intra-mart Accel Platform Office 365 連携プログラミングガイド 第3版 2017-08-01

3. Office 365 連携 プログラミング概要

3.1. Office 365 連携 の流れ

Office 365 連携機能のAPIは、Office 365 のWebAPIをラップする形で提供しています。
Office 365 のWebAPIの実行に必要なアクセストークンは、 intra-mart Accel Platform (Office 365 連携)が OAuth2.0 の仕様に則って、自動的に取得・更新します。
これにより開発者は OAuth2.0 関連の実装が不要となり、Office 365 連携機能の APIを利用したビジネスロジックの実装に集中できます。
開発者は以下の図の 710 に 必要な処理や画面を実装することで、Office 365 連携機能を利用したプログラムを作成できます。

Office 365 連携のフロー図

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  1. ユーザが「個人設定」-「外部連携アプリケーション」画面で Office 365 連携 のプロバイダ を「許可」します。

  2. intra-mart Accel Platform (Office 365 連携)は ユーザを Microsoft Azure Active Directory (以降、Microsoft Azure AD とする)にリダイレクトさせます。

  3. ユーザは Microsoft Azure AD にサインインを行い認証し、必要な場合は許諾を行います。

  4. Microsoft Azure AD は intra-mart Accel Platform (Office 365 連携)の リダイレクトURI に認可コードを返します。

  5. intra-mart Accel Platform (Office 365 連携API) は、Microsoft Azure AD に認可コードを提示し、アクセストークンを要求します。

  6. Microsoft Azure AD は、アクセストークンとリフレッシュトークンを返却します。(アクセストークンの有効期限が切れた場合、リフレッシュトークンを利用し新しいアクセストークンに更新します。)

  7. ユーザが SharePoint Online のファイル操作などの Office 365 連携機能のAPIを利用した画面をリクエストします。

  8. intra-mart Accel Platform (Office 365 連携API)は、アクセストークンを利用し Office 365 の Web API を実行します。

  9. Office 365 の Web API はリクエストされたデータを返します。

  10. intra-mart Accel Platform (Office 365 連携)は、データを利用しユーザのリクエストに応答します。

    コラム

    Microsoft Azure AD のアクセストークンの取得フローについての詳細は以下のページを参照してください。