Solaris/Linux 版のインストール¶
配布アーカイブファイルの展開
展開するアーカイブファイルは、 Wrapper/bin ディレクトリ内にあります。以下のコマンド例により、インストール先のディレクトリにファイルを展開してください。% gunzip -c wrapperd4101_xxx.tar.gz | tar xvf -SSO ディレクトリが作成され、ファイルが展開されます。※ コマンド例で示した、ファイル名の「xxx」の部分は、各プラットフォームよって異なります。ご利用の環境にあわせて変更してください。注意
既に存在するファイルは上書きされてしまいますので、バージョンアップインストールの場合は、事前に設定ファイル等を退避させてください。Webラッパーインストール前の準備
SSO ディレクトリ内のインストーラ設定ファイル(SSO/Installer.conf)をテキストエディタで開き、インストール方法により下記の設定項目を指定してください。コラム
ディレクトリ設定箇所は絶対パスで指定する必要があります。コラム
ディレクトリのパスにスペースを含む場合、ダブルクォートで囲むか、エスケープする必要があります。
- Webラッパーのみをインストールする場合
設定項目 備考 INSTDIR ADMIN_FLG 0 を指定してください。
- Webラッパーと管理ツールをインストールする場合(Tomcat 同時インストール)
設定項目 備考 INSTDIR ADMIN_FLG 1 を指定してください。 ADMIN_CONTEXT JAVA_HOME TOMINS_FLG 1 を指定してください。 TOMCAT_ARCHIVE ADMIN_PORT
- Webラッパーと管理ツールをインストールする場合(既存 Tomcat を使用)
設定項目 備考 INSTDIR ADMIN_FLG 1 を指定してください。 ADMIN_CONTEXT JAVA_HOME TOMINS_FLG 0 を指定してください。 CATALINA_HOME CATALINA_CONF CATALINA_PORT ADMIN_PORT Webラッパーインストーラ(SSO/Installer)を実行します。
次の質問に対して、適切な値を設定してください。
管理ツールユーザ名
管理ツールパスワード
管理ツール接続許可IP
名前解決が可能なホスト名、IPアドレス、ネットワークアドレスによる指定が可能です。例: localhost|mypc|192.168.0.1(ローカルホスト、mypc という名前の端末、192.168.0.1 の IP アドレスを持つ端末から、接続を許可します。)ファイルオーナー、パーミッションの変更
Webラッパー 管理ツールから Webラッパー の「起動/停止」が行えるように設定します。以下のコマンドを実行してください。# chmod 755 SSO/rc/ # chmod 4755 SSO/wrapperd/wrapperd # chown root:root SSO/rc/*ディレクトリオーナーの変更
Webラッパー は通常 nobody で実行されます。インストール先ディレクトリの所有者をnobodyに変更します。適切な所有者が設定されないと、ログファイルを書き込めないため、Webラッパー は起動に失敗します。以下のコマンドを実行してください。# chown nobody:nobody SSO/wrapperd