ジョブスケジューラの構成¶
ジョブスケジューラ¶
ジョブスケジューラは、任意の業務処理をスケジューリングされたタイミングで自動的に実行するための機能で、 intra-mart Accel Platform のバックエンドサービスとして動作します。intra-mart Accel Platform に設定されたジョブ、ジョブネット、トリガと呼ばれる業務処理と実行スケジュール定義にしたがって自動的にプログラムの実行と実行状況の管理を行います。
複数ノード構成¶
ジョブ¶
ジョブとは、ジョブスケジューラで実行する業務処理を定義する際に利用される最小の処理単位を定義したものです。intra-mart Accel Platform 上に配置された、実際に実行されるJavaプログラム、またはサーバサイドスクリプトプログラムと実行時のパラメータにジョブを管理するための識別情報としてID、カテゴリ、名前、説明を付与します。コラム
ジョブプログラムの作成方法の詳細については、「サンプルプログラム」を参照してください。
ジョブの定義情報
名前 説明 ジョブID intra-mart Accel Platform 上でジョブを識別するためのユニークなIDです。 カテゴリ ジョブを分類、管理するために付与する所属情報です。階層構造になっているため細かい分類定義することができます。 名前、説明 ジョブに対して名前と仕様や動作などを詳細な情報を付与するための説明を多言語で付与することができます。 多言語で設定された情報は、画面上でユーザアカウントに設定された言語で表示することが可能です。 プログラム intra-mart Accel Platform 上に存在する Java または、サーバサイドJavaScript です。 パラメータ ジョブ定義に設定できる実行プログラムで利用するパラメータ情報です。 設定されたパラメータは、ジョブスケジューラのコンテキストに格納されて実行プログラムに渡されます。 ※ジョブのパラメータがどのように利用されるかは、プログラム実装によりますので動作仕様を理解した上で適切なパラメータを設定してください。
ジョブの構成図
ジョブネット¶
ジョブネットとは、ジョブスケジューラから実行される業務処理を定義したものです。ジョブネットは、ジョブの集合で構成されておりジョブの実行順序やパラメータに、ジョブと同様にIDや名前など intra-mart Accel Platform 上でジョブネットを管理するための識別情報を付与します。ジョブネットの定義情報
名前 説明 ジョブネットID intra-mart Accel Platform 上でジョブネットを識別するためのユニークなIDです。 カテゴリ ジョブネットを分類、管理するために付与する所属情報です。階層構造になっているため細かい分類定義することができます。 名前、説明 ジョブネットに対して名前と仕様や動作などを詳細な情報を付与するための説明を多言語で付与することができます。 多言語で設定された情報は、画面上でユーザアカウントに設定された言語で表示することが可能です。 業務処理 ジョブネットが実行する業務処理の流れをジョブを利用して定義したものです。 パラメータ ジョブの実行パラメータと同様で、ジョブネット定義に設定できるパラメータです ジョブネットの構成図
トリガ¶
トリガとは、ジョブネットを実行するスケジュールを定義したもので、1つのジョブネットに対して複数設定することができます。トリガは、スケジュール定義とパラメータに intra-mart Accel Platform 上でトリガを管理するための識別情報を付与します。スケジュールには、繰り返し実行や日時を指定、 intra-mart Accel Platform のカレンダで定義された営業日に実行させるなどの定義方法が利用できます。トリガの定義情報
名前 説明 トリガID 上でトリガを識別するためのユニークなIDです。 スケジュール定義 ジョブネットの実行契機をさまざまな方法で定義したものです。日時を利用したスケジュール、繰り返し実行するスケジュール intra-mart Accel Platform のカレンダ定義の営業日に実行するスケジュール定義を行うことができます。 備考 トリガに対して簡単な備考を設定することができます。多言語には対応していません。 トリガの構成図