3.3.4.1. バージョン¶
「バージョン」とはコンテンツ定義、ルート定義、フロー定義がそれぞれ持つ期間情報のことです。IM-Workflow では申請時に指定する基準日からコンテンツ定義、ルート定義、フロー定義の期間情報を検索して申請に使用できるフロー定義を特定します。
バージョン期間情報はコンテンツ定義、ルート定義、フロー定義の属性としてそれぞれ複数持つことができます。また、ルートテンプレート定義にはバージョンがありません。バージョン間での期間の重複、および空白期間は許可しません。
各バージョンは 有効 / ユーザ無効 / システム無効 の属性を持ちます。
ユーザ有効:ワークフローの処理に使用できるバージョンにするための属性です。ユーザが明示的に設定できます。 ユーザ無効:一時的に当該バージョンを無効にしたい場合など、ワークフローの処理に使用できないバージョンにするための属性です。ユーザが明示的に設定できます。 システム無効:バージョン間で期間の空白が存在する場合に、ワークフロー側が空白を埋める際に使用する属性です。画面上は非表示で、ユーザは明示的に設定できません。バージョンはテナント単位設定「バージョンの設定」の範囲内で期間の登録ができます。
バージョン
- コンテンツ定義の処理内容やルート定義の処理順序はバージョン毎に保持します。
- フロー定義はコンテンツ定義やルート定義をバージョン毎に保持します。
バージョン毎に保持する
- フロー定義のバージョンが異なれば、フロー定義は異なるコンテンツ定義、ルート定義を保持できます。
フロー定義のバージョンが異なる場合
- コンテンツ定義、ルート定義、ルートテンプレート定義はフロー定義に設定した状態で編集ができますが、削除はできません。
- コンテンツバージョン、ルートバージョンはフローバージョン、コンテンツ定義の処理内容やルート定義上の処理順序をフロー定義に設定した状態で編集、削除ができます。
コンテンツ定義の処理内容、ルート定義の処理内容は編集、削除できる