intra-mart Accel Platform IM-共通マスタ 仕様書 第7版 2019-04-01

2.1.5. オートコンプリート

IM-共通マスタにおけるオートコンプリートは、ユーザコード、ユーザ名、ユーザ名カナの一部を入力することで、該当するユーザの一覧をテキストボックスの下に表示する機能です。
オートコンプリートの詳細は「APIリスト(Javadoc)」を参照してください。

2.1.5.1. 検索仕様

IM-共通マスタにおけるオートコンプリートの検索仕様は以下のとおりです。
  • ユーザを対象とします。
  • ユーザコード、ユーザ名、ユーザ名カナを前方一致で検索します。
  • ログインユーザのタイムゾーンに即したシステム日時で有効なユーザを検索します。
  • ログインユーザが持つロケール情報でユーザを検索します。
  • 暗黙条件として会社(複数可)を指定することができます。
    その場合、指定した会社に所属するユーザを対象とします。
    指定した会社が存在しない場合はリストに表示されません。

2.1.5.2. 認可制御

オートコンプリートには認可制御があります。
認可制御の有無と暗黙条件の指定有無により、オートコンプリートの動作が変わります。
  • 認可制御なし
    • 暗黙条件指定なし
      • 認可による認証を行わず、すべてのユーザをオートコンプリートの候補とします。
      • 会社に所属していないユーザも候補とします。
    • 暗黙条件指定あり
      • 認可による認証を行わず、暗黙条件に指定された会社に所属するユーザをオートコンプリートの候補とします。
      • 会社に所属していないユーザは対象外です。
      • 指定したすべての会社が無効、または未存在の場合は、候補が出力されません。
  • 認可制御あり
    • 暗黙条件指定なし
      • 認可による認証を行い、ログインユーザが参照可能な会社に所属するユーザをオートコンプリートの候補とします。
      • 会社に所属していないユーザは対象外です。
    • 暗黙条件指定あり
      • 暗黙条件に指定された会社のうち、ログインユーザが参照可能な会社のみを対象とします。
      • 上記で対象となった会社に所属するユーザをオートコンプリートの候補とします。
      • 会社に所属していないユーザは対象外です。
      • 指定したすべての会社が無効、または未存在の場合は、候補が出力されません。

2.1.5.3. 実装方法と暗黙条件の指定

実装サンプルは以下のリストになります。
<script>
function getCompanys() {
var criteria = {
    "company" : [
            {"company_cd" : "comp_sample_01"}
    ]
};
return criteria;
}
</script>

<imart type="imuiAutocomplete"
        process="config"
        target="jp.co.intra_mart.master.autocomplete.user.AuthzUserAutocompleteProcessor"
        onAjaxParameterExtend="getCompanys"
        limit="7"
        delay="0"
        minLength="0" />

【リスト:オートコンプリート】

タグの各要素に指定する内容は以下のとおりです。
  • process
    config固定です
  • target
    認可考慮の有無で指定するクラスを変更します。
    • 認可考慮あり : jp.co.intra_mart.master.autocomplete.user.AuthzUserAutocompleteProcessor
    • 認可考慮なし : jp.co.intra_mart.master.autocomplete.user.UserAutocompleteProcessor
  • onAjaxParameterExtend
    この要素の指定は任意です。要素の使用有無によって記述が変わります。
    • 使用しない場合
      • 要素の記述は不要です。
      • 要素指定時に必要なJSメソッドの定義も不要です。
    • 使用する場合
      • 暗黙条件を取得するためのJSメソッドを指定します。メソッド名は任意です。
      • 要素に指定したメソッド名でJSメソッドを定義します。
      • 返却形式はObjectです。中身の詳細は以下の表のとおりです。
      • 返却形式が誤っている場合はオートコンプリートの候補が出力されません。
      • 返却値のcompanyの配列が長さ0の場合、暗黙条件指定が無いものとして検索します。
プロパティ名 必須 初期値 備考
company Array ×
└ 配列インデックス Object ×
  └ company_cd String

{
   "company" : [
      { "company_cd" : 会社コード } , { "company_cd" :  会社コード } …
   ]
}