intra-mart Accel Platform 移行ガイド 第18版 2020-12-01

移行(互換)向け対応

intra-mart WebPlatform 7.2 で動作していたプログラムをintra-mart Accel Platform上で、そのまま動作させる場合の概要を説明します。

前提

  • 本章の対応は、互換モジュールの利用が前提です。
  • 互換モジュールの利用は、intra-mart WebPlatform 7.2からの移行が前提です。

メニューから開く画面の場合

メニューから開く画面に対しては、IFRAMEで開くように設定することで、ほとんどの修正が不要です。

  1. IFRAME設定

    • 画面に対する、UIデザインガイドライン対応が不要です。

    • メニューアイテムのオプションで指定します。

      • 移行したメニューについては、既に設定されています。

    注意

    IFRAMEに関する制限事項については、リリースノートを参照してください。

  2. theme-no-theme-path-config 設定

    • IFRAMEを使うと、テーマ(メニューなど)が2重に表示されることがあるため、theme-no-theme-path-config 設定を行います。

    • 以下を参考に、移行したメニューに設定されているURLに対し、theme-no-theme-path-config 設定ファイルを用意してください。

    • 例1)IM-Workflowのサンプル画面に対する設定内容

      • <CONTEXT_PATH>/WEB-INF/conf/theme-no-theme-path-config/im_workflow.xml
      <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
      <theme-no-theme-path-config
          xmlns="http://www.intra-mart.jp/theme/theme-no-theme-path-config"
              xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
                  xsi:schemaLocation="http://www.intra-mart.jp/theme/theme-no-theme-path-config theme-no-theme-path-config.xsd ">
        <path>/workflow.*</path>
        <path>workflow.*</path>
        <path>im_workflow/common/parts.*</path>
        <path>im_workflow/common/unit/list_disp_ptn_select.*</path>
      </theme-no-theme-path-config>
      
    • 例2)互換モジュールをインストールすると、標準で設定されるドキュメントワークフロー(BPW)の内容

      • <CONTEXT_PATH>/WEB-INF/conf/theme-no-theme-path-config/im_bpw_theme-no-theme-path-config.xml
      <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
      <theme-no-theme-path-config
          xmlns="http://www.intra-mart.jp/theme/theme-no-theme-path-config"
              xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
                  xsi:schemaLocation="http://www.intra-mart.jp/theme/theme-no-theme-path-config theme-no-theme-path-config.xsd ">
        <path>/bpw\-.+\.service.*</path>
        <path>bpw/.*</path>
      </theme-no-theme-path-config>
      

    コラム

    テーマに関する各種設定は、UIデザインガイドラインを参照してください。

    注意

    theme-no-theme-path-config 設定を利用して画面を移行する場合、移行対象の画面にはintra-mart Accel Platformで新規に導入されたimartタグを利用することはできません。
  3. baseタグ設定

    • URLの階層化により、これまでの相対パスのままでは、画像やCSS、クライアントサイドJavaScriptが参照できなくなることがあります。

    • baseタグを設定すれば、既存の配置のままで参照可能です。

    • theme-no-theme-path-configを使う場合、個別に対応が必要です。

      • テーマを適用している場合は、テーマ側で出力されるため不要です。
    • 以下を参考に、移行する画面に対し、baseタグを設定してください。

    • スクリプト開発モデル(html)

      • 互換モジュールに用意されたファイルをincludeしてください。(4行目)
      <html>
         <head>
            <title></title>
            <IMART type="include" page="im_compatible_core/parts/base_href"></IMART>
            <IMART type="imDesignCss"></IMART>
    • im-JavaEE Framework(JSP)

      コンテキストパス直下になるようにURLが設定されているため、対応は不要です。

    • SAStruts+S2JDBC(JSP)

      もともと階層化されている前提になるため、対応は不要です。

    • Servlet

      もともと階層化されている前提になるため、対応は不要です。

  4. Java/JavaScript

    互換対応表を参照し、削除されたAPIへの対応を行ってください。

IM-Workflow/ドキュメントワークフロー(BPW)のコンテンツの場合

以下の個別対応を参照してください。