intra-mart Accel Platform アクセスコンテキスト仕様書 第7版 2018-08-01

5. 付録

5.1. リソースID一覧

intra-mart Accel Platform が提供する主なリソースIDを、実行環境ごとに説明します。
新しいアクセスコンテキストを作成する場合は、この一覧から以下の確認を行ってください。
  • 対象とする実行環境の開始処理のリソースIDを確認して、アクセスコンテキストの設定を行う。
  • 依存先アクセスコンテキストの切替処理のタイミングを確認して、対応が必要であれば、対象処理のリソースIDを指定してアクセスコンテキストの設定を行う。
    通常はデフォルトコンテキストビルダで切替処理に対応するようにしてください。
    デフォルトコンテキストビルダについては、「 デフォルトコンテキストビルダ 」を参照してください。

注意

この資料は、新しいアクセスコンテキストの実装者のための資料です。
これらのリソースIDを利用したライフサイクル操作の実行は、基盤機能やAPIが行います。
これらのリソースIDを指定して、直接ライフサイクル操作を実行することはしないでください。
  • システム実行環境

    <ライフサイクル開始>

    リソースID 説明
    platform システム実行環境のライフサイクル開始用。
  • 共通

    <ライフサイクル切替>

    リソースID 対象 種別 説明
    platform.switch.default - スイッチ
    デフォルトコンテキストスイッチ用。
    スイッチ前のアクセスコンテキストを元に再読込して、最新化を行います。
    2015 Winter(Lydia) で platform.request.switch.default から変更されました。
    このリソースIDは、デフォルトコンテキストスイッチ処理用のリソースIDです。
    直接実行する必要はありません。
    また、アクセスコンテキストごとに定義を行うため、必ずデフォルトコンテキストスイッチ用として定義されるわけではありません。
    platform.stack.default - スタック
    デフォルトコンテキストスタック用。
    スタック前のアクセスコンテキストを元に再読込して、最新化を行います。
    2015 Winter(Lydia) で platform.request.stack.default から変更されました。
    このリソースIDは、デフォルトコンテキストスタック処理用のリソースIDです。
    直接実行する必要はありません。
    また、アクセスコンテキストごとに定義を行うため、必ずデフォルトコンテキストスタック用として定義されるわけではありません。
    platform.tenant.change アカウントコンテキスト スイッチ
    テナント切替用。
    操作対象のテナントを指定されたテナントに切り替えます。
    2014 Spring(Granada) で追加されました。
    platform.tenant.change.stack アカウントコンテキスト スタック
    テナント切替用。
    操作対象のテナントを指定されたテナントに切り替えます。
    2014 Spring(Granada) で追加されました。
    platform.account.stack アカウントコンテキスト/ユーザコンテキスト スタック
    ユーザ切替用。
    操作対象のユーザを指定されたユーザに切り替えます。
    2015 Winter(Lydia) で追加されました。
  • Web実行環境

    <ライフサイクル開始>

    リソースID 説明
    platform.request
    Web実行環境のライフサイクル開始用。
    未認証ユーザのアカウントコンテキストを作成します。

    <ライフサイクル切替>

    リソースID 対象 種別 説明
    platform.login アカウントコンテキスト スイッチ
    一般ユーザログイン用。
    ログイン情報を基に、ログイン状態のアカウントコンテキストを作成します。
    platform.logout アカウントコンテキスト スイッチ
    一般ユーザログアウト用。
    未認証ユーザのアカウントコンテキストを作成します。
    platform.account.updated アカウントコンテキスト スイッチ
    一般ユーザの個人設定再読込用。
    スイッチ前のアクセスコンテキストを元に再読込して、最新化を行います。
    platform.initial アカウントコンテキスト スイッチ
    システム初回アクセス用。
    テナント初期設定専用です。
    まだシステムが未構築の場合に、テナント初期設定用のシステム管理者に変更します。
    platform.admin.login アカウントコンテキスト スイッチ
    システム管理者ログイン用。
    ログイン情報を基に、システム管理者としてログイン状態のアカウントコンテキストを作成します。
    platform.admin.logout アカウントコンテキスト スイッチ
    システム管理者ログアウト用。
    未認証ユーザのアカウントコンテキストを作成します。
    platform.admin.updated アカウントコンテキスト スイッチ
    システム管理者の個人設定再読込用。
    スイッチ前のシステム管理者のアクセスコンテキストを元に再読込して、最新化を行います。
    2014 Spring(Granada) で追加されました。
    platform.device.change クライアントコンテキスト スイッチ
    クライアントタイプ変更用。
    指定されたクライアントタイプへの変更を行います。
    合わせてアカウントコンテキストのテーマIDが変更されます。
    利用する場合は、ClientTypeSwitcher API を利用します。
    platform.device.change.stack クライアントコンテキスト スタック
    クライアントタイプ変更用。
    指定されたクライアントタイプへの変更を行います。
    合わせてアカウントコンテキストのテーマIDが変更されます。
    利用する場合は、ClientTypeSwitcher API を利用します。
    platform.current.department.switch ユーザコンテキスト スイッチ
    カレント組織変更用。
    カレント組織を指定されたユーザの所属組織へ変更します。
    2013 Spring(Climbing) で platform.department.change から変更されました。
  • ジョブ実行環境

    <ライフサイクル開始>

    リソースID 説明
    platform.job.execute
    ジョブネット実行時用。
    ジョブネットの実行開始時に、必要なアクセスコンテキストを作成します。