intra-mart Accel Platform 言語追加ガイド 第8版 2020-12-01

6. ユーザモジュールの作成

モジュール共通の言語情報の洗い出し 」 より、追加する言語情報を作成します。

6.1. 追加する言語資材のモジュール化

翻訳した言語資材を「ユーザモジュール」として作成します。
ここでは、データベース等へのマスタ投入(テナント環境セットアップ)を行うためのインポート設定ファイルも作成します。
  1. e Builder で追加言語用のモジュールのプロジェクトを作成します。

    コラム

    e Builder におけるモジュールの作成方法の基本操作については、「intra-mart e Builder for Accel Platform アプリケーション開発ガイド」-「モジュール・プロジェクト作成」を参照してください。
  2. 前項で作成した 追加する言語ファイル をインポート資材として配置します。
    テナント環境セットアップ資材(SQLファイルやXMLファイル)の追加する言語ファイルをシステムストレージ「src/main/storage/system」配下の任意の位置へ配置します。
    ../../_images/modularization_1.png
  3. インポート定義ファイル を作成します。
    「src/main/conf/products/import/basic/ %モジュールID% /import_%モジュールID% -config-1.xml」を作成します。
    ../../_images/modularization_2.png
  4. システムストレージに配置したファイルのパスを インポート定義ファイル に追加します。
    ../../_images/modularization_3.png

    コラム

  5. 依存関係を指定します。

    注意

    製品で提供されているモジュール内のファイルに対して設定を変更した場合、module.xml ファイルに依存関係を指定する必要があります。
    ../../_images/modularization_4.png
    プロジェクト直下にある、 module.xml を開き、次のように既存のモジュールのバージョンに対して、依存関係を指定します。
    ../../_images/modularization_5.png

    コラム

    各モジュールのバージョンは、 IM-Juggling 上から確認できます。
    ../../_images/modularization_6.png
  6. ユーザモジュールを作成します。
    ユーザモジュールを immファイル としてエクスポートします。
  7. 作成した ユーザモジュール(immファイル) を IM-Juggling を利用し、
    言語を追加したい環境のプロジェクトに追加し、 WARファイル (または静的コンテンツ)を出力します。
    ../../_images/modularization_7.png

コラム

【補足】製品のアップデートによる差分の翻訳資材を反映させる場合

intra-mart Accel Platform のアップデートを行う場合、アップデートによって発生する差分データを初回で作成したユーザモジュールのアップデート(差分を作成)版として再利用する事が可能です。

注意

前提として、前項で説明した翻訳資材の洗い出しについて、アップデート前後の差分を洗い出す必要があります。
  1. 初回で作成したモジュール設定ファイル(module.xml)内のユーザモジュール自体のバージョンをインクリメントします。
    例:” 1 ” → ” 2
  2. 同モジュール設定ファイル(module.xml)内で既存モジュールへ依存関係を指定している場合、
    アップデートしたモジュールのバージョン番号に変更する必要があります。

注意

前回実行したモジュールのバージョンのままとなっていると正常に動作しない可能性があります。
  1. システムストレージ「src/main/storage/system」配下の
    任意の位置(既存のインポートファイルとは別のディレクトリ、ファイル名として配置)へ、追加する言語のアップデート(差分データ)分のテナント環境セットアップ資材(追加言語用のファイル)を追加します。
  2. 差分追加用のインポート定義ファイル を作成します。
    「src/main/conf/products/import/basic/{モジュールID}/{モジュールID}-config- 2 .xml」を作成します。
    ※(スキーマバージョンを” 2 “)として定義します。
  3. システムストレージに配置したファイルのパスを 差分追加用のインポート定義ファイル に追加します。
上記を行う事で、追加する言語用の資材を1つのユーザモジュールとして管理する事が可能です。
製品版のテナント環境セットアップが完了した後に、追加する言語のユーザモジュールのみ後からセットアップすることも可能です。