3.7. プログラム開発における注意点¶
項目
3.7.1. 全般¶
3.7.1.1. ファイルサイズの大きいPDFファイルは、出力処理に時間がかかる場合があります¶
ファイルサイズの大きいPDFファイルを作成する際、出力処理に時間がかかり、APIのレスポンスとPDFファイルがディスク上に完全に書き出されるタイミングが大きく異なる場合があります。
サイズの大きいPDFファイルを作成する場合は、出力処理の時間を考慮し、十分な時間が経過した後に、出力されたPDFファイルにアクセスするようにしてください。
3.7.1.2. ファイルパスの指定方法について注意してください¶
帳票レイアウトファイルやデータファイルは、< %PUBLIC_STORAGE_PATH% >からの相対パスで指定してください。
ただし、一部の項目では、相対パスではなく絶対パスでの指定が必要です。
次のメソッド、および、データファイル内で画像のファイルパスを指定する場合は、絶対パスで指定してください。
開発モデル | クラス | メソッド |
---|---|---|
スクリプト開発モデル | IODoc/IODocRemote | setData(id, data) |
IODBDoc/IODBDocRemote | setCol(value)
setGlobal(name, value)
|
|
IOCela/IOCelaRemote | setData(id, data) | |
JavaEE開発モデル | CSVDoc/CSVDocRemote | setData(id, data)
setRecord(datarecord)
|
DBDoc/DBDocRemote | setCol(value)
setGlobal(name, value)
|
|
CSVCela/CSVCelaRemote | setData(id, data) |
3.7.1.3. ファイルの出力先の競合に注意してください¶
IODファイル、または、PDFファイルを作成する際、指定したパスにファイルが既に存在している場合でも、ファイルは上書きされ、エラーは発生しません。
ただし、ファイルを別プロセスで使用している場合は、エラーが発生します。
ファイルの出力先の競合を回避するためには、重複しない出力ファイル名を使用する等、上位アプリケーション側でファイルの排他制御を行ってください。
3.7.1.4. intra-mart WebPlatform から移行する際、ソースコード等の調整が必要な場合があります¶
intra-mart WebPlatform から intra-mart Accel Platform へ移行する際、ソースコード、帳票レイアウトファイル、および、データファイルの調整が必要な場合があります。
詳細については「 intra-mart WebPlatform から intra-mart Accel Platform への移行 」を参照してください。
3.7.2. 連票形式 IODBDOC¶
3.7.2.1. カラムデータとしてnullを指定しないでください¶
カラムデータを設定する際、setColに、nullを指定しないでください。
nullを指定した場合、PDFファイル作成時にエラーが発生します。
3.7.2.2. 定義したカラム数と同数のカラムデータを設定してください¶
setColを使用する際は、帳票レイアウトファイルで定義したカラムと同数のカラムデータが設定されるように指定してください。
カラムとデータの数が一致していない場合、PDFファイル作成時にエラーが発生します。