3. 概要¶
3.1. Kibana ポートレット について¶
Kibana ポートレット は intra-mart Accel Platform を介して Kibana のグラフを表示する機能を提供します。
ブラウザから直接 Kibana にアクセスするのではなく、 intra-mart Accel Platform がリバースプロキシサーバとなり、アクセスを中継する方式をとります。
3.1.1. アクセス制御¶
インデックス(スキーマ)、フィールド(列)、ドキュメント(行)に対するアクセス権のチェックを行い、権限のないデータは参照できないように制御することが可能です。 これを行うには後述の プラグインクラス を作成することが必要です。
3.1.2. フィールド名の変換¶
フィールド名の多言語化等が可能です。 これを行うには後述の プラグインクラス を作成することが必要です。
3.1.3. 期間指定¶
Kibana の標準機能では、グラフに表示するデータの期間を指定するのがグラフの設定をするときに限られています。 Kibana ポートレット では、グラフを参照することしかできないユーザがグラフに表示されている期間の前後のデータを 参照できるように、表示期間を移動するためのアイコンを提供します。
表示している範囲を基準に、一重の矢印は半分の期間(下図の例では半年)、二重の矢印は表示している範囲(下図の例では1年)だけ 表示している期間を移動します。左向きの矢印は過去へ、右向きの矢印は未来へ移動します。
また、 Kibana が標準で提供している期間の選択肢を intra-mart Accel Platform 上でも提供します。
なお、Kibana のグラフをドリルダウンすると、期間移動アイコンの移動期間はドリルダウンした期間に合わせて変化します。 以下の例では4月1日頃から7月1日頃をマウスのドラッグで選択すると、グラフがドリルダウンした状態で表示されること、期間移動アイコンの移動範囲が更新されることを示しています。
3.1.4. 絞り込み¶
Kibana の標準機能では、複数の表示データの中からいくつかのデータに絞り込んで グラフを表示するには Elastic Search のクエリを書かなければなりません。 Kibana ポートレット では、あらかじめ設定を行うことで、表示しているグラフのデータを選択肢から選ぶことができます。 下図の例では、いくつかの凡例のうち tokyo, yokohama のデータだけを表示しています。
コラム
Kibana については、以下のサイトを参照してください。
3.2. アクター¶
- intra-mart Accel Platform システム管理者
intra-mart Accel Platform 環境の管理者
- Kibana 管理者
Kibana 環境の管理者