intra-mart Accel Platform IM-Workflow 仕様書 第37版 2024-04-01

3.18.6. 参照権限

過去案件(アーカイブされた案件)の参照権限は、完了案件までの参照権限はすべて無効となるため、以下の2種類の方法で設定する必要があります。
  • アーカイブの際に、案件退避リスナーによって設定する
  • アーカイブ後の過去案件に対して、MatterArchiveManager API を利用して設定する
案件退避リスナーについては、製品標準として、該当の案件の処理権限者を参照者として設定するリスナー(前出の「3.17.5 標準案件退避リスナー」)を提供しています。
製品標準の案件退避リスナーのみを利用した場合には、参照権限は以下の表の通りに変更されます。
確認対象者に設定されていた場合、確認権限はすべて削除されるため、改めて過去案件に対する参照権限を付与しないと過去案件を参照できません。

リスナー一覧

接続元 接続先  
完了案件 終了
処理を行った処理権限者 image_common_69 [1] image_common_69 [4]
上記の処理権限者の代理先 image_common_69 [1] image_common_70
案件操作権限者 image_common_69 [2] image_common_70
確認対象者 image_common_69 [3] image_common_70
[1](1, 2) ・・・処理済一覧(完了案件)で案件を表示できる
[2]・・・参照一覧(完了案件)で案件を表示できる
[3]・・・確認一覧で案件を表示できる
[4]・・・過去案件一覧で案件を表示できる
案件操作権限者や確認対象者に過去案件の参照権限を付与するなど、参照権限を製品標準状態から変更したい場合には、上記のリスナーかAPIの何れか、または両方を利用して設定してください。