13.5.1. アップデート前にJSP版ガジェットを使用している場合の手順¶
アップデート前にJSP版ガジェットを使用している場合、当手順を実施してください。
13.5.1.1. バージョンアップ前の手順¶
申請書マスタでコンテンツバージョンコピーを実施し、期間を分割します。当手順はバージョンアップ後に実施しても問題ありません。申請書マスタからコンテンツバージョンコピーを実施すると、フロー定義の個別設定は引き継がれません。フロー定義に個別設定を実施している場合、フロー定義の再設定を実施してください。
13.5.1.2. バージョンアップ前の準備¶
当手順はバージョンアップ後に実施しても問題ありません。バージョンアップ後に実施する場合、「%システムストレージ%/kaiden_archive/generic/gadget/old」からXMLファイルを取得してください。
使用しているガジェットを洗い出します。 「%システムストレージ%/kaiden/generic/gadget/old」フォルダから使用しているガジェットのファイルをコピーして、ファイル名を変更して「%パブリックストレージ%/kaiden/generic/gadget」フォルダに格納します。「%システムストレージ%/kaiden/generic/gadget/old」フォルダには、JSP版ガジェットの定義が格納されています。ファイル名は、「%ガジェットクラス%_%ガジェットバリエーション%.xml」です。ファイル名を変更する際は、ガジェットバリエーションの部分を「v01」などから「c01」などに変更してください。変更した値を、以後「変更後のガジェットバリエーション」と呼びます。バージョンアップ前のバージョンがVer2.0.9より前の場合、Ver2.0.9以降の公開ソースからガジェットの定義を取得してください。 「%パブリックストレージ%/kaiden/generic/gadget」フォルダに格納したファイルのガジェットバリエーション(gadgetBuilderSettings / gadgetVariation)、ガジェット名(gadgetBuilderSettings / descriptions / description @ gadgetName)を変更します。ガジェットバリエーション(gadgetBuilderSettings / gadgetVariation)は変更後のガジェットバリエーションを設定してください。ガジェット名(gadgetBuilderSettings / descriptions / description @ gadgetName)は標準ガジェットと区別できるように設定してください。 「%パブリックストレージ%/kaiden/generic/gadget」フォルダに格納したファイルのJSPパス(gadgetBuilderSettings / jspPath)に記載のJSPを公開ソースから取得します。上記JSPと同じフォルダにスマートフォン版のJSP「xxxxx_sp.jsp」が格納されている場合、スマートフォン版のJSPも取得します。Ver2.0.12または、Ver2.0.13以降のアーカイブモジュールの公開ソースをご利用ください。 公開ソースから取得したJSPのファイル名の「V01」などの部分を「C01」など変更後のガジェットバリエーションに合わせて変更します。JSPは、ユーザモジュールの取得元のJSPが格納されていたパスと同じフォルダに格納してください。スマートフォン版のJSPがある場合、スマートフォン版のJSPのファイル名も同様に変更してユーザモジュールに格納します。 公開ソースから取得してファイル名を変更したJSPの「<c:set var=”gadgetVariation”>v01</c:set>」などガジェットバリエーションを定義している箇所を、「<c:set var=”gadgetVariation”>c01</c:set>」など変更後のガジェットバリエーションに変更します。スマートフォン版のJSPがある場合、スマートフォン版のJSPのファイルも同様に変更します。 当手順でJSPを追加したユーザモジュールをアップデート後の環境に含めてデプロイする必要があります。 「%パブリックストレージ%/kaiden/generic/gadget」フォルダに格納したファイルのJSPパス(gadgetBuilderSettings / jspPath)に記載のパスのファイル名をユーザモジュールに追加したJSPのファイル名に修正します。スマートフォン版のJSPの定義は不要です。 ガジェットのトランザクションデータ(k30t_xxxxxx)のガジェットバリエーションを変更後のガジェットバリエーションに修正します。「ガジェットクラス_ガジェットバリエーション_ガジェットインスタンス」で構成されているガジェットIDのガジェットバリエーション部分も変更後のガジェットバリエーションに修正します。修正対象のテーブルはトランザクションデータを変更する必要があるテーブルについてを参考にしてください。 ProductWorkflowSettings.xmlの「gadgetInitImportTargetVersion」をガジェットのインポートを実施する設定に、「contentsInitImportReplaceMode」をコンテンツの入替えを実施しない設定にします。詳細はアップデート・パッチの適用を参照してください。
13.5.1.3. バージョンアップ後の手順¶
ガジェットインポートジョブを実行して、「バージョンアップ前の準備」で「%パブリックストレージ%/kaiden/generic/gadget」フォルダに格納したガジェットをインポートします。 申請書マスタ(アーカイブ)から、コンテンツバージョンの過去の期間に関して、「バージョンアップ前の準備」で「%パブリックストレージ%/kaiden/generic/gadget」フォルダに格納したガジェットに差し替えて更新します。 バージョンアップ前に標準ガジェットのXMLが「%パブリックストレージ%/kaiden/generic/gadget」フォルダに格納されている場合、「%システムストレージ%/kaiden/generic/gadget」フォルダのXMLを「%パブリックストレージ%/kaiden/generic/gadget」フォルダに上書きします。 申請書マスタから新しい期間のコンテンツバージョンに対してガジェットのつけ外しを実施して更新します。 登録済みのコンテンツのユーザプログラムは申請書マスタから更新されないため、IM-Workflowのコンテンツ定義から、新しい期間のコンテンツバージョンのユーザプログラムを更新します。ユーザプログラムに登録されている全てのプログラムに対して「jp.co.slcs.kaiden2」の箇所を「jp.co.slcs.kaiden.v2」に変更してください。