intra-mart Accel Platform メニュー インポート・エクスポート仕様書 第4版 2018-04-01

3. メニュー機能

目的

メニューとは、業務画面へアクセスするためのショートカットとなるリンクを集めたものです。
一般ユーザ視点から見ると、業務画面へのアクセス性を向上させることができます。
メニューからアクセスすることで直接 URL を指定してアクセスすることがなく、一般ユーザが行おうとしている業務のスタート地点に素早く到達できることを目的としています。
管理者視点から見ると、テナントごとに利用者の行動パターンに則した動線設計でショートカットを構成することができます。
テナントによって異なるログインユーザごとの業務特性を考慮したメニューを管理者が設定できるようになり、ログインユーザがよく使用する業務画面へアクセスしやすくなることを目的としています。

メニューの種類

intra-mart Accel Platform のメニューには以下の種類があります。

  1. グローバルナビ

    サイト内の各ページに共通して設置されているサイト内の各コンテンツをログインユーザに案内するためのメニューです。
    現在アクセスしているページの場所に関わらず、画面の上部に表示され、目的のページへ素早くアクセスすることができます。
    ここには全ての画面ではなく、ログインユーザがよく使うと思われる業務画面への入り口をメニュー管理者(テナント管理者からメニューに関する権限を与えられた管理者)が厳選して登録しておくことで、ログインユーザの利便性を向上させます。
    初期状態では、モジュール製作者が作成したデフォルトのメニュー構成が登録され、メニュー管理者が自由に編集することができます。
  2. サイトマップ

    サイト内の各業務画面への入り口をすべて表示して、利用可能なサービスの一覧をログインユーザに提供するメニューです。
    初期状態では、モジュール製作者が作成したデフォルトのメニュー構成が登録され、メニュー管理者が自由に編集することができます。
  3. マイメニュー

    ログインユーザが intra-mart Accel Platform 上でアクセス中のページを簡単にブックマークとして記録しておく機能です。
    ブラウザのブックマークとは別に intra-mart Accel Platform 上でブックマークを管理します。
    ログインユーザ自身で、ブックマークの登録や編集を自由に行うことができます。
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画面における各メニューの配置

メニューの構成

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図 メニューの構成

メニューグループカテゴリ

複数のメニューグループの集合体で、モジュール、クライアントタイプ(PC・スマートフォン)などの単位で管理することができます。(図中の Menu Group Category
メニューグループカテゴリは、メニュー設定画面上で追加・変更・削除することはできません。

intra-mart Accel Platform をインストールした直後の初期状態では、以下のメニューグループカテゴリが用意されています。

メニューグループカテゴリID 用途 モジュールID 導入バージョン
im_global_nav_pc PC 用のグローバルナビ jp.co.intra_mart.im_tenant 2012 Autumn
im_global_nav_sp スマートフォン用のグローバルナビ jp.co.intra_mart.im_mobile_framework 2012 Autumn
im_sitemap_pc PC 用のサイトマップ jp.co.intra_mart.im_tenant 2012 Autumn
im_sitemap_sp スマートフォン用のサイトマップ jp.co.intra_mart.im_mobile_framework 2012 Autumn
im_personal_settings_pc PC 用のテーマで右上に表示される個人設定メニュー jp.co.intra_mart.im_tenant 2012 Autumn
im_site_help_pc PC 用のテーマで右上に表示されるヘルプドロップダウンのメニュー jp.co.intra_mart.im_tenant 2014 Winter
メニューグループカテゴリには認可により権限を設定することができます。
詳しくは メニューにおける認可の仕様 を参照してください。

メニューグループ

メニューの集合体を管理するものです。(図中の Menu Group
業務画面へのリンクや階層構造を持つために、メニューグループ内で、メニューフォルダメニューアイテム外部メニューリンクを管理することができます。
メニューグループには認可により権限を設定することができます。
詳しくは「メニューにおける認可の仕様」を参照してください。

メニュー情報

メニューを構成する最小単位の情報です。
メニュー種別によってメニューフォルダ、メニューアイテム、外部メニューリンクに分類されます。

メニューフォルダ

メニューグループ内のメニューの階層構造を構成するものです。(図中の Folder
メニュー種別は「folder」です。
メニューフォルダ自身には認可による権限を設定できず、配下に登録された一部、または、全てのメニューアイテムが表示状態になるとき、メニューフォルダが表示されます。
また、全てのメニューアイテムが非表示状態になるときは、メニューフォルダは表示されません。

メニューアイテム

業務画面の入り口へアクセスするためのリンクを構成するものです。(図中の Item
メニュー種別は「item」です。

外部メニューリンク

外部メニューを表示するためのリンクを構成するものです。(図中の External Link
リンクを構成するための情報は、外部メニューを提供しているサーバから取得します。
外部メニューリンクは、実際に表示されるときに外部メニュー連携機能を利用して、外部メニューを提供しているサーバから最新の情報を取得して表示されます。
詳しくは、「セットアップガイド」-「外部メニュー連携」を参照してください。
メニュー種別は「external」です。
  • 外部メニューリンクの利用

    メニュー設定画面で外部メニューリンクを利用するには、メニュープロバイダの設定で、editable 属性を「true」に設定します。
    詳しくは、「設定ファイルリファレンス」の「外部メニュー連携接続先設定」-「メニュープロバイダの設定」を参照してください。
    また、外部メニューリンクが利用可能なのは、次のメニューグループカテゴリに属するメニューグループのみです。
    • im_global_nav_pc
  • 外部メニューの取得先の設定

    取得先のプロバイダID、メニューIDを以下の書式でURLに設定します。
    im-external-link://<プロバイダID>/<メニューID>

注意

外部メニューリンクを利用できるのは、2013 Autumn(Eden) 以降です。

メニューにおける認可の仕様

メニューの登録、更新、削除、および、参照は、認可(IM-Authz)機構を利用して制御されます。
メニューに関わる認可(IM-Authz)機構を利用した制御は以下の通りです。
認可(IM-Authz)機構の詳細については「認可仕様書」を参照してください。
  • メニューグループに対しての管理権限

    リソースタイプ「メニューグループ」、アクション「管理」がこの設定に該当します。

  • メニューグループに対しての参照権限

    リソースタイプ「メニューグループ」、アクション「参照」がこの設定に該当します。

  • URLに対しての実行権限

    リソースタイプ「画面・処理」、アクション「実行」がこの設定に該当します。

メニューグループカテゴリ、メニューグループに対しての管理権限

メニューグループに対しての管理権限を付与することで、対象となるメニューグループの更新、および、削除可能です。
メニューグループの登録を行うためには、登録を行うメニューグループカテゴリへの管理権限が必要です。
このため、メニューグループのインポートを行う場合は必ずメニューグループの登録、および、更新が可能なユーザで行ってください。
ジョブ機能を利用してインポートを実行する場合、すべてのメニューグループが管理可能なものとして扱われます。
  • 例1:メニューグループカテゴリ「グローバルナビ(PC用)」にメニューグループを登録する場合

    メニューグループの認可リソース「グローバルナビ(PC用)」への管理権限を持つユーザである必要があります。

  • 例2:メニューグループカテゴリ「グローバルナビ(PC用)」のメニューグループ「Top」を更新する場合

    メニューグループの認可リソース「Top」への管理権限を持つユーザである必要があります。

コラム

メニューグループカテゴリの認可リソース(図中の①)に管理権限が付与されている場合、認可(IM-Authz)機構の認可設定の継承により、その配下のメニューグループ(図中の②)すべてが管理可能です。
ただし、特定のメニューグループの管理権限に「禁止」の権限設定されている場合は管理できません。
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メニューグループに対しての参照権限

メニューグループに対して参照権限を付与することで、そのメニューグループを参照可能です。
例えば、標準テーマでは画面上部にグローバルナビが表示されますが、そのメニューには、参照権限のあるメニューグループだけが表示されます。

注意

メニューグループの参照権限がない場合、メニューグループは表示されなくなりますが、メニューアイテムに設定されているURLで直接アクセスすることはできます。
URLに対しての権限制御については、「URLに対しての実行権限 」を参照してください。

URLに対しての実行権限

メニューのデータ種別が「item」であるメニューアイテムは、メニューアイテムが持つURLへの実行(閲覧)権限があるもののみ表示されます。
ただし、URLが外部サイトである場合は常に表示されます。

コラム

メニューアイテムが持つURLへの実行権限は、メニュー設定画面のメニューアイテム編集時に「権限設定」ボタンをクリックすることで確認可能です。
URLへの実行権限がない場合、ブラウザから直接URLを入力してアクセスした場合でも、アクセスが遮断されます。
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