6. ユーザモジュールの作成¶
「モジュール共通の言語情報の洗い出し 」 より、追加する言語情報を作成します。
6.1. 追加する言語資材のモジュール化¶
翻訳した言語資材を「ユーザモジュール」として作成します。ここでは、データベース等へのマスタ投入(テナント環境セットアップ)を行うためのインポート設定ファイルも作成します。
e Builder で追加言語用のモジュールのプロジェクトを作成します。コラム
e Builder におけるモジュールの作成方法の基本操作については、「intra-mart e Builder for Accel Platform アプリケーション開発ガイド」-「モジュール・プロジェクト作成」を参照してください。 前項で作成した 追加する言語ファイル をインポート資材として配置します。テナント環境セットアップ資材(SQLファイルやXMLファイル)の追加する言語ファイルをシステムストレージ「src/main/storage/system」配下の任意の位置へ配置します。 インポート定義ファイル を作成します。「src/main/conf/products/import/basic/ %モジュールID% /import_%モジュールID% -config-1.xml」を作成します。 システムストレージに配置したファイルのパスを インポート定義ファイル に追加します。コラム
詳細は「テナント環境セットアップ 仕様書」-「テナント環境セットアップ」を参照してください。 依存関係を指定します。注意
製品で提供されているモジュール内のファイルに対して設定を変更した場合、module.xml ファイルに依存関係を指定する必要があります。プロジェクト直下にある、 module.xml を開き、次のように既存のモジュールのバージョンに対して、依存関係を指定します。 ユーザモジュールを作成します。ユーザモジュールを immファイル としてエクスポートします。 作成した ユーザモジュール(immファイル) を IM-Juggling を利用し、言語を追加したい環境のプロジェクトに追加し、 WARファイル (または静的コンテンツ)を出力します。
コラム
【補足】製品のアップデートによる差分の翻訳資材を反映させる場合
intra-mart Accel Platform のアップデートを行う場合、アップデートによって発生する差分データを初回で作成したユーザモジュールのアップデート(差分を作成)版として再利用する事が可能です。
注意
前提として、前項で説明した翻訳資材の洗い出しについて、アップデート前後の差分を洗い出す必要があります。
初回で作成したモジュール設定ファイル(module.xml)内のユーザモジュール自体のバージョンをインクリメントします。例:” 1 ” → ” 2 “ 同モジュール設定ファイル(module.xml)内で既存モジュールへ依存関係を指定している場合、アップデートしたモジュールのバージョン番号に変更する必要があります。注意
前回実行したモジュールのバージョンのままとなっていると正常に動作しない可能性があります。
システムストレージ「src/main/storage/system」配下の任意の位置(既存のインポートファイルとは別のディレクトリ、ファイル名として配置)へ、追加する言語のアップデート(差分データ)分のテナント環境セットアップ資材(追加言語用のファイル)を追加します。 差分追加用のインポート定義ファイル を作成します。「src/main/conf/products/import/basic/{モジュールID}/{モジュールID}-config- 2 .xml」を作成します。※(スキーマバージョンを” 2 “)として定義します。 システムストレージに配置したファイルのパスを 差分追加用のインポート定義ファイル に追加します。
上記を行う事で、追加する言語用の資材を1つのユーザモジュールとして管理する事が可能です。
製品版のテナント環境セットアップが完了した後に、追加する言語のユーザモジュールのみ後からセットアップすることも可能です。