5.6. ロール検索¶
5.6.1. ロール検索タブ¶
ロール検索タブでは、ロールをキーワードで検索します。
項目
5.6.1.1. 画面構成¶
ロール検索タブの画面表示は以下のとおりです。
【表:ロール検索タブ 画面項目】 分類 項目 備考 キーワード検索 カテゴリ ロールカテゴリをリスト表示する。 キーワード 検索する文字列。 検索対象 検索対象のカラム『ロール名』、『ロールID』、『表示名』から選択。 検索方式 検索マッチパターン。『前方一致』、『完全一致』、『部分一致』から選択。 ロール一覧 キーワードよりロール検索を実行した結果を表示します。
5.6.1.2. 画面イベントと検索処理¶
ロール検索タブで発生する画面イベントと検索処理の関連は以下のとおりです。
【表:ロール検索タブ 画面イベントと検索処理】 イベント 検索処理 画面起動時 ロールカテゴリを取得します。 検索ボタン押下時 入力されたキーワード、検索対象、検索方式よりロール検索を実行します。
5.6.1.3. 起動時のパラメータ¶
起動時のパラメータ設定により表示や検索条件を変更できます。ロール検索タブで指定可能なパラメータについて列挙します。
5.6.1.3.1. 画面構築基盤用¶
共通検索画面の外枠をなす画面構築基盤への引数です。主に画面表示時のタイトルラベルや、検索後、選択決定時のウィンドウの挙動などに関する設定をします。パラメータの詳細は「画面構築基盤用 」を参照してください。
5.6.1.3.3. 準共通パラメータ¶
タブ毎に、取得するテーブルのカラム名を設定します。パラメータの詳細は「準共通パラメータ 」参照してください。ロール検索タブではB_M_ROLE_B、B_M_ROLE_Iテーブルのカラムを取得可能です。
5.6.1.3.4. 暗黙条件¶
ロール検索タブで検索を行う際に、ユーザ操作とは別に指定する条件です。検索結果はこの暗黙条件の範囲で自動的に絞り込まれます。
- ロール
ロール検索時に指定のロールで絞り込みます。
プロパティ名 型 必須 初期値 備考 role String × -
1 2 3 "criteria" : { "role" : ロールID }
5.6.1.4. システムパラメータ¶
起動時のパラメータでは指定できない、システム共通のパラメータについて説明します。
5.6.1.4.1. 大量データモード¶
大量データモードとは、全件検索やあいまい検索などレスポンス悪化を招く検索を制限するためのものです。具体的には、大量データモードを使用すると以下の制約が発生します。
キーワードの入力が必須です。つまり、全件検索はできません。 キーワード検索対象は、「コード」、「名前」、「検索名」のいずれかです。 キーワード検索条件は「完全一致」、「前方一致」のどちらか一つしか選択できません。 ロール検索時に表示数制限(ロール)を超えたデータの取得ができません。
5.6.1.4.1.1. 設定ファイル¶
設定は、<(展開したwar)/WEB-INF/conf/im-master-config.xml> に定義します。 このファイルは、パラメータ名とそれに対する値を定義する汎用的な定義ファイルです。 設定ファイルを変更した場合は、intra-mart Accel Platformを再起動しないと変更が反映されません。また、設定ファイルが存在しない場合、intra-martの正常な動作は保証できないので削除しないでください。
5.6.1.4.1.2. 設定パラメータ¶
以下に大量データモードに関するパラメータについて説明します。
大量データモード設定(ロール)ロール検索で大量データモードを使用するかどうかの設定です。
要素 <im-master-config>/<large-data-mode>/<role> 属性 enabled。下記のいずれか
- true :大量データモードを使用する場合
- false:大量データモードを使用しない場合
大量データモード表示数制限(ロール)ロール検索で大量データモードが設定されている場合、ロール情報の最大取得件数の設定です。
要素 <im-master-config>/<large-data-mode>/<role>/<limit> 値 任意の数値
5.6.1.5. 検索結果の返却¶
検索結果は、起動時のパラメータ callback_function で指定されたファクションの引数に渡されます。ロール検索タブから返却されるオブジェクトは以下のような形式です。
type b_m_role_b keyFields role_id displayName 表示名 data デフォルト取得項目(role_id)の値propで指定された項目の値 basic_info 検索時の基本情報(target_date, target_locale, deleted_data)