intra-mart Accel Platform 移行ガイド (2013 Winter以前へ移行する場合) 第10版 2015-08-01

5.システム管理者 によるテナント初期設定

  1. 以下のURLにアクセスして、 システム管理者 でテナント初期設定を行います。

    http://<HOST>:<PORT>/<CONTEXT_PATH>/system/login

    コラム

    テナント初期設定では、テナント管理者 を新規登録できます。
    テナント管理者 を新規登録せず、既存ユーザにロールを付与することも可能です。
    運用に応じて設定してください。

    注意

    大規模ユーザ環境では、テナント初期設定に数十分かかる可能性があります。
    セッションタイムアウトは長め(例:1時間)に設定してください。
    セッションタイムアウトになってしまった場合、結果画面が表示されませんが、テナント初期設定は通常通り行われます。
    結果を確認するには、テナント初期設定の実行後に、[%STORAGE_80%]/system/storage/import_result/basic に出力されるインポート結果ファイルを参照してください。
    処理結果(success)に false が出力されていなければ、テナント初期設定は正常に完了しています。
  2. システム管理メニューより、ライセンス管理画面を開き、サーバライセンス、アプリケーションライセンスの登録を行います。

  3. システム管理メニューより、一般ユーザ管理画面を開き、テナント管理者 のユーザ情報設定を行います。

    テナント管理者ロールを持ったユーザを最低でも1人、用意してください。
    テナント初期設定時に テナント管理者 の登録を行った場合は、あらためて登録する必要はありません。

    その他の各種管理者については、運用に応じて設定してください。

  4. intra-mart Accel Platformを停止します。

  5. 移行メニューに対するルーティング設定ファイルを再配置します。

    パブリックストレージ配下の以下の3つのディレクトリを、%CONTEXT_PATH%/WEB-INF/conf 配下に上書きしてください

    • routing-jssp-config
    • routing-service-config
    • routing-servlet-config
  6. ユーザモジュール を配置します。

    war 作成時に ユーザモジュール を含めていない場合、war 展開後に配置してください。

  7. 各機能/アプリケーションの対応を行います。

    • ポータル

      ポートレットを持つモジュールを新規インストールした場合は、ポートレット関連情報のコンテキストパスを更新します。

      なお、2013 Spring (8.0.3) 以降を用いて、移行を行う場合は、この手順は不要となりました。
      テナント環境セットアップ時に、自動的に行うように改修されております。
      1. Ant のインストール、および環境変数 “ANT_HOME” を設定します。

        ポートレット関連情報のコンテキストパスの更新には、intra-mart WebPlatform が提供するスクリプトを利用します。
        このスクリプトは、Apache Antを利用してるため、スクリプトを実行するサーバに、Apache Ant のインストールと、環境変数 “ANT_HOME” を設定してください。
      2. 次のファイルを編集します。
        [%STORAGE_80%]/public/storage/portal/tool/change_context.properties
        • “storage.root” に、 intra-mart Accel Platform のストレージルートパスを設定します。
        • “srch” に、 intra-mart WebPlatform のコンテキストパスを設定します。
        • “repl” に、 intra-mart Accel Platform のコンテキストパスを設定します。
        • “Database Configuration” 部分に、データベースのJDBCドライバのパスと、テナントデータベースへの接続情報を設定します。
      3. [%STORAGE_80%]/public/storage/portal/tool/change_context.bat / sh を実行します。

    • ViewCreator

      お客様が独自に作成したデータベーステーブルを ViewCreator で参照している場合、以下の作業を行ってください。

      • Oracle の場合

        VARCHAR フィールドを VARCHAR2 に変更してください。

      • SQLServer の場合

        VARCHAR フィールドを NVARCHAR に変更してください。

    • ドキュメントワークフロー(BPW)

      1. メールテンプレートの変更を行います。

        対象:コピーした [%STORAGE_80%]/public/storage/bpw/mail_template 配下すべての.iwmファイル

        %hp%lg.portal
        ↓↓↓↓↓↓
        %hp
        
  8. intra-mart Accel Platformを再起動します。