IM-RPA 利用ガイド 第7版 2023-10-01

IM-RPA 利用ガイド 第7版 2023-10-01

5.3. IM-LogicDesigner タスク説明

5.3.1. エージェント呼び出し

WinActorエージェントを呼び出し、シナリオを実行するタスクです。
エージェントセレクタの標準実装では、エージェントは登録されている中からランダムな順序で選択されます。
選択されたエージェントが現在シナリオ実行中であるならば、次のエージェントが選択されます。
すべてのエージェントがシナリオ実行中の場合は、設定ファイルにて指定した時間だけ待った後、最初からリトライを行います。
リトライ回数が設定された最大回数を超えた場合、エラーが発生します。
シナリオの実行結果として、更新されたデータ一覧ファイルや、特定のパスのファイルを取得することが可能です。

コラム

ロジックフロー定義編集画面にて、WinActorのカテゴリおよびタスクのアイコンが表示されない場合、アイコンのリカバリを実行することで表示されるようになる場合があります。
詳細は、「IM-LogicDesigner ユーザ操作ガイド」 - 「ユーザアイコンをリカバリする」を参照してください。

5.3.1.1. 入力値

im_winactorCallAgent <object>
  ├─ dataFile <storage>
  ├─ groupId <string>
  ├─ resultFilePath <string>
  ├─ scenario <storage> *
  ├─ timeout <integer>
  ├─ vmargs <string>
  └─ suppressAllBusyError <boolean>
項目名 必須/任意 配列/リスト 説明
im_winactorCallAgent 任意 object なし
-
dataFile 任意 storage なし
シナリオにて利用するデータ一覧ファイルを指定してください。
groupId 任意 string なし
実行するロボットのグループIDを指定してください。
resultFilePath 任意 string なし
シナリオによって出力された結果ファイルを取得したい場合に指定します。
エージェントのファイルシステム上の絶対パスを指定してください。
scenario 必須 storage なし
実行するシナリオファイルを指定してください。
timeout 任意 integer なし
シナリオ実行のタイムアウト時間を指定します。
(単位:秒)
エージェントとの通信のタイムアウト時間ではありません。
vmargs 任意 string なし
WinActorに与えるVM引数(-VM)の内容を指定します。
詳細については、WinActorのドキュメントに含まれる「WinActor簡易マニュアル」を参照してください。
suppressAllBusyError 任意 boolean なし
真偽値を指定してください。
false を指定すると、設定されたリトライ回数を試行しても全てのエージェントが実行中だった場合に例外が発生します。
true を指定すると、上記例外の発生を抑制し、正常終了とします。

注意

エージェントを呼び出してシナリオを実行している間、アプリケーションサーバとエージェントとの間の通信のセッションは維持され続けている必要があります。
適切に timeout を設定し、通信のタイムアウトが発生する前にエージェントがレスポンスを返すようにしてください。

5.3.1.2. 出力値

im_winactorCallAgent <object>
  ├─ dataFile <binary>
  ├─ resultFile <binary>
  ├─ stderrLog <binary>
  └─ stdoutLog <binary>
項目名 配列/リスト 説明
im_winactorCallAgent object なし
-
dataFile binary なし
シナリオによって更新されたデータ一覧ファイル
resultFile binary なし
入力値 resultFilePath によって指定された結果ファイル
stderrLog binary なし
WinActorが標準エラーに出力した内容
(通常、何も出力されません)
stdoutLog binary なし
WinActorが標準出力に出力した内容
(通常、何も出力されません)