品目マスタ 照会 API (MaterialGetAllController)¶
品目マスタを照会するためには、MaterialGetAllController クラスの持つ各メソッドを利用する必要があります。引数、戻り値についての詳細な情報は、API リストを参照してください。
各メソッドの説明¶
コンストラクタ / メソッド名 説明 MaterialGetAllController コンストラクタ(引数無し) MaterialGetAllController コンストラクタ(第1引数あり)。ConnectionManager を使う場合に使用する。第1引数で「ConnectionManager」を設定する。MaterialGetAllController コンストラクタ(第1引数あり)。SAPClient の接続情報を使う場合に使用する。第1引数で「SAPClient」(オブジェクト)を設定する。setCompanycode import 項目:会社コードを設定します。 setDistributionchannel import 項目:流通チャネルを設定します。 setLifovaluationlevel import 項目:LIFO 評価レベルを設定します。 setMaterial import 項目:品目コードを設定します。 setPlant import 項目:プラントを設定します。 setSalesorganisation import 項目:販売組織を設定します。 setStoragelocation import 項目:保管場所を設定します。 setStoragetype import 項目:保管域タイプを設定します。 setValuationarea import 項目:評価レベルを設定します。 setValuationtype import 項目:評価タイプを設定します。 setWarehousenumber import 項目:倉庫番号/複合倉庫を設定します。 setStrParam 構造型の各項目に値を設定する。第1引数に structure 名、第2引数に項目名、第3引数に値を設定する。setTblParam テーブル型の各項目に値を設定する。第1引数にテーブル名、第2引数に項目名第3引数に値、第4引数にレコード番号を設定する。executeBapi BapiController により品目コードを検索します。 getBapiReturnErrMessage BAPI実行結果である BapiReturn の Type 情報が正常(デフォルト値: “S” / “”)以外の BapiReturn オブジェクトのメッセージ情報を全て返します。全て正常の場合は null が返却されます。getBapiReturnMessage BAPI実行結果である BapiReturn の Type 情報が正常(デフォルト値: “S” / “”)と判断された Type 情報のメッセージ情報を全て返します。メッセージが存在しない場合は null が返却されます。getCompanycode import 項目:会社コードを取得します。 getDistributionchannel import 項目:流通チャネルを取得します。 getLifovaluationlevel import 項目:LIFO 評価レベルを取得します。 getMaterial import 項目:品目コードを取得します。 getPlant import 項目:プラントを取得します。 getSalesorganisation import 項目:販売組織を取得します。 getStoragelocation import 項目:保管場所を取得します。 getStoragetype import 項目:保管域タイプを取得します。 getValuationarea import 項目:評価レベルを取得します。 getValuationtype import 項目:評価タイプを取得します。 getWarehousenumber import 項目:倉庫番号/複合倉庫を取得します。 getMaterialEvg import 項目:品目コード(長)情報を取得します。 getClientData 品目データ (クライアントレベル)情報を取得します。 getSalesData 販売データ情報を取得します。 getStorageLocationData 品目データ (保管場所レベル)情報を取得します。 getExtensionOutList BAPI パラメータ EXTENSIONIN/EXTENSIONOUT の参照構造情報を取得します。取得されるデータについては、カラム順の連続データとなる。getForecastParameters 予測パラメータ情報を取得します。 getInternationArticleNumbersList EAN 情報を取得します。 getLifoValuationData LIFO 関連品目データ情報を取得します。 getMaterialDescriptionList 品目テキスト情報を取得します。 getMaterialTextList テキスト (長)情報を取得します。 getPlanningData 品目マスタ/製品グループの変更伝票構造情報を取得します。 getPlantData 品目データ (プラントレベル)情報を取得します。 getProductionResourceToolData 品目マスタの生産資源/治工具 (PRT) 項目情報を取得します。 getSalesData 販売データ情報を取得します。 getStorageLocationData 品目データ (保管場所レベル)情報を取得します。 getStorageTypeData 保管域タイプデータ情報を取得します。 getTaxClassificationsList 制御デ-タ情報を取得します。 getUnitSofmeasureList 数量単位情報を取得します。 getValuationData 評価データ情報を取得します。 getWarehouseNumberData 倉庫番号データ情報を取得します。
サンプルプログラム¶
var clientData; var plantData; var forecastParameters; var planningData; var storageLocationData; var valuationData; var warehouseNumberData; var salesData; var storageTypeData; var productionResourceToolData; var lifoValuationData; var materialDescriptionList; var materialDescriptionCnt; var unitSofmeasureList; var unitSofmeasureCnt; var internationArticleNumbersList; var internationArticleNumbersCnt; var materialTextList; var materialTextCnt; var taxClassificationsList; var taxClassificationsCnt; var extensionOutList; var extensionOutCnt; function init(request) { //-------------------------------------------------------------------------- //変数宣言 //-------------------------------------------------------------------------- var objCon; var objResult; //-------------------------------------------------------------------------- //インスタンス生成 //-------------------------------------------------------------------------- objCon = new MaterialGetAllController(); //説明 1 //-------------------------------------------------------------------------- // 単一項目セット //説明 2 //-------------------------------------------------------------------------- objCon.setMaterial("000000000000000724"); //品目コード objCon.setPlant("1110"); //プラント objCon.setStoragelocation("1111"); //保管場所 objCon.setSalesorganisation("1100"); //販売組織 objCon.setDistributionchannel("1A"); //流通チャネル //-------------------------------------------------------------------------- // executeBapi実行 //説明 5 //-------------------------------------------------------------------------- objResult = objCon.executeBapi(); //-------------------------------------------------------------------------- // エラー判定 //-------------------------------------------------------------------------- if ( objResult["ERR_CODE"] != null ) { Debug.browse(objResult); } //セッションから品目マスタ照会情報を取得 //説明 6 clientData = objCon.getClientData() plantData = objCon.getPlantData() forecastParameters = objCon.getForecastParameters() planningData = objCon.getPlanningData() storageLocationData = objCon.getStorageLocationData() valuationData = objCon.getValuationData() warehouseNumberData = objCon.getWarehouseNumberData() salesData = objCon.getSalesData() storageTypeData = objCon.getStorageTypeData() productionResourceToolData = objCon.getProductionResourceToolData() lifoValuationData = objCon.getLifoValuationData() //品目テキストの内容と件数を取得 materialDescriptionList = objCon.getMaterialDescriptionList() materialDescriptionCnt = materialDescriptionList.length; //数量単位の内容と件数を取得 unitSofmeasureList = objCon.getUnitSofmeasureList() unitSofmeasureCnt = unitSofmeasureList.length; //EANの内容と件数を取得 internationArticleNumbersList = objCon.getInternationArticleNumbersList() internationArticleNumbersCnt = internationArticleNumbersList.length; //テキスト (長)の内容と件数を取得 materialTextList = objCon.getMaterialTextList() materialTextCnt = materialTextList.length; //制御データの内容と件数を取得 taxClassificationsList = objCon.getTaxClassificationsList() taxClassificationsCnt = taxClassificationsList.length; //BAPI パラメータ EXTENSIONIN/EXTENSIONOUT の参照構造の内容と件数を取得 extensionOutList = objCon.getExtensionOutList() extensionOutCnt = extensionOutList.length; }
品目マスタ照会 API のインスタンス生成(説明1)
MaterialGetAllController クラスのインスタンスを生成します。引数は不要です。インスタンスを生成すると、品目マスタ照会 BAPI(BAPI_MATERIAL_GETALL)の import 型の import、table パラメータに値を設定することができます。import の各項目に値を設定(説明2)
import パラメータの項目に値を設定する場合は、set メソッドを使用します。メソッドについては各 API のAPI リストを参照ください。
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structure の各項目に値を設定(説明3)
structure パラメータの項目に値を設定する場合は、setStrParam メソッドを使用します。第1引数のstructure 名称は固定値になっています。後述のとおりに名称を設定して下さい。第2引数の項目名称はSAP の各属性の項目名称を設定してください。structure 名称、項目名称は英字の大文字、小文字は厳密に区別されます。第3引数に値を設定します。SAP structure セットする固有名称 MATERIAL_EVG(品目コード (長) ) MaterialEvg - ..warning::
- サンプルプログラムにはstructureのセットは行なっていません。
table の各項目に値を設定(説明4)
table パラメータの項目に値を設定する場合は、setTblParam メソッドを使用します。第1引数のtable名称は固定値になっています。後述のとおりに名称を設定して下さい。第2引数の項目名称は SAP の各属性の項目名称を設定してください。table 名称、項目名称は英字の大文字、小文字は厳密に区別されます。第3引数に値、第四引数にレコード番号を設定します。SAP table セットする固有名称 EXTENSIONOUT (BAPIパラメータEXTENSIONIN/EXTENSIONOUT の参照構造) ExtensionOut INTERNATIONARTICLENUMBERS(EAN) InternationArticleNumbers MATERIALDESCRIPTION(品目テキスト) MaterialDescription MATERIALTEXT(テキスト(長)) MaterialText TAXCLASSIFICATIONS(制御デ-タ) TaxClassifications UNITSOFMEASURE(数量単位) UnitSofmeasure - ..warning::
- サンプルプログラムにはtableのセットは行なっていません。
品目マスタ照会(説明5)
MaterialGetAllController クラスの executeBapi メソッドを実行すると、各項目にセットされた値で SAP より品目マスタデータとして照会されます。品目マスタ照会用 BAPI(BAPI_MATERIAL_GETALL)の実行後に RETURN パラメータの内容も取得します。サンプルプログラムの中で記載されたデータ取得メソッドの詳細説明については、以下を参照してください。(説明6)
Type 情報が正常(デフォルト値: “S” / “”)以外の BapiReturn を取得
MaterialGetAllControllerクラスのgetBapiReturnErrMessageメソッドを使用すると、取得したBapiReturnのType情報が正常(デフォルト値:”S”/””)以外のBapiReturnオブジェクトのメッセージ情報を取得することが可能です。全て正常の場合はnullを取得します。項目の値を取得するには、KEYにSAPの各属性の項目名称を設定してください。Type 情報が正常(デフォルト値: “S” / “”)の BapiReturn を取得
MaterialGetAllController クラスの getBapiReturnMessage メソッドを使用すると、取得した BapiReturnのType情報が正常(デフォルト値: “S” / “”)と判断された Type情報のメッセージ情報を取得することが可能です。メッセージが存在しない場合は null を取得します。項目の値を取得するには、KEY に SAP の各属性の項目名称を設定してください。会社コード情報を取得
MaterialGetAllController クラスの getCompanycode メソッドを使用すると、設定した会社コード情報を取得することが可能です。流通チャネル情報を取得
MaterialGetAllController クラスの getDistributionchannel メソッドを使用すると、設定した流通チャネル情報を取得することが可能です。LIFO 評価レベル情報を取得
MaterialGetAllController クラスの getLifovaluationlevel メソッドを使用すると、設定した LIFO 評価レベル情報を取得することが可能です。品目コード情報を取得
MaterialGetAllController クラスの getMaterial メソッドを使用すると、設定した品目コード情報を取得することが可能です。プラント情報を取得
MaterialGetAllController クラスの getPlant メソッドを使用すると、設定したプラント情報を取得することが可能です。販売組織情報を取得
MaterialGetAllController クラスのgetSalesorganisation メソッドを使用すると、設定した販売組織情報を取得することが可能です。保管場所情報を取得
MaterialGetAllController クラスの getStoragelocation メソッドを使用すると、設定した保管場所情報を取得することが可能です。保管域タイプ情報を取得
MaterialGetAllController クラスの getStoragetype メソッドを使用すると、設定した保管域タイプ情報を取得することが可能です。評価レベル情報を取得
MaterialGetAllController クラスの getValuationarea メソッドを使用すると、設定した評価レベル情報を取得することが可能です。評価タイプ情報を取得
MaterialGetAllControllerクラスのgetValuationtypeメソッドを使用すると、設定した評価タイプ情報を取得することが可能です。倉庫番号/複合倉庫情報を取得
MaterialGetAllController クラスの getWarehousenumber メソッドを使用すると、設定した倉庫番号/複合倉庫情報を取得することが可能です。品目コード (長)情報を取得
MaterialGetAllController クラスの getMaterialEvg メソッドを使用すると、設定した品目コード (長)情報を取得することが可能です。品目データ (クライアントレベル)情報を取得
MaterialGetAllControllerクラスのgetClientDataメソッドを使用すると、取得した品目データ (クライアントレベル)情報を取得することが可能です。項目の値を取得するには、KEY に SAP の各属性の項目名称を設定してください。BAPI パラメータ EXTENSIONIN/EXTENSIONOUT の参照構造情報を取得
MaterialGetAllController クラスの getExtensionOutList メソッドを使用すると、取得した BAPI パラメータ EXTENSIONIN/EXTENSIONOUT の参照構造情報を取得することが可能です。項目の値を取得するには、KEY に SAP の各属性の項目名称を設定してください。予測パラメータ情報を取得
MaterialGetAllControllerクラスのgetForecastParametersメソッドを使用すると、取得した予測パラメータ情報を取得することが可能です。項目の値を取得するには、KEY に SAP の各属性の項目名称を設定してください。EAN 情報を取得
MaterialGetAllController クラスの getInternationArticleNumbersList メソッドを使用すると、取得したEAN 情報を取得することが可能です。項目の値を取得するには、KEY に SAP の各属性の項目名称を設定してください。LIFO 関連品目データ情報を取得
MaterialGetAllController クラスの getLifoValuationData メソッドを使用すると、取得した LIFO 関連品目データ情報を取得することが可能です。項目の値を取得するには、KEY に SAP の各属性の項目名称を設定してください。品目テキスト情報を取得
MaterialGetAllController クラスの getMaterialDescriptionList メソッドを使用すると、取得した品目テキスト情報を取得することが可能です。項目の値を取得するには、KEY に SAP の各属性の項目名称を設定してください。テキスト (長)情報を取得
MaterialGetAllController クラスの getMaterialTextList メソッドを使用すると、取得したテキスト (長)情報を取得することが可能です。項目の値を取得するには、KEY に SAP の各属性の項目名称を設定してください。品目マスタ/製品グループの変更伝票構造情報を取得
MaterialGetAllController クラスの getPlanningData メソッドを使用すると、取得した品目マスタ/製品グループの変更伝票構造情報を取得することが可能です。項目の値を取得するには、KEY に SAP の各属性の項目名称を設定してください。品目データ (プラントレベル)情報を取得
MaterialGetAllController クラスの getPlantData メソッドを使用すると、取得した品目データ (プラントレベル)情報を取得することが可能です。項目の値を取得するには、KEY に SAP の各属性の項目名称を設定してください。品目マスタの生産資源/治工具 (PRT) 項目情報を取得
MaterialGetAllController クラスのgetProductionResourceToolData メソッドを使用すると、取得した品目マスタの生産資源/治工具 (PRT) 項目情報を取得することが可能です。項目の値を取得するには、KEY に SAP の各属性の項目名称を設定してください。販売データ情報を取得
MaterialGetAllController クラスの getSalesData メソッドを使用すると、取得した販売データ情報を取得することが可能です。項目の値を取得するには、KEY に SAP の各属性の項目名称を設定してください。品目データ (保管場所レベル)情報を取得
MaterialGetAllController クラスの getStorageLocationData メソッドを使用すると、取得した品目データ(保管場所レベル)情報を取得することが可能です。項目の値を取得するには、KEY に SAP の各属性の項目名称を設定してください。保管域タイプデータ情報を取得
MaterialGetAllController クラスの getStorageTypeData メソッドを使用すると、取得した保管域タイプデータ情報を取得することが可能です。項目の値を取得するには、KEY に SAP の各属性の項目名称を設定してください。制御デ-タ情報を取得
MaterialGetAllController クラスの getTaxClassificationsList メソッドを使用すると、取得した制御デ-タ情報を取得することが可能です。項目の値を取得するには、KEY に SAP の各属性の項目名称を設定してください。数量単位情報を取得
MaterialGetAllControllerクラスのgetUnitSofmeasureListメソッドを使用すると、取得した数量単位情報を取得することが可能です。項目の値を取得するには、KEY に SAP の各属性の項目名称を設定してください。評価データ情報を取得
MaterialGetAllController クラスの getValuationData メソッドを使用すると、取得した評価データ情報を取得することが可能です。項目の値を取得するには、KEY に SAP の各属性の項目名称を設定してください。倉庫番号データ情報を取得
MaterialGetAllController クラスの getWarehouseNumberData メソッドを使用すると、取得した倉庫番号データ情報を取得することが可能です。項目の値を取得するには、KEY に SAP の各属性の項目名称を設定してください。
コラム
サンプルプログラム実行結果では、SAP テスト環境のデータが取得されています。SAP 標準では該当データが存在しません。