IM-PDFCoordinator for Accel Platform プログラミングガイド 第13版 2024-04-01

8.2. IotheCommonTempFiles

一時ファイルを操作するクラスです。

一時ファイルは、「 intra-mart Accel Platform 設定ファイルリファレンス 」-「 一時ファイルディレクトリ 」で設定したディレクトリ配下に作成されます。

コラム

本クラスの使用例については、「 スクリプト 」を参照してください。

注意

本クラスは、 IM-PDFCoordinator for Accel Platform 2024 Spring 以降のバージョンで使用可能です。

2023 Autumn 以前のバージョンの場合は、 2024 Spring 以降のバージョンにアップデートしてください。

8.2.1. Constructor

8.2.1.1. new IotheCommonTempFiles()

インスタンスオブジェクトを作成します。

Returns

生成されたインスタンスオブジェクト

8.2.2. Methods

8.2.2.1. create(ext)

空のファイルを作成します。

Parameters

Name Type Description
ext String
ファイル名を生成するために使用される接尾辞文字列
null、または、未指定時は”.tmp” が使用されます。

Returns

新規作成された空のファイルを示すFileオブジェクト

Exception

以下のエラーメッセージを持つErrorオブジェクト

  • 指定された引数extの値が不正な場合:「接尾辞文字列の値が不正です。」

8.2.2.2. copyFrom(srcFilePath, ext)

指定したファイルをコピーし、コピー先のファイルを返します。

Parameters

Name Type Description
srcFilePath String コピー元の対象ファイルのパブリックストレージパス
ext String
コピー先のファイル名を生成するために使用される接尾辞文字列
null、または、未指定時は”.tmp” が使用されます。

Returns

コピー先ファイルを示すFileオブジェクト

Exception

以下のエラーメッセージを持つErrorオブジェクト

  • 指定された引数srcFilePathの値が不正な場合:「コピー元の対象ファイルパスの値が不正です。」
  • 指定された引数extの値が不正な場合:「接尾辞文字列の値が不正です。」
  • 指定された引数srcFilePathの対象ファイルが開けない場合:「コピー元の対象ファイルが開けません。」

8.2.2.3. copyTo(tempFile, destFilePath)

指定したファイルを、指定先へコピーします。

Parameters

Name Type Description
tempFile File コピー元の対象ファイル
destFilePath String コピー先の対象ファイルのパブリックストレージパス

Exception

以下のエラーメッセージを持つErrorオブジェクト

  • 指定された引数tempFileの値が不正な場合:「コピー元の対象ファイルの値が不正です。」
  • 指定された引数destFilePathの値が不正な場合:「コピー先の対象ファイルパスの値が不正です。」
  • 指定された引数tempFileの対象ファイルが開けない場合:「コピー元の対象ファイルが開けません。」
  • 指定された引数destFilePathの対象ファイルが開けない場合:「コピー先の対象ファイルが開けません。」

8.2.2.4. close()

一時ファイルを削除し、一時ファイルに関する操作を終了します。

注意

当該メソッドを実行しない場合、一時ファイルディレクトリに一時ファイルが蓄積されていきます。

一時ファイルを残す必要が無い場合は、finallyブロック等を使い、必ず当該メソッドを実行して一時ファイルを削除してください。