2. はじめに¶
2.1. 本書の目的¶
本書では IM-MessageHub を利用した開発手順について説明します。説明範囲は以下の通りです。
- IM-MessageHub の概要・基本仕様
- IM-MessageHub を利用したメッセージの配信方法
- IM-MessageHub からのメッセージを受け取る方法(配信先メディアを追加する方法)
2.2. 対象読者¶
本書では次の開発者を対象としています。
- IM-MessageHub を利用してメッセージの配信を行いたい。
- IM-MessageHub から配信されるメッセージを受け取りたい(配信先メディアを追加したい)。
また、本書を読み進める上で次の内容を理解していることが必須となります。
- JavaEE を利用したWebアプリケーションの基礎
2.3. 対象開発モデル¶
本書では以下の開発モデルを対象としています。
- JavaEE開発モデル
2.4. サンプルコードについて¶
本書に掲載されているサンプルコードは可読性を重視しており、性能面や保守性といった観点において必ずしも適切な実装ではありません。サンプルコードを参考に開発する場合は、上記について十分に注意してください。なお、ドキュメントの流れに合わせてサンプルを実装し、実際に動作確認を行う場合の前提条件は以下の通りです。
以下のモジュールをインストールした環境を構築してください。
- IM-MessageHub (標準機能/基盤機能)
- 汎用テンプレートエンジン (標準機能/基盤機能)
- IMBox (標準アプリケーション)
intra-mart Accel Platform のサンプルをインストールしてください。
2.5. 本書の構成¶
IM-MessageHub の概要と、 IM-MessageHub を構成する要素に関して説明します。 IM-MessageHub を利用したメッセージ配信方法を説明します。 IMBox、IM-Notice、メールなど、IM-MessageHub に登録された様々な配信先メディアに対して、メッセージを一括で配信する機能を開発する場合に参照してください。 IM-MessageHub から配信されるメッセージを受け取る方法(配信先メディアを追加する方法)を説明します。 intra-mart Accel Platform 上で動作する様々なアプリケーションから配信されるメッセージを受け取り、活用する機能を開発する場合に参照してください。 IM-MessageHub が提供する標準実装の一覧や仕様などを説明します。