が含まれる場合は下記の通りに変換して保持します。
表示形式
binary “<BINARY>”
storage “<STORAGE>”
sqlclob “<SQLCLOB>”

コラム

ロジックフロー定義編集画面でデバッグ実行を行った場合はデバッグログ出力されません。

4.7.2. デバッグログ一覧

デバッグログはデバッグログ一覧画面から閲覧、検索、およびエクスポートできます。
一覧に表示される情報は以下の通りです。
  • 実行日時
  • ログレベル
  • フロー定義ID
  • フロー定義名
  • フローバージョン
  • イベント
  • タスクID
  • 実行ユーザ

コラム

フロー定義名はフロー定義IDに紐づく最新の名称で表示します。
実行ユーザはユーザコードに紐づく最新の名称で表示します。

4.7.2.1. デバッグログ詳細

デバッグログ一覧画面で表示する項目に加えて、以下の情報を表示します。
項目 説明
入力値 タスクの入力値をJSON形式で表示
出力値 タスクの出力値をJSON形式で表示
メッセージ ログ出力タスク、またはエラー終了した場合にメッセージを表示
スタックトレース スタックトレースを表示

4.7.2.2. デバッグログのエクスポート

デバッグログ一覧画面に表示されているデバッグログをエクスポートします。
一覧でログ検索を行っている場合は検索条件で絞り込まれた結果がエクスポートされます。

注意

大量のデバッグログをエクスポートする場合、処理に時間がかかることがあります。
その場合、検索を利用して複数回に分けてエクスポートを行ってください。

4.7.3. デバッグログ対象の設定

ログ出力対象設定画面からロジックフローのログ出力対象設定を有効にできます。

コラム

サブフローを含めてログ出力したい場合、呼び出し元のロジックフローだけでなくサブフローも出力対象に設定してください。

4.7.4. デバッグログの削除

保持日数を超過したログを削除するジョブ機能を利用して、デバッグログを物理削除できます。
ジョブ機能の詳細は「ジョブ・ジョブネット リファレンス」-「デバッグログ削除」を参照してください。