6.5. 分岐開始処理¶
分岐開始処理とは、分岐開始ノードで「ユーザプログラムで分岐する」を選択した場合に、実行される処理です。分岐先ノード毎に順番に実行されます。分岐開始処理は、IM-Workflow モジュールのトランザクション内で実行されるため、このプログラム中ではDBトランザクション制御を行うことはできません。分岐開始処理において、ルート遷移可否として 遷移する(true) を返却することにより、実行中の分岐開始処理が設定された分岐先ノードに進みます。全ての分岐開始処理のルート遷移可否が 遷移しない(false) の場合は、案件は分岐開始ノードで停止します。このような場合は、案件操作処理で案件を進めてください。
6.5.1. パラメータ¶
分岐開始処理では、以下の情報をパラメータとして受け取る事ができます。
No パラメータ(物理名) パラメータ(論理名) 属性 詳細 1 loginGroupId ログイングループID 文字列 処理実行時のログイングループIDログイングループIDは、テナントIDと同値です。2 localeId ロケールID 文字列 処理実行時のロケールID 3 targetLocales ターゲットロケールID 文字列[] システムで利用しているロケールID 4 contentsId コンテンツID 文字列 該当案件のコンテンツID 5 contentsVersionId コンテンツバージョンID 文字列 該当案件のコンテンツバージョンID 6 routeId ルートID 文字列 該当案件のルートID 7 routeVersionId ルートバージョンID 文字列 該当案件のルートバージョンID 8 flowId フローID 文字列 該当案件のフローID 9 flowVersionId フローバージョンID 文字列 該当案件のフローバージョンID 10 applyBaseDate 申請基準日 文字列 申請基準日(”yyyy/MM/dd”) 11 processDate 処理日 文字列 処理日(”yyyy/MM/dd”) 12 systemMatterId システム案件ID 文字列 該当案件のシステム案件ID 13 userDataId ユーザデータID 文字列 該当案件のユーザデータID 14 parameter 実行プログラムパス 文字列 該当処理の実行プログラムパス 15 nodeId ノードID 文字列 該当処理のノードID
6.5.2. 返却値¶
分岐開始処理では、以下の情報を返却します。(任意/必須・・・●:必須 △:任意)
スクリプト開発モデル
No 返却値(物理名) 返却値(論理名) 属性 必須/任意 詳細 1 resultFlag 結果フラグ 真偽値 △ true:成功 false:失敗指定しない場合、成功(true)として扱います。2 message 結果メッセージ 文字列 △ 結果フラグが失敗の場合のみ、設定します。 3 data ルート遷移可否 真偽値 ● [分岐] true:遷移する false:遷移しない[結合] true:結合する false:結合しない※ 結果メッセージを設定した場合、画面にエラーメッセージを表示します。JavaEE開発モデル
No 返却値(論理名) 属性 必須/任意 詳細 1 ルート遷移可否 真偽値 ● [分岐] true:遷移する false:遷移しない[結合] true:結合する false:結合しない※ 「jp.co.intra_mart.foundation.workflow.exception.WorkflowExternalException」をスローした場合、引数に設定したエラーメッセージを画面に表示します。詳細は「 APIドキュメント 」を参照してください。