intra-mart Accel Platform Webサービス スクリプト開発プログラミングガイド 第2版 2014-04-01

概要

Webサービスとは

本書では、「Webサービス」とは SOAP と WSDL を用いた Webサービス を指します。
Webサービス の詳細については「Webサービス 認証・認可 仕様書」を参照してください。

スクリプト開発モデルで Webサービス を作成する利点

Webサービス を開発する際にスクリプト開発モデルで業務処理を記述することの利点は、以下の通りです。
  • 既存のファンクションコンテナを Webサービス として再利用できます。
  • 外部システムとの連携時に JavaScript が利用できます。
  • 再デプロイやサーバの再起動をすることなく、業務処理の変更を即座に反映できます。

本書のチュートリアルを進める上での注意点

  • チュートリアルでは e Builder を使用します。
    チュートリアルで作成する資材を開発・デプロイするために、e Builder を使用します。
    あらかじめご用意ください。
  • JavaBean の簡単な知識が必要です。
    JavaBean とは、再利用可能なプログラムを可能にするために、ある機能をまとめた Java のクラスです。
    JavaBean では、一定の作法に従って記述することにより、JavaScript のオブジェクトのようなプロパティという概念を実現しています。
    JavaBean でプロパティを定義するためには、プロパティの値を格納する private のフィールドと、読み書きを行うアクセサメソッド (getter, setter) を用意します。
    本書のスクリプト開発モデルにおける Web サービス化に関しては、以下の型とその固定長配列をプロパティとする JavaBean のみを扱います。
    • java.lang.String
    • java.lang.Double
    • java.lang.Boolean
    • java.util.Date
    JavaBean に関するイベント、および、アクセサメソッド以外のメソッドは扱いません。