intra-mart Accel Platform ViewCreator 管理者操作ガイド 第32版 2024-04-01

4.14. 帳票出力の設定

データ参照をPDF等の形式で出力することを可能にする設定です。
すべてのタイプのデータ参照で利用できます。

コラム

帳票出力の設定は2014 Summer(Honoka)から利用可能です。

設定が有効の場合、データ参照表示時に「帳票出力」が表示されます。
../../_images/apply_guide_14_1.png

4.14.1. 設定ファイルの配置場所


%コンテキストパス%/WEB-INF/conf/viewcreator-config.xml

4.14.2. 設定項目


設定例
<report-settings>
  <use-browser-print>true</use-browser-print>
  <report-creator-class-name></report-creator-class-name>
  <report-create-command>wkhtmltopdf %INPUT_PATH% %OUTPUT_PATH%</report-create-command>
  <file-suffix>pdf</file-suffix>
</report-settings>

コラム

帳票出力の設定はデフォルトではコメントアウト(無効化)されています。

コラム

use-browser-printの設定は2023 Autumn(Hollyhock)から利用可能です。

use-browser-print

帳票出力にブラウザ印刷を利用する場合にtrueを設定します。

report-creator-class-nameやreport-create-commandを利用する場合はfalseを設定します。

report-creator-class-name

HTMLを帳票ファイルへの変換処理を行うための、下記のインタフェースの実装クラス名を設定します。

jp.co.intra_mart.foundation.viewcreator.report.ReportFileConvertor

report-create-commandとreport-creator-class-nameはどちらか1つだけ設定してください

report-create-command

HTMLを帳票ファイルへの変換処理を行うための、実行可能なコマンドを設定します。

report-create-commandとreport-creator-class-nameはどちらか1つだけ設定してください

file-suffix

帳票ファイルの拡張子を設定します。

この設定はreport-creator-class-nameやreport-create-commandを利用して帳票出力する場合のみ有効です。


4.14.3. コマンドを利用する場合に指定するパラメータ

%INPUT_PATH% 帳票ファイルの変換元となるHTMLファイルのパス
%OUTPUT_PATH% 帳票ファイルの出力先ファイルパス

これらのパラメータには、コマンド実行時に適切な値が自動的にセットされます。

注意

帳票ファイルの変換元となるHTMLファイルはアプリケーションサーバのローカル上に一旦作成され
その後、変換処理を行うプログラム(クラスやコマンド)に渡されます。
HTMLファイルから参照される静的コンテンツ(cssファイルや画像ファイル等)は、ベースURLを元にWebサーバから取得されます。
そのため、アプリケーションサーバからWebサーバで公開されているコンテンツを参照できるように設定されている必要があります。

4.14.4. 帳票出力の実装としてwkhtmltopdfを利用する場合のインストール手順と設定

wkhtmltopdfのインストール手順については、下記のマニュアルを参照してください。

wkhtmltopdfのインストール


<report-create-command>タグは、以下のように設定してください。

<report-create-command>wkhtmltopdf [オプション設定] %INPUT_PATH% %OUTPUT_PATH%</report-create-command>

コラム

wkhtmltopdfで利用可能なオプションについては、helpコマンドで確認してください。

$ wkhtmltopdf -h