intra-mart Accel Platform 認可仕様書 第14版 2020-08-01

2. はじめに

本書の目的

本書では認可機構の詳細について説明します。

説明範囲は以下のとおりです。

  • 認可機構の持つ機能の全体像
  • 認可を実現する構造と動作
  • 認可機構のもつ情報の操作と認可要求の方法

対象読者

本書では次の利用者を対象としています。

  • intra-mart Accel Platform の認可設定を管理する運用担当者の方
  • 認可機構を利用するアプリケーションを作成したい開発者の方

本書の構成

  • 認可 概要

    認可機構を提供する上で権限管理をどのようなモデルとしてとらえているかについて説明します。

  • 各機能の詳細

    概要で説明したモデルを実現するために構成を各部毎に説明します。

  • 認可情報管理系

    認可機構で権限管理の源泉となる情報の内容と管理の手段について説明します。

  • 認可要求インタフェース

    認可機構に対して認可判断を依頼するための窓口となる部分について説明します。

  • サブジェクト解決系

    サブジェクトとは単純にはユーザのことですが、認可機構ではユーザを組織やロールといった形でとらえ、認可判断に使用します。こういったユーザに付随する情報を認可機構に提供する仕組みについて説明します。

  • 認可判断機能

    認可機構が内部でどのような方式で権限判定を行っているのかを説明します。

  • 付録

    認可の概念とは直接関わらないものの実装上採用している方針や、認可の拡張として標準的に提供されるものの一覧などを収録しています。

サンプルデータの使用について

本書ではAPIの利用方法の説明などにおいてサンプルコードを掲載しています。

このサンプルコード内で一部IM共通マスタのサンプルデータを使用しています。実際にサンプルコードを実行される場合、サンプルデータセットアップを実行して、IM共通マスタのサンプルデータをセットアップした上でお試しください。