intra-mart Accel Platform Salesforce 連携チュートリアルガイド 第2版 2021-04-01

3. 概要

3.1. Salesforce 連携とは

Salesforce 連携とは、 intra-mart Accel Platformと Salesforceを連携させる機能です。

Salesforce 連携の特徴は以下の通りです。

  • Salesforce連携

    • Salesforceオブジェクト操作定義

      • Salesforceオブジェクトのレコード作成、取得、更新、削除を行えます。
    • SalesforceSOQL 定義

      • SOQL を記述することで Salesforce データを検索することができます。
    • Salesforceバッチ定義

      • SalesforceBulk API を利用することで大量データの読み込みや削除などを行えます。
      • Bulk API ジョブの作成 タスクなどと組み合わせて使用します。
  • Salesforce Streaming クライアント

    • SOQL で定義した条件に基づいて Salesforceのデータの変更を intra-mart Accel Platformへ通知することができます。

このチュートリアルガイドでは上記概要の順に、実際の操作方法や実行までの手順を開発者の皆様へ紹介します。

3.2. Salesforce 連携の全体像と、本チュートリアルガイドの説明範囲

Salesforce 連携の全体像と、各機能に対する本チュートリアルガイドの説明範囲を以下に示します。

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本書では吹き出しの番号に対応する次のようなチュートリアルを用意しています。

  1. Salesforceオブジェクトのレコード操作

    • Salesforceでカスタムオブジェクトを作成する
    • オブジェクトのレコードを操作するユーザ定義の作成
  2. SOQLによるレコードの検索

    • SOQL クエリの発行による Salesforceのレコード検索
  3. Salesforce バッチ定義新規作成

    • Salesforceに対するバッチ処理の登録
  4. Salesforce Streaming クライアント

    • Salesforceからのプッシュ通知受信

認証に関しては本書では特に取り上げません。認証の詳細は「 Salesforce 連携セットアップガイド 」を参照してください。 また、 IM-LogicDesignerについても詳細は取り上げません。 IM-LogicDesignerの詳細は「 IM-LogicDesigner仕様書 」を参照してください。

Salesforceの API についてはそれぞれのチュートリアルの先頭で参考となる URL を示しています。 詳細はそれぞれの URL を参照してください。

3.3. チュートリアルの準備

このチュートリアルガイドに書かれているチュートリアルを行うにはいくつかの準備が必要です。

  • Salesforceの設定が行われていること

  • intra-mart Accel Platformと Salesforceとの接続設定が行われていること

  • IM-LogicDesignerのフローカテゴリ、ユーザ定義カテゴリが少なくとも一つは作成済みであること

    • チュートリアルの中では SampleCategory というカテゴリを使用します。

これらの準備が行われていることを確認してください。

また、チュートリアルを進める上で Salesforceに相応の権限を持つユーザでログインしてください。

intra-mart Accel Platformにはテナント管理者またはLogicDesigner管理者でログインしてください。