UserMatterStatus オブジェクト

案件状態マネージャオブジェクト。
コンストラクタに指定する「検索レベル」の範囲で、案件情報や案件プロパティ情報を取得します。

「検索レベル」が「0」の場合は、「imw_t_actv」で始まる未完了案件関連テーブルから案件情報や案件プロパティ情報を取得します。
「検索レベル」が「1」の場合は、未完了案件と「imw_t_cpl」で始まる完了案件関連テーブルから案件情報や案件プロパティ情報を取得します。
「検索レベル」が「2」の場合は、未完了案件と完了案件に加え、「imw_ayyyymm」で始まる過去案件関連テーブルから案件情報や案件プロパティ情報を取得します。

「検索レベル」を「2」に指定することで、システム案件IDでその案件のステータス(未完了、完了、過去)状態を取得することができます。
検索の順番は、未完了案件 → 完了案件 → 過去案件の順に行います。
過去案件が大量に存在する場合は、結果を取得するまで時間がかかる場合があります。

導入されたバージョン:7.2

コンストラクタの概要
UserMatterStatus (String loginGroupId ,String localeId ,String searchLevel)
コンストラクタ。

メソッドの概要
WorkflowResultInfo getMatterPropertyStatus (String userDataId)
特定の案件の案件プロパティ状態情報を取得します。
WorkflowResultInfo getMatterStatus (String systemMatterId)
特定の案件の状態を取得します。
WorkflowResultInfo getMatterStatusDetail (String systemMatterId)
特定の案件の状態と詳細情報を取得します。

コンストラクタの詳細
UserMatterStatus

UserMatterStatus (String loginGroupId ,String localeId ,String searchLevel)
コンストラクタ。
引数で指定したパラメータで案件状態マネージャを新しく生成します。
パラメータ
loginGroupId String ログイングループID
localeId String ロケールID
searchLevel String 検索レベル("0":未完了案件のみ検索、 "1":未完了/完了案件を検索、 "2":未完了/完了/過去案件を検索)

メソッドの詳細
getMatterPropertyStatus

WorkflowResultInfo getMatterPropertyStatus (String userDataId)

特定の案件の案件プロパティ状態情報を取得します。

コンストラクタに指定した検索レベルの範囲内で、パラメータで指定したユーザデータIDの案件プロパティ状態情報を取得します。

検索レベルが「1」の場合は未完了案件関連テーブルからデータを取得し、存在する場合はそのデータを返却し、
存在しない場合はdata属性に「null」を設定して返却します。

検索レベルが「2」の場合は未完了案件関連テーブルからデータを取得し、存在する場合はそのデータを返却し、
存在しない場合は完了案件関連テーブルからデータを取得します。
完了案件関連テーブルからデータを取得し、存在する場合はそのデータを返却し、存在しない場合はdata属性に「null」を設定して返却します。

検索レベルが「3」の場合は検索レベル「2」の動作と同じく、完了案件までの検索を行い、
検索データが存在する場合はそのデータを返却し、存在しない場合は過去案件関連テーブルからデータを取得します。
過去案件関連テーブルの検索は、現在のシステム日付を基準に、IM-Workflowのバージョン開始・終了日までの、時間を辿りながら、複数の過去案件テーブルの検索を行います。
検索途中で見つかる場合にはそのデータを返却し、全テーブルにデータが存在しない場合はdata属性に「null」を設定して返却します。
この処理には条件によっては、時間がかかる場合があります。

処理結果を格納する「案件プロパティ状態情報」には案件のステータスによって、異なるテーブルからデータを取得し設定します。

未完了案件状態の情報は「imw_t_user_data」のテーブルから指定したユーザデータIDで情報を取得します。
完了案件状態の情報は「imw_t_cpl_matter_user_data」テーブルから指定したユーザデータIDで情報を取得します。
過去案件状態の情報は「imw_ayyyymm_matter_user_data」のテーブルから指定したユーザデータIDで情報を取得します。

案件の状態情報を取得するには「getMatterStatus(String)」を利用してください。

パラメータ
userDataId String ユーザデータID
返却値
WorkflowResultInfo 処理結果を返却します。
WorkflowResultInfo のdata属性には、案件プロパティ状態情報オブジェクトが設定されます。

getMatterStatus

WorkflowResultInfo getMatterStatus (String systemMatterId)

特定の案件の状態を取得します。

コンストラクタに指定した検索レベルの範囲内で、パラメータで指定したシステム案件IDの案件状態情報を取得します。

検索レベルが「1」の場合は未完了案件関連テーブルからデータを取得し、存在する場合はそのデータを返却し、
存在しない場合はdata属性に「null」を設定して返却します。

検索レベルが「2」の場合は未完了案件関連テーブルからデータを取得し、存在する場合はそのデータを返却し、
存在しない場合は完了案件関連テーブルからデータを取得します。
完了案件関連テーブルからデータを取得し、存在する場合はそのデータを返却し、存在しない場合はdata属性に「null」を設定して返却します。

検索レベルが「3」の場合は検索レベル「2」の動作と同じく、完了案件までの検索を行い、
検索データが存在する場合はそのデータを返却し、存在しない場合は過去案件関連テーブルからデータを取得します。
過去案件関連テーブルの検索は、現在のシステム日付を基準に、IM-Workflowのバージョン開始・終了日までの、時間を辿りながら、複数の過去案件テーブルの検索を行います。
検索途中で見つかる場合にはそのデータを返却し、全テーブルにデータが存在しない場合はdata属性に「null」を設定して返却します。
この処理には条件によっては、時間がかかる場合があります。

処理結果を格納する「案件状態情報オブジェクト」には案件のステータスによって、異なるテーブルからデータを取得し設定します。

未完了案件状態の情報は「imw_t_actv_matter」のテーブルから指定したシステム案件IDで情報を取得します。

完了案件状態の情報は「imw_t_cpl_matter」のテーブルから指定したシステム案件IDで情報を取得します。

過去案件状態の情報は「imw_ayyyymm_matter」のテーブルから指定したシステム案件IDで情報を取得します。

各テーブルからシステム案件IDで取得される案件は1件になります。実際に取得した案件情報が複数件である場合は、エラーと判断してdata属性に「null」を設定して返却します。

案件のステータス以外に詳しい情報を取得するには「getMatterStatusDetail(String)」を利用してください。

パラメータ
systemMatterId String システム案件ID
返却値
WorkflowResultInfo 処理結果を返却します。
WorkflowResultInfo のdata属性には、案件状態情報オブジェクトが設定されます。

getMatterStatusDetail

WorkflowResultInfo getMatterStatusDetail (String systemMatterId)

特定の案件の状態と詳細情報を取得します。
コンストラクタに指定した検索レベルの範囲内で、パラメータで指定したシステム案件IDの案件状態詳細情報を取得します。

検索レベルが「1」の場合は未完了案件関連テーブルからデータを取得し、存在する場合はそのデータを返却し、
存在しない場合はdata属性に「null」を設定して返却します。

検索レベルが「2」の場合は未完了案件関連テーブルからデータを取得し、存在する場合はそのデータを返却し、
存在しない場合は完了案件関連テーブルからデータを取得します。
完了案件関連テーブルからデータを取得し、存在する場合はそのデータを返却し、存在しない場合はdata属性に「null」を設定して返却します。

検索レベルが「3」の場合は検索レベル「2」の動作と同じく、完了案件までの検索を行い、
検索データが存在する場合はそのデータを返却し、存在しない場合は過去案件関連テーブルからデータを取得します。
過去案件関連テーブルの検索は、現在のシステム日付を基準に、IM-Workflowのバージョン開始・終了日までの、時間を辿りながら、複数の過去案件テーブルの検索を行います。
検索途中で見つかる場合にはそのデータを返却し、全テーブルにデータが存在しない場合はdata属性に「null」を設定して返却します。
この処理には条件によっては、時間がかかる場合があります。

処理結果を格納する「案件状態詳細情報オブジェクト」には案件のステータスによって、異なるテーブルからデータを取得し設定します。

未完了案件状態の情報は「imw_t_actv_matter」、「imw_t_actv_matter_locale」のテーブルから指定したシステム案件IDで情報を取得します。
結果モデル内のユーザデータ案件プロパティの配列には上記テーブルから取得したユーザデータIDで、「imw_t_user_data」から取得した情報が設定されます。

完了案件状態の情報は「imw_t_cpl_matter」、「imw_t_cpl_matter_locale」のテーブルから指定したシステム案件IDで情報を取得します。
結果モデル内のユーザデータ案件プロパティの配列には上記テーブルから取得したユーザデータIDで、「imw_t_cpl_matter_user_data」から取得した情報が設定されます。

過去案件状態の情報は「imw_ayyyymm_matter」、「imw_ayyyymm_matter_locale」のテーブルから指定したシステム案件IDで情報を取得します。
結果モデル内のユーザデータ案件プロパティの配列には上記テーブルから取得したユーザデータIDで、「imw_ayyyymm_matter_user_data」から取得した情報が設定されます。

各テーブルからシステム案件IDで取得される案件は1件になります。実際に取得した案件情報が複数件である場合は、エラーと判断してdata属性に「null」を設定して返却します。

案件のステータスの簡単な情報を取得するには「getMatterStatus(String)」を利用してください。
案件プロパティ情報のみを取得するには「getMatterPropertyStatus(String)」を利用してください。

パラメータ
systemMatterId String システム案件ID
返却値
WorkflowResultInfo 処理結果を返却します。
WorkflowResultInfo のdata属性には、案件状態詳細情報オブジェクトが設定されます。