IM-PDFDesigner for Accel Platform セットアップガイド 第12版 2019-04-01

既存システムの多言語出力への対応手順

既存の IM-PDFDesigner for Accel Platform で構築したシステムを多言語出力に対応させる場合、以下の作業が必要です。
作業の前提として、 IM-PDFDesigner for Accel Platform のインストールが完了し、正常に動作している必要があります。
多言語出力への対応にあたり、帳票エンジン(IOWebDOC)の変更が必要です。既存の IOWebDOC (1.9.x) をアンインストールした後、 IOWebDOC (3.x.x) を新規インストールする必要があります。

IOWebDOC (3.x.x) への変更

(1). 既存の IOWebDOC (1.9.x) をアンインストールします。
(2). 新規に IOWebDOC (3.x.x) をインストールします。

帳票レイアウトファイルの変換

(1). 帳票レイアウトファイルの変換
既存環境(移行元環境)の帳票レイアウトファイル(拡張子が dlf/def/clf のファイル)を準備します。
(2). 作業が必要なファイルは、以下の2種類のファイルです。
・dlfファイル:帳票レイアウト(単票)- ※ dlfファイルが存在しない場合は、iodファイルを探してください。
・def/clfファイル:帳票レイアウト(連票)

コラム

dlfファイルが存在しない場合は、拡張子が iod のファイルを探してください。dlfファイルから帳票ツール固有の情報を削除したものがiodファイルです。dlfファイルとiodファイルは同一です。

(3). dlfファイル(単票)の変換

(3.1). 「スタートメニュー」 → 「YSS IOWebDOC」 → 「IODOC」 を起動します。
(3.2). dlfファイル(またはiodファイル)を、IODOCツールにドラッグ&ドロップします。
(3.3). 帳票レイアウトが開きます。
(3.4). 上書き保存してください。

コラム

dlfファイル保存時に、「ファイル編集確認」のダイアログが表示される場合には、ファイル形式は 「V6.x.x形式」で保存してください。


(3.5). dlfファイルと同じ名称の iodファイル が作成されていることを確認してください。
(3.6). ファイルの最終更新日時が更新されていることを確認してください。
(4). def/clfファイル(連票)の変換( ツール画面. )

(4.1). 「スタートメニュー」 → 「YSS IOWebDOC」 → 「IOCELA」 を起動します。
(4.2). def/clfファイルを、IOCELAツールにドラッグ&ドロップします。
(4.3). 帳票レイアウトが開きます。
(4.4). 上書き保存してください。
(4.5). def/clfファイルの最終更新日時が更新されていることを確認してください。
(5). 移行先の環境に、IM-PDFDesigner for Accel Platform(多言語版) を手順に沿ってインストールします。
(6). 帳票レイアウトファイル/ソースコード一式を、移行先のイントラマート環境に配置します。
配置するパスは、既存システムの配置場所に対応する移行先環境のパスです。
帳票レイアウトファイルは、ストレージの配下です。
ソースコードは、$RESIN_HOME/webapps/{アプリケーション}/ の配下です。

注意

帳票レイアウトファイルの置き場所に注意してください。iAPよりストレージサービスの概念がなくなっており、またテナント機能が新たに追加されています。

コラム

dlf/def/clfファイル以外に cddファイルや画像ファイルを利用している場合は、これらのファイルも一緒に配置してください。基本は帳票レイアウトファイル一式が保存されたフォルダを丸ごと新環境にもっていきます。

(7). 動作確認
既存の帳票出力機能からPDFファイルを出力します。
IM-PDFDesigner for Accel Platform 2017 Summer 以降では、データチェック機能が厳しくなっており、IM-PDFデザイナー Ver.7.x 以前で作成されたデータがエラーとなる可能性があります
このため、必ずすべての帳票レイアウトについて出力を確認してください。

ツール画面

帳票レイアウトファイルを、レイアウトデザインツールで開いてください。
帳票レイアウトファイル保存時に、「ファイル編集確認」のダイアログが表示される場合には、ファイル形式は 「V6.x.x形式」で保存してください。
../../../_images/common_work_1.png
また、保存の際には帳票レイアウトにプロポーショナルフォントが利用されていないか確認してください。
プロポーショナルフォントを使用している場合には、固定幅フォントに修正してください。

注意

一つの識別子の中で利用できるのは、一つの言語のみです。 複数の言語を一つの識別子の中で、利用することはできません。
同一帳票の中で中国語や韓国語を出力される場合は、中国語や韓国語の出力する部分に中国語 や韓国語のフォントを指定してください。

コラム

移行後に、帳票レイアウトの位置/フォントの位置等がずれる場合は、 IOWebDOC (3.x.x) にて保存後に帳票レイアウトの位置を調整してください。

識別子のフォント設定

識別子の属性設定画面を開き、フォントの全角文字、半角文字、半角カナにフォントを設定してください。
選択できない場合は、フォント名をコピー、ペーストしてフォント名を設定してください。
識別子に言語に対応したフォントが設定されていない場合、正常にPDFファイルが出力されません。
../../../_images/common_work_2.png

その他

以下2点に該当する場合には、移行作業とは別にソースコード・帳票レイアウトファイルの修正が必要です。
該当例 必要な作業
廃止メソッド、廃止クラスを利用している場合 ソースコードの修正が必要です。下記の移行先クラス、および付属のサンプルソースを参照してください。
2バージョン以上前の帳票レイアウトを利用している場合 レイアウトデザインツールで既存の帳票レイアウトファイルを開き、上書き保存してください。プログラムからPDFファイルを出力し、出力結果に問題がないことを確認してください。 出力結果に文字化けや文字のずれがないことを確認してください。文字化けや文字のずれ等はレイアウトデザインツール上で修正してください。

廃止メソッド

IM-PDFデザイナー Ver.7.x の setCompressionメソッドは、 IM-PDFDesigner for Accel Platform では廃止されています。利用できずエラーとなりますので、本メソッドを呼び出している箇所は削除してください。

廃止クラス

Storage Service の廃止により、一部のクラスが廃止となりました。
クラス名 新規/廃止/継続 移行先クラス
AbstractBuilder 廃止(使用できません) なし
AbstractPageBuilder 廃止(使用できません) なし
CompressedPDF 継続  
IOCelaPageBuilder 廃止(使用できません) CSVCela
IOCelaPageWriter 廃止(使用できません) CSVCela
IODocPageBuilder 廃止(使用できません) CSVDoc
IODocPageWriter 廃止(使用できません) CSVDoc
PageWriter 廃止(使用できません) なし
PDFBuilder 廃止(使用できません) IOIntegration
PDFDocumentInformation 継続  
PDFException 継続  
PDFIllegalLicenseException 継続  
PDFIllegalParameterException 継続  
PDFIllegalStateException 継続  
PDFIOException 継続  
PDFLibSecurity 継続  
PDFMemoryAccessException 継続  
PDFRuntimeException 継続  
PDFSecurity 継続  
PDFUnsupportedVersionException 新規(サポート対象外のクラスを使用した場合)  
PDFWriter 廃止(使用できません) IOIntegration
AbstractCSVCela 新規(インスタンスの生成はできません)  
AbstractCSVDoc 新規(インスタンスの生成はできません)  
AbstractIODOC 継続  
AbstractIOIntegration 新規(インスタンスの生成はできません)  
CSVCela 継続  
CSVDoc 継続  
IOIntegration 継続  

データファイルの文字コード

入力ファイルのエンコーディング. 」の章を参照ください。

スクリプト開発モデルの場合

データファイルの変更

コラム

具体的には、以下に類似する関数を利用されているお客様になります。

IODOC#setCSV ( String path )
IODOC#setDAT ( String path )
IOCela#setCSV ( String path )
データファイルをUnicodeで保存するよう上位プログラムを変更してください。
データファイルがSJIS(MS932)の場合、Unicode文字の出力はできません。データ生成時の設定に注意してください。
データファイルの形式については、「 入力ファイルのエンコーディング. 」の章を参照してください。
また、CDDエディタを使用している場合(CDDファイルを指定している場合)、
CDDエディタでファイルを読み込み上書き保存してください。

Unicode出力に設定変更(データをメモリ渡ししている場合)

コラム

具体的には、以下に類似する関数を利用されているお客様になります。

IODOC#setData ( String id, String data )
IODOC#setTextBoxData ( String textboxdata )
IOCela#setData ( String id, String data )
IOCela#setRecord ( String datarecoed )
IOCela#setTextBoxData ( String textboxdata )
データをメモリ上に展開しているため、データ取得自体の変更は不要です。
もし、DBがSJIS(MS932)であるようなお客様であれば、 IM-PDFDesigner for Accel Platform(多言語版) の使用自体を見直してください。
移行にあたっては、以下のソースの追加が必要です。

IODOC#setCharset ( String charset )

引数の charset の部分に文字コードを指定してください。通常は、”UnicodeLittle ”(16 ビット Unicode Transformation Format、リトルエンディアンバイト順、バイト順マーク付き) を指定します。

例)

var pdf = new IODoc(iodPath, "");

pdf.setCharset ( "UnicodeLittle" );

// 後続処理を記載

JavaEE開発モデルの場合

データファイルの変更(CSVファイル/DATファイルを使用している場合)

コラム

具体的には、以下に類似する関数を利用されているお客様になります。

CSVDoc#setCSV ( String path )
CSVDoc#setDAT ( String path )
CSVCela#setCSV ( String path )
データファイルをUnicodeで保存するよう上位プログラムを変更してください。
データファイルがSJIS(MS932)の場合、Unicode文字の出力はできません。データ生成時の設定に注意してください。
データファイルの形式については、「 入力ファイルのエンコーディング. 」の章を参照してください。
また、CDDエディタを使用している場合(CDDファイルを指定している場合)、
CDDエディタでファイルを読み込み上書き保存してください。

Unicode出力に設定変更(データをメモリ渡ししている場合)

コラム

具体的には、以下に類似する関数を利用されているお客様になります。

CSVDoc#setData ( String id, String data )
CSVDoc#setTextBoxData ( String textboxdata )
CSVCela#setData ( String id, String data )
CSVCela#setRecord ( String datarecoed )
CSVCela#setTextBoxData ( String textboxdata )
データをメモリ上に展開しているため、データ取得自体の変更は不要です。
もし、DBがSJIS(MS932)であるようなお客様であれば、 IM-PDFDesigner for Accel Platform(多言語版) の使用自体を見直してください。
移行にあたっては、以下のソースの追加が必要です。

CSVDoc#setCharset ( String charset )

引数の charset の部分に文字コードを指定してください。通常は、”UnicodeLittle ”(16 ビット Unicode Transformation Format、リトルエンディアンバイト順、バイト順マーク付き) を指定します。

例)

CSVDoc pdf = new CSVDoc(iodPath, "");

pdf.setCharset ( "UnicodeLittle" );

// 後続処理を記載

コラム

必ず全帳票に対して、複数のデータパターンでPDF出力結果を確認してください。
新規に多言語出力を開始されたシステムについては、必ず全帳票のPDF出力結果を確認してください。