5.8.2. 出張手配実績データ取得¶
本項では、「J’sNAVI Jr.」から出張手配の実績データを取得する方法を説明します。
5.8.2.1. 概要¶
出張手配実績データ取得は、指定されたJ’sNAVI Jr.契約マスタの情報に基づき「J’sNAVI Jr.」に接続し、出張手配の実績データを取得します。J’sNAVI Jr.契約マスタの「出張手配実績データ取得URL」を使用して「J’sNAVI Jr.」と通信します。有効なユーザが出張手配ユーザマッピングマスタに登録されていない場合、J’sNAVI Jr.契約マスタの「担当者」を利用者に設定します。
5.8.2.2. ジョブネットの設定¶
ジョブネットの設定を行います。
「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。 ジョブネット一覧(画面左部)の「出張手配実績データ取得」をクリックします。 「編集」をクリックします。 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。コラム
設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。コラム
複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。
ジョブID ジョブ名(ジョブ選択時のツリー) kaiden-job-base-jnavi-acquisition-of-trip-result-data Kaiden! / J’sNAVI Jr./ 外部 / 出張手配実績データ取得 kakaiden-job-base-jnavi-acquisition-of-trip-registration-data Kaiden! / J’sNAVI Jr./ 外部 / 出張手配実績データ登録 編集後、「更新」をクリックします。 確認ポップアップの「決定」をクリックします。 ジョブネットが設定されました。コラム
ジョブネットの設定(実行)後、メンテナンス機能でデータ取得が正しく実行されたことを確認してください。
5.8.2.2.1. ファイル取得¶
利用データ取得に成功した場合、次の通り「J’sNAVI Jr.」からダウンロードしたファイルが出力されます。
出力先
ディレクトリ kaiden/jnavi/tripData/archive ファイル名 import-TRIP-RESULT-{corporateCd}-{YMDHMSN}.csv 「J’sNAVI Jr.」からデータをダウンロード後に処理に失敗した場合、次の通りファイルが出力されます。
出力先
ディレクトリ kaiden/jnavi/tripData/error/ ファイル名 import-TRIP-RESULT-{corporateCd}-{YMDHMSN}.csv {YMDHMSN} :「yyyyMMddHH24mmssSSS」形式{corporateCd}:企業コード
5.8.2.2.2. 実行パラメータ¶
設定が可能な実行パラメータは次の通りです。各実行パラメータに記載がない場合、「出張手配実績データ取得」、「出張手配実績データ登録」両方のジョブで使用されます。
名称 キー 説明/設定値 エラースキップ error_skip 会社別処理でエラー発生時の後続処理をスキップするか設定します。(省略時:false) ロック待ち時間 lock_wait ロックの待ち時間を設定します。(省略時:10秒) コンダクター conductor ジョブの各処理間で実行されるコンダクターを設定します。カンマ区切りで複数指定できます。AbstractGenericJobConductorを継承したクラスのコンポーネント名を指定してください。(省略時:コンダクターを使用しません。) 企業コード corporateCd 暗号化モード encryptMode 「出張手配実績データ取得」でデータ取得時の暗号化モードを指定します。暗号化ありを使用する場合、事前に「J’sNAVI Jr.」への連絡が必要です。(省略時:1)
1 : 暗号化なし 2 : 暗号化あり データ連携開始日 dtRelationFrom 「出張手配実績データ取得」でデータ取得時の取得するデータの開始日(yyyy/MM/dd)を設定します。設定した場合、「データ連携開始日」から「データ連携終了日」の期間内に取得したデータを再取得します。(省略時:未取得のデータを全て取得します。) データ連携終了日 dtRelationTo 「出張手配実績データ取得」でデータ取得時の取得するデータの終了日(yyyy/MM/dd)を設定します。設定した場合、「データ連携開始日」から「データ連携終了日」の期間内に取得したデータを再取得します。(省略時:未取得のデータを全て取得します。) マスタID masterId 処理するマスタのIDを設定します。「出張手配実績データ取得」の場合は、ジョブ設定の実行パラメータに「jnavi_trip_data_work」を設定しています。
5.8.2.2.3. 実績データの変更¶
出張予約を変更並びにキャンセルした場合、変更・キャンセル前後のデータが全て実績データとして取り込まれます。有効なデータのみ精算してください。また、出張予約を変更並びにキャンセルした場合、金額がマイナスのデータが発生します。金額がマイナスのデータを精算することはできませんのでご注意ください。