13.5.2. アップデート前にGadgetBuilder版ガジェットを使用している場合の手順¶
アップデート前にGadgetBuilder版ガジェットを使用している場合、当手順を実施してください。Ver2.0.12より前のバージョンをご利用の場合、Ver2.0.12の最新のパッチにバージョンアップしてから作業することを推奨します。
13.5.2.1. バージョンアップ前の手順¶
Ver2.0.12以前のバージョンで作業する場合、Ver2.0.12の最新のパッチの環境を作成し、「%システムストレージ%/kaiden/generic」からXMLファイルを取得してください。または、バージョンアップ後に実施してください。バージョンアップ後に実施する場合、「%システムストレージ%/kaiden_archive/generic」からXMLファイルを取得してください。
使用しているガジェットを洗い出します。 「%システムストレージ%/kaiden/generic/gadget」フォルダから使用しているガジェットのファイルをコピーして、ファイル名を変更して「%パブリックストレージ%/kaiden/generic/gadget」フォルダに格納します。ファイル名は、「%ガジェットクラス%_%ガジェットバリエーション%.xml」です。ファイル名を変更する際は、ガジェットバリエーションの部分を「v01」などから「c01」などに変更してください。変更した値を、以後「変更後のガジェットバリエーション」と呼びます。 使用しているガジェット内で使用しているMasterBuilderを洗い出します。フィールドタイプ(gadgetBuilderSettings / blocks / block / groups / group / fields / field @ type)が「”MASTER”」のフィールドでMasterBuilderを使用しています。 「%システムストレージ%/kaiden/generic/master」フォルダから使用しているMasterBuilderのファイルをコピーして、ファイル名を変更して「%パブリックストレージ%/kaiden/generic/master」フォルダに格納します。ファイル名を変更する際は、「%マスタID%_%拡張ID%.xml」のようにファイル名の末尾に「c01」などの任意の拡張IDを付与します。 「%パブリックストレージ%/kaiden/generic/gadget」フォルダに格納したファイルのガジェットバリエーション(gadgetBuilderSettings / gadgetVariation)、ガジェット名(gadgetBuilderSettings / descriptions / description @ gadgetName)を変更します。ガジェットバリエーション(gadgetBuilderSettings / gadgetVariation)は変更後のガジェットバリエーションを設定してください。ガジェット名(gadgetBuilderSettings / descriptions / description @ gadgetName)は標準ガジェットと区別できるように設定してください。 「%パブリックストレージ%/kaiden/generic/gadget」フォルダに格納したファイルのMasterBuilderを使用している箇所の引数設定(gadgetBuilderSettings / blocks / block / groups / group / fields / field / args/ arg)の「extensionId」をMasterBuilderのファイル名に付与した拡張IDに変更します。 ガジェットインポートジョブを実行して、「%パブリックストレージ%/kaiden/generic/gadget」フォルダに格納したガジェットをインポートします。 申請書マスタでコンテンツバージョンコピーを実施し、期間を分割します。 コンテンツバージョンの過去の期間に関して、「%パブリックストレージ%/kaiden/generic/gadget」フォルダに格納したガジェットに差し替えて更新します。 ガジェットのトランザクションデータ(k30t_xxxxxx)のガジェットバリエーションを変更後のガジェットバリエーションに修正します。ガジェットクラス_ガジェットバリエーション_ガジェットインスタンスで構成されているガジェットIDのガジェットバリエーション部分も変更後のガジェットバリエーションに修正します。修正対象のテーブルはトランザクションデータを変更する必要があるテーブルについてを参考にしてください。
13.5.2.2. バージョンアップ前の準備¶
ProductWorkflowSettings.xmlの「gadgetInitImportTargetVersion」をガジェットのインポートを実施する設定に、「contentsInitImportReplaceMode」をコンテンツの入替えを実施しない設定にします。詳細はアップデート・パッチの適用を参照してください。
13.5.2.3. バージョンアップ後の手順¶
バージョンアップ前に標準ガジェットのXMLが「%パブリックストレージ%/kaiden/generic/gadget」フォルダに格納されている場合、「%システムストレージ%/kaiden/generic/gadget」フォルダのXMLを「%パブリックストレージ%/kaiden/generic/gadget」フォルダに上書きします。 申請書マスタから新しい期間のコンテンツバージョンに対してガジェットのつけ外しを実施して更新します。 登録済みのコンテンツのユーザプログラムは申請書マスタから更新されないため、IM-Workflowのコンテンツ定義から、新しい期間のコンテンツバージョンのユーザプログラムを更新します。ユーザプログラムに登録されている全てのプログラムに対して「jp.co.slcs.kaiden2」の箇所を「jp.co.slcs.kaiden.v2」に変更してください。
13.5.2.4. ガジェットごとの追加手順¶
13.5.2.4.1. 会計期間チェック、請求書番号チェック、費用明細行数チェックを使用する場合¶
会計期間チェック(accountingPeriodValidate_v01.xml、accountingPeriodValidate_v02.xml)、請求書番号チェック(billingNoValidate_v01)、費用明細行数チェック(expenseCountValidate_v01.xml)を使用する場合、追加の手順が必要です。「バージョンアップ前の手順」のガジェットインポートを実施前に実施ください。
「バージョンアップ前の手順」で「%パブリックストレージ%/kaiden/generic/gadget」フォルダに格納したファイルのJSPパス(gadgetBuilderSettings / jspPath)に記載のJSPを公開ソースから取得します。上記JSPと同じフォルダにスマートフォン版のJSP「xxxxx_sp.jsp」が格納されている場合、スマートフォン版のJSPも取得します。Ver2.0.12または、Ver2.0.13以降のアーカイブモジュールの公開ソースをご利用ください。 公開ソースから取得したJSPのファイル名の「V01」などの部分を「C01」など変更後のガジェットバリエーションに合わせて変更します。JSPは、ユーザモジュールの取得元のJSPが格納されていたパスと同じフォルダに格納してください。スマートフォン版のJSPがある場合、スマートフォン版のJSPのファイル名も同様に変更してユーザモジュールに格納します。 公開ソースから取得してファイル名を変更したJSPの「<c:set var=”gadgetVariation”>v01</c:set>」などガジェットバリエーションを定義している箇所を、「<c:set var=”gadgetVariation”>c01</c:set>」など変更後のガジェットバリエーションに変更します。スマートフォン版のJSPがある場合、スマートフォン版のJSPのファイルも同様に変更します。 当手順でJSPを追加したユーザモジュールをアップデート後の環境に含めてデプロイする必要があります。 「%パブリックストレージ%/kaiden/generic/gadget」フォルダに格納したファイルのJSPパス(gadgetBuilderSettings / jspPath)に記載のパスのファイル名をユーザモジュールに追加したJSPのファイル名に修正します。スマートフォン版のJSPの定義は不要です。
13.5.2.4.2. ファイル添付明細を使用する場合¶
ファイル添付明細(fileAttachDetail_v01.xml)、ファイル添付明細(DataDelivery連携)(fileAttachDetailForDD_v01.xml)を使用する場合、追加の手順が必要です。「バージョンアップ前の手順」のガジェットインポートを実施前に実施ください。
「%パブリックストレージ%/kaiden/generic/gadget」フォルダに格納したファイルのバリデート内容(gadgetBuilderSettings / blocks / block / groups / group / fields / field / validates / validate @ config)の「fileAttachDetail_v01_0_uploadFilesExtension」または「fileAttachDetailForDD_v01_0_uploadFilesExtension」の「v01」を変更後のガジェットバリエーションに変更してください。
13.5.2.4.3. ファイル明細、ファイル検索を使用する場合¶
ファイル明細(fileDetail_v01.xml)、ファイル検索(searchFile_v01.xml)を使用する場合、追加の手順が必要です。「バージョンアップ前の手順」のガジェットインポートを実施前に実施ください。
「%システムストレージ%/kaiden/generic/master」フォルダから次のファイルをコピーして、ファイル名を変更して「%パブリックストレージ%/kaiden/generic/master」フォルダに格納します。
コピー元ファイル名 コピー先で変更後のファイル名 company.xml company_%ファイル検索のガジェットID%.xml currency.xml currency_archive.xml currency.xml currency_%ファイル検索のガジェットID%.xml file_category_breakdown.xml file_category_breakdown_archive.xml file_category.xml file_category_%ファイル検索のガジェットID%.xml file_received.xml file_received_archive.xml file_received.xml file_received_%ファイル検索のガジェットID%.xml file_user.xml file_user_%ファイル検索のガジェットID%.xml item.xml item_archive.xml item.xml item_%ファイル検索のガジェットID%.xml qualified_invoice_settings.xml qualified_invoice_settings_archive.xml qualified_invoice_settings.xml qualified_invoice_settings_%ファイル検索のガジェットID%.xml user_ath_company.xml user_ath_company_archive.xml user_ath_company.xml user_ath_company_%ファイル検索のガジェットID%.xml